絃
穂澄瑛人
樂夜とお父さんが、リビングの方に入ってから、
何かを切っているような、殴られているような
音ばかり聞こえる
絃
無事だろうか?
いや、無事なはずがない、
そんなことを忘れようとしても
ガチャ
扉の開いた音で、何かを悟った
絃
穂澄瑛人
絃
絃
そこに見えたのは、ボロボロになって、
手を縄で、縛られている樂夜だった
絃
スッ…(ナイフを絃の目の前に出す)
穂澄瑛人
絃
絃
穂澄瑛人
穂澄瑛人
絃
樂夜
絃
絃
絃
樂夜を殺す
私が、?
どうやって、?
恩人を、
友人を
人を
殺すしかないの、?
絃
絃
絃
ガシッ(ナイフを手に取る)
絃
グサッ
絃
数秒後、生温いものが、ナイフから手へと、
そして、鉄の匂いが、、
自分がしたことを痛感した
絃
タタタッ
絃
絃
絃
絃
絃
絃
この時、私は、何も感じなくなってしまった
14歳という若さで、人を殺した
こんな私が生きていて、いいのだろうか
初めての友達を殺した、私が生きていいのだろうか
そんな罪悪感に押しつぶされた
?
そんな時だった
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