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聖子
これは今から三年前の話です
聖子
私は当時椿とお付き合いをしていました
聖子
その時同棲をしていましたが
聖子
その時の話です
三年前
聖子
ここで今日から住むのね
椿
ああ！楽しみだね
聖子
うん
お風呂を用意しにいく聖子
聖子
きゃー
椿
どうした?
聖子
見て、排水溝
椿
うわー
聖子
ここ、クリーニングしてるよね？
椿
うん
聖子
何でこんなに髪が
聖子
しかも、女よ？
椿
まあ、大丈夫だよ
聖子
気分悪いから寝る
椿
そうかおやすみ
その時聖子はクリーニングをちゃんとしていないと思っておりましたが
聖子
今日は母さん来るから掃除しとこ
聖子
あれ？乃美から電話だ
聖子
もしもし？
乃美
ごめんね？しばらく泊まらせて
聖子
え？
乃美
お願い
聖子
いいけど
聖子の母
お話し中？
聖子
あ、母さん来たから切るね
聖子の母
相変わらず、汚いわね
聖子
椿のせいね
聖子の母
人のせいにしないの、はい、掃除掃除
しばらくして乃美が来た
聖子
今から出掛けてくる
乃美
了解
聖子は母と出かける
乃美
ふうー
乃美
これからどうしよう
乃美
っ、え？
聖子
ただいま
乃美
ね、ね
聖子
どうした?
乃美
今、台所にく、黒い影が
聖子の母
ええ
聖子
ゴキブリかな
乃美
違う
聖子
あ、ネズミかな
乃美
絶対違うから
それから月日が流れ
奈央
お邪魔します
友喜
お邪魔します
聖子
どうぞ
奈央
ね、冷房ききすぎ
友喜
確かに寒い
聖子
え？つけてないよ？
友喜
嘘だろ？夏だよ？
聖子
この部屋は一年中寒いの
奈央
なんか、帰るね？
聖子
え？
友喜
俺も
聖子
え、ちょっと
また別の日
聖子の母
もしもし？
聖子
どうしたの？
聖子の母
お隣から野菜いただいたの
聖子
もらいたいな
聖子の母
あれ？お友達いるの？
聖子
え？
聖子の母
もしかして？乃美ちゃん?
聖子
お母さん冗談はやめて？
聖子の母
え？
聖子
私は今一人だし
聖子
テレビもラジオもつけてない
聖子の母
嘘でしょ？
聖子
嘘つく必要ないでしょ？
聖子の母
だって？
聖子
なんって言ってる？
聖子の母
誰と電話してるのとか
知らない女
誰なの？
知らない女
誰と電話してるの？
知らない女
ね、ね、ね？
聖子
聞こえないし、嫌だな
聖子の母
とりあえず、切るね
聖子
え、ちょっと
また別の日
乃美
それでさ
聖子
まじか
乃美
ね？隣に女のこいる？
聖子
え、ちょっと…
乃美
ん？
聖子
お母さんにも言われた
聖子
けど私一人よ
乃美
えええ
知らない女
誰と電話してるの？
知らない女
切って？
知らない女
電話切ってよ
知らない女
きれきれきれきれ
乃美
怖い怖い
乃美
めちゃくちゃ切れって怒ってる
聖子
もういやだ
外に出る聖子
乃美
だめー
聖子
え?
乃美
中に入って？
聖子
わかった
乃美
椿来るまで電話切らないから
聖子
ありがとう
電話時に女の声が聞こえると言う方は沢山いました
しばらくして、聖子と椿は別れました
家を出る日
聖子
今まで、ありがとう
椿
おう
知らない女
ふふふ
知らない女
また
知らない女
来てね
聖子
え?
椿
ここ
椿
新しい彼女と住みたい
聖子
やめときな
椿
えー
聖子
おしまい
これが実話か作り話か
その事実を知っているのは作者のみ
皆さん
電話時に
声が聞こえたらどうしますか？
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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