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主
主
主
初編
千里 眼
前髪の間からキラリと光る星のような瞳。金髪ロングの髪に、ポップな髪飾り。そして無表情。いや、それ以上に……何か妙だ。斉木はすぐに気づいた。
斉木
斉木
昼休み、千里は誰とも話さず静かに席に座っていた。だが、その瞬間――
千里 眼
楠雄の頭に、直接響く声
斉木
「千里 眼(せんり あい)」――彼女の能力は、目を合わせた相手の「思考の視覚化」だった。つまり、相手の考えていることを、イメージとして見てしまう能力。心の中がまるでスクリーンのように、彼女には映るのだ。
千里 眼
斉木
中編
斉木
それはあの日、千里 眼が転校してきて3日目の昼休み。楠雄はいつものように屋上でコーヒーゼリーを食べようとしていた。
斉木
千里 眼
斉木
だが、千里は彼の隣に静かに座るだけだった。特に話すでもなく、ただ空を見上げていた
千里 眼
斉木
千里 眼
斉木
二人の間に、妙な共感が生まれていた
エピローグ
放課後。帰り道、千里が楠雄に言った
千里 眼
斉木
千里 眼
楠雄、ポーカーフェイスのまま全力で心の声を出す
斉木
千里はにっこり、というよりは無表情で微笑んだ気がした
千里 眼
斉木
主
主
主
主
主