WTBL注意
葡萄(sh、sm)
shさんに女の影が見えて喧嘩しちゃう葡萄
でも、仲良し
※R15くらい注意
シャークん
スマイル
スマイルがいつも座る定位置のソファに腰掛ける
今日は久しぶりにスマイルが家に来た
恋人とはいえお互い社会人で同棲してるわけでもないので
ほんとに今日は久々の対面
嬉しさからキッチンに向かう足がステップを踏みそうになる
スマイルのために淹れておいたコーヒーを注ぎ分ける
スマイルの方に砂糖とミルクをたっぷり入れて完成
甘党という訳では無いが、苦いのは飲めないらしい
砂糖とミルクは俺の気分次第だけど、今日は特にたっぷり入れる
ほんとに、そういう気分でふわふわと浮かれていた
シャークん
両手が塞がった俺は白いカーペットに足を踏み入れ腰を曲げる
そして、ガラス張りのテーブルに2つ、コーヒーの入ったカップを置いた
すると、それと同時にスマイルがばっと勢いよく立ち上がった
シャークん
思わずびっくりして声を上げる
驚いた振動で熱々のコーヒーが小さく波打ち揺れた
シャークん
俺の問いかけに答えることなくただ俯いて立っているスマイル
なんか、様子おかしい
さっきは嬉しそうにしてたのに
シャークん
スマイル
拳を強く握って耐えるように立ち続ける
何も発しないスマイルを不審に思い、顔を覗くが避けられてしまう
シャークん
手を掴んで、スマイルをソファに座らせようとした
パシッ
直後大きく乾いた音が響き俺の手は払われた
払い除けられた俺の手が力を失って戻ってくる
シャークん
俺、跳ね除けられた…?
困惑の音をあげるしか無かった
ジンジンと痛い手背を見て固まる
すると今度はスマイルが俺の胸に拳を突きつけた
俺の胸にはスマイルの持っているなにかがコツンと当たった
スマイル
スマイルが俺を強く睨んで聞く
俺は突きつけられたものを見て身体が硬直する
…女物の口紅だ
金色の綺麗な装飾のされている口紅
なんであんな顔をしているのか理解出来た
…疑われてるんだ。
シャークん
疑われているのを感じ取り焦ったように否定する
なんで、こんなもの俺の家に
スマイル
スマイル
シャークん
シャークん
そこまで言ってはっと思い出す
今日の昼、女友達を家に入れた
ちょうど、アニメが1話終わるくらいの時間
ひとりじゃない。男の友達もいて3人だった
きっとそいつのだ
シャークん
シャークん
スマイル
質問攻めされ、軽く警察の聴取を受けているようだ
シャークん
事実だ、俺は事実を伝えた
なのに、スマイルの顔は確信したような呆れたような顔に変わって
どくどくと鼓動が早くなり、崖に追い詰められた気分
事実が、全て裏目に出ているように。
スマイルは悲しそうに言葉を続ける
スマイル
思わずえっ、と声が出る
シャークん
なんだ、どういうことなんだ。
香水?匂いがソファに移った?
でも、ほんとに短い時間しかいなくて…
スマイル
スマイルはグイッと自身の袖を俺の鼻に当てる
甘ったるい、バニラの匂い
俺は思わず目を眩ませた
もちろん、スマイルの匂いではないのはわかった
スマイル
ゆっくり腕を降ろし、そのまま自分の鞄を持ち上げる
スマイル
憎しみが露になった随分低い声で吐き捨てるように言った
その声で俺は持っていた口紅を床に落としてしまう
シャークん
酷く重たく音は響いて、俺は頭が真っ白になった
手が震えて、伝わんなくて
違う、ちがうのに
スマイルが俺の横を通り過ぎる
彼はとても傷ついたような顔をしていた
ここで、帰したらダメ。追いかけなきゃ
真っ白な頭が警告する
俺は振り返りスマイルの手首を掴む
スマイル
スマイルは抵抗した
シャークん
スマイル
掴んだ手首が叩きつけるように振られる
振り払った手に目もくれずそそくさとリビングを出ようとする
シャークん
ぶんぶんと頭を振って必死に腕にしがみつき
同じ言葉をオウムみたいに繰り返す
言いたいこと、いっぱいあって1から説明したいのに。
彼を止めなきゃという気持ちが先走る
シャークん
最後は何故か声が上擦って泣きそうになる
その声で顔をあげたスマイルは驚きながらも、ふっと笑う
スマイル
震えた声でそう言い終わった途端、彼の頬を涙が伝った
彼の涙を見ると、急激に身体が冷えてに胸が苦しくなった
シャークん
急に抱きしめた俺の胸を、スマイルは何度も叩いて
…最後は、小さくなってしまったように収まり泣いた
すんっとティッシュを持ってだいぶ落ち着いた様子のスマイルが目の前に
香水の謎は解けなかったが1から説明し、LINEを見せようやく納得してくれた
スマイルの目をすっかり赤くしてしまった
充血した力の入ってない目元をなぞる
ぴく、と薄い皮膚を揺らしたが先程のように抵抗はしない
スマイル
シャークん
シャークん
俺の腕の中におさまるスマイルは大分しゅんと落ち込んでいて
俺は何も言わずに今よりも力を込める
最悪な状態を想像するくらい血の気が引いた
今、自分の腕の中の体温が本物で良かった
スマイル
シャークん
いやいや、あいつはそんなんじゃないし。
そんな言い訳じみた事が浮かぶのを振り払う
シャークん
変に強がって言い訳零すくらいなら
愛を残す方がよっぽどいいだろう
スマイル
シャークん
俺がキッパリ言うとスマイルは安心したように微笑む
それが俺の脳内でグルグル回ってそのうち胸が鳴る
スマイル
スマイル
スマイル
スマイルは俺の腕からスルッと抜け立ち上がる
俺を見下ろして、ニヤッと笑うスマイル
両手で俺の手も引っ張りどこかに向かおうとする
シャークん
シャークん
スタスタと靴下の滑る音を響かせてスマイルは部屋のドアを開けた
スマイル
つま先を浮かせたスマイルは俺の唇にぬるい感触を残す
シャークん
廊下の壁に手をついて俺もスマイルにキスを返した
スマイル
スマイル
一瞬でこんな溶けた顔しちゃうんだ
久々のスマイル補給でこっちまで熱くなる
シャークん
片手でスマイルの手首を抑え空いた手で服の上から乳首に触れる
スマイル
ぴくりと身体を揺らし腰をくねらす
近くでスマイルの吐く息が熱を帯びて耳に届く
それが堪らなくて、服の上から焦らすのをやめスマイルの肌に手を滑らした
スマイル
スマイルの発する声を聴きながら俺は突起を摘んだり転がしたりした
その度に開発済みのスマイルは身体を震えさせた
スマイル
スマイル
涙目で見てくるスマイルに俺の欲は勝てなかった
シャークん
スマイル
こんなに求めてくるのは珍しい
もはや喜ぶ暇もないくらい俺もスマイルに欲情してる
シャークん
自分のズボンに手をかけ言う
するとスマイルは苦しそうな顔を一瞬崩して返した
スマイル
女が2人を喧嘩させるために口紅置いてったり、香水振り撒いたりしてたってことです!
コメント
18件
あの女許さねぇーって言いたいところだけど葡萄組の喧嘩とか見れたからちょっと許す。
最高すぎです😭💕