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茉白
朱雨
茉白
朱雨
茉白
朱雨
茉白
朱雨はポロシャツの牡丹を一つ開けた。
両手でパタパタと扇ぐ仕草をする。
朱雨
茉白
朱雨
茉白
朱雨
茉白
朱雨
莉奈
茉白
朱雨
莉奈
莉奈
茉白
朱雨の部活の後輩。
名前は、七瀬莉奈ちゃん。
朱雨
莉奈
朱雨
茉白
莉奈
朱雨
莉奈
手を振ったあと、莉奈ちゃんは同級生と学校へ向かった。
朱雨
茉白
私も同じ部活に入ったら良かった。
朱雨はダンス部。私は吹奏楽部。
真逆なのだ。
朱雨
茉白
朱雨
朱雨
茉白
茉白
朱雨
その喜ぶ顔が見られるのなら、私は何でもするだろう。
生命にかけてでも。
朱雨
茉白
そうして、放課後。
茉白
夕暮れ、部活終わりの教室。
窓から頬を撫でる風が入ってくる。
茉白
私は楽器を準備し、吹き始める。
自分の音色が1番好きだ。
茉白
?
茉白
後ろから拍手と共に聞き覚えのある声に惹かれて振り向いた。
茉白
莉奈
茉白
莉奈
___。
茉白
七瀬さんの胸板をトンっと押し、顔をぐいっと近づけた。
莉奈
茉白
行かないと。
茉白
莉奈
私は保健室に向かって息を切らしながら走った。
朱雨みたいに運動音痴ですぐ疲れてしまう。
茉白
先生
茉白
先生
先生が指をさしたベッドに向かった。
茉白
朱雨
起きたかと思えば、ただの寝返り。
茉白
私の演奏を聴くのはあなただけでいい。
あなただけに吹く、音色を。