絃
、、、(何分たったかな、、)
穂澄瑛人
『お前はここで待ってろ!』
樂夜とお父さんが、リビングの方に入ってから、
何かを切っているような、殴られているような
音ばかり聞こえる
絃
(樂夜、、、無事だよね?)
無事だろうか?
いや、無事なはずがない、
そんなことを忘れようとしても
ガチャ
扉の開いた音で、何かを悟った
絃
、!
穂澄瑛人
入れ
絃
、、、
絃
っ、
そこに見えたのは、ボロボロになって、
手を縄で、縛られている樂夜だった
絃
樂夜、、、
スッ…(ナイフを絃の目の前に出す)
穂澄瑛人
お前がその手で、こいつを殺せ
絃
っ、
絃
い、や、、
穂澄瑛人
いつまで、そんなに綺麗事言うつもりだ!
穂澄瑛人
お前は、この家に生まれた時点でこうなる運命だ!
絃
ッ、、、、、
樂夜
、、い、、と、、ちゃ、ん
絃
っ、
絃
(私が、樂夜を殺す、、?)
絃
(無理だ、嫌だ、)
樂夜を殺す
私が、?
どうやって、?
恩人を、
友人を
人を
殺すしかないの、?
絃
(でも、殺しちゃえば、楽なのかな、、)
絃
(殺しちゃえば、親に褒めてもらえるかな、?)
絃
(殺しちゃえば、いつか汚れてしまう手で樂夜を触らずにいれるかな)
ガシッ(ナイフを手に取る)
絃
、、、
グサッ
絃
っ、、(ごめんね)
数秒後、生温いものが、ナイフから手へと、
そして、鉄の匂いが、、
自分がしたことを痛感した
絃
っ、
タタタッ
絃
はぁ、はぁ、はぁ、、
絃
ひっぐ、、
絃
ぐす、、
絃
ごめんなさい、、ごめんなさい、、、樂夜、、
絃
私が弱いから、、
絃
私が、あの時、遊びを断っていれば、、
この時、私は、何も感じなくなってしまった
14歳という若さで、人を殺した
こんな私が生きていて、いいのだろうか
初めての友達を殺した、私が生きていいのだろうか
そんな罪悪感に押しつぶされた
?
君、こんなとこで何してんの?
そんな時だった






