りり
待っててね
りり
お母さん
バッ!!! [後ろから誰かに引っ張られて 上に座る]
りり
!!??
りり
…………
りり
よく私がここにいることがわかったね
りり
💛にぃ
???
…………
???
りりこそ
💛
前向いてるのによく僕だとわかりましたね
りり
何年の付き合いだと思ってんの(笑)
りり
なんでここにいんの?
💛
それは…
💛
………
「💛ちゃん!りりちゃんのとこにおやつ持って行ってくれない? ちょっと今お母さん忙しくて無理そうなの!」
💛
(りり、大丈夫かな)
💛
(また前みたいに話せる?)
💛
…………
💛
コンコンコン
💛
りりー?
💛
るぅとだよ
💛
あれ?
💛
入るよ?
ガチャッ
💛
いない…!?
💛
ご飯食べてない…
💛
これは…手紙?
💛
ペラッ
この手紙を見たってことは多分私がいなくなったと気づいたからですよね? 今私は外へ出て散歩してるだけなので心配しないで下さい。 りり
💛
お母さんがお昼ごはんを持って行ったのは14時くらい
💛
でも一つも手を出さないのはおかしい
💛
いつも少しは食べるし…
💛
…………………
💛
ということは、今いない理由は…
💛
……!!!
💛
まさか!
💛
ということです
💛
ここだと思ったのは、近所で雨の日一番自殺しやすそうだったからです
りり
そっか
りり
言ってくれてありがとう
りり
じゃあさ、💛にぃ
りり
離してくれる?ニコッ
💛
嫌です
りり
即答だね(笑)
💛
なんで、言ってくれなかったんですか?
💛
自殺までしようとして
💛
僕ら頼りなかった?
りり
違うよ
りり
私た誰にも相談せず死にたいと思っただけ
💛
いつから?
りり
お母さんが死んじゃった1週間後ぐらいから
💛
めっちゃ前じゃないですか
💛
ずっと苦しかったんですね
りり
うん
りり
でももう楽になれる
💛
死ぬ以外にも一緒に方法考えようよ
りり
簡単に言わないでよ!
りり
この先やりたいことがない
りり
なにをすればいいかわからない
りり
💛にぃも知ってるでしょ、うちの父親のこと
りり
あの人からいつも殴られ、蹴られ、暴言を吐かれ
りり
その度にお母さんと一緒に慰め合ってた
りり
唯一の…心の支えだったのに………
りり
そんなお母さんがいないこの世界は私にとっては楽しくない
りり
生きてたとしても、また暴力の日々
りり
だから…
💛
じゃあ!
りり
ビクッ
💛
じゃあ僕がなる!
💛
[手首を掴む]
💛
僕がりりの支えになる
💛
一生をかけてりりを守る
💛
それでもここから飛び降りるんだったら…
💛
僕も一緒に降りるよ
りり
!?
りり
なに言ってんの!?
りり
💛にぃはまだ生きて!
💛
なんで?
りり
だって💛にぃには悲しむ人がいるじゃん!
💛
じゃありりにも同じことが言えるよ
りり
え?
💛
りりがいなくなると僕が辛くなる
りり
……!
💛
僕だけじゃない
💛
うちの親もお兄ちゃんたちもみんなりりのこと大好きなんだよ
💛
だからさ…
💛
お願いだからさ…死ぬとか言わないでよ…グスン
りり
泣いてるの?
💛
うん…グスン
りり
…私、もっと生きた方がいい?
💛
うん
りり
もっと生きていいの?
💛
うん…!
りり
ポロポロ
りり
ありがとう…ポロポロ
💛
うん
💛
りり
💛
[両手を広げる]
りり
?
💛
おいで
りり
[抱かれる]
りり
う、
りり
゚(゚´ω`゚)゚。ウワーン
りり
心配ヒックかけてヒックごめんなさい…ポロポロ
💛
うん
💛
帰ったらみんなで温かいご飯食べよ?
りり
うん…ヒック
りり
(💛にぃ…すごくあたたかい)
りり
(すごく優しいあたたかさ)
💛
ナデナデ
💛
それじゃあ帰りましょうか
💛
あ、
💛
晴れましたね
りり
ホントだ…
りり
あんなに雨降ってたのに…
💛
綺麗…
りり
うん…
りり
チラッ[💛の方見る]
夕日のせいか
雨の雫のせいか
それとも先程の優しさのせいか
りり
(眩しい…//)
その時に見た💛にぃが 世界で一番輝いてるように見えて
多分この時私は
恋をしたんだ







