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転校生～続編～

第1話 - 転校生～続編～

2019年04月07日

#恋愛

#てんこうせい

鳥とイグアナ

※これは「転校生」の続編です。

あれから色々あって、取りあえず家に着いたんだけど、

コイツも連れてきちゃった。

ぽっと出？いやいやおかしいだろ。

男子は当たり前、女子も入れたことないのに。

七瀬

（何か話さなきゃ）

七瀬

（どうしよう。）

喜一

あのさ‥、

七瀬

ん？！何？

喜一

さっきの…、忘れてくれる？

七瀬

え？さっきのって、

七瀬

泣いてたこと？

喜一

あっ言わないであんまり。

七瀬

いいよ。忘れてあげる。

喜一

ありがと

七瀬

だけど１つだけ条件付き。

喜一

条件？

七瀬

私に言ったこと謝って。

七瀬

私も言い過ぎたかもだけど元々は君のせいであって…、

喜一

ごめんなさい。

七瀬

…私もごめん。

七瀬

（意外に素直じゃん）

喜一

あのさ…どうしたら普通になれるかな？

七瀬

え？普通？

喜一

だって皆友達いるの当たり前っぽいし。

喜一

俺が普通じゃないのかなって。

七瀬

まあ確かに。

喜一

そこは否定してよ。

七瀬

ごめんごめん(笑)

七瀬

じゃあさ、私が普通を教えてあげる。

七瀬

君意外に素直だし。

喜一

ありがとう。

七瀬

明日私のうちに迎えにきて。

喜一

朝？

七瀬

もちろん。女の子一人じゃ心配でしょ？

喜一

君なら大丈夫そうだけど。

七瀬

いいの！折角男子の友達できたんだからしてみたいの！

喜一

友達？俺らが？

七瀬

え、違う？

喜一

分かんない。

七瀬

多分そうだよ。だってもう悪いこと言ってないじゃん

喜一

確かに。

七瀬

慣れたってことでしょ。

喜一

友達ってこういうこと？

七瀬

うん。

七瀬

え？もしかして今まで一度も出来たことないの？！

喜一

え、そうだけど。

七瀬

ある意味凄いわ。

七瀬

寂しく無かったの？

喜一

そりゃ寂しいよ。

喜一

だけど慣れた。

七瀬

だから悪い口が習慣付いちゃったんだ。

喜一

うん。

七瀬

よし！明日から「ワクワク♪友達作り作戦！」開始だよ！

喜一

なにそれ(笑)

七瀬

あっ！初めて笑った！

喜一

え？え？

七瀬

やっぱ涙も笑顔もあんまり似合わないね。

喜一

泣いたこと忘れてっていったじゃん。

七瀬

ごめんごめん

次の日

ピンポーン

お母さん

七瀬ー？誰か男の子が来たわよー？

七瀬

んー！分かった～

お母さん

え、もしかして彼氏？！

七瀬

んなわけないじゃん。

お母さん

まあそうよね。

七瀬

失礼だよ(笑)

ガチャ

七瀬

ゴメンね待たせた？

喜一

うん。待った。

七瀬

ごめーん

七瀬

じゃ、早速作戦を言うよ？

喜一

ん。

七瀬

最初に仲良くなりたい人を見つける。

七瀬

そしたらその人に、「今暇？」って聞いて。

喜一

うん。

七瀬

もし暇じゃ無かったら諦めて別の人の所へ。

七瀬

暇だったら、自己紹介を軽めにして、その後どんな話題でも良いから何か話して。

七瀬

慣れたらもう友達。

喜一

おお。

七瀬

君の場合上手く行きそうにないけど。

喜一

おい。

七瀬

だってコミュ症でしょ？

喜一

まあ…

七瀬

私は遠くで見守ってるから頑張って。

喜一

ありがとう

七瀬

大丈夫！きー君なら出来るよ！！

喜一

きー君？？

七瀬

えっ。君のあだ名だけど…ダメだった？？

喜一

ううん。

喜一

じゃあ俺は七瀬さんって呼ぶ。

七瀬

七瀬でいいよ～

喜一

じゃあ七瀬。

その時なぜか心臓がバクバクするのが分かった。

七瀬

（私どうしたんだろう。）

喜一

？どうかした？

七瀬

えっううん！

喜一

もしかして呼び捨て慣れてないの？

七瀬

ちっ違うし。

喜一

笑動揺し過ぎ。

七瀬

からかわないで！

喜一

ゴメン

七瀬

（ホントになんなの！）

教室

南

おはよー！七瀬！

七瀬

おはよ

南

って、え？

南

ちょ、七瀬こっち来なさいよ！

七瀬

何？

南

何であの春成といるの？

南

凄く嫌ってたじゃん？

七瀬

まあ色々とありまして…

南

もしかして昨日の昼休みも

七瀬

あ、それは違うよ

南

なんだー安心した。

七瀬

でもちょっとしばらく彼奴といるかも。

南

えーっ！？そんなぁ

七瀬

南も友達になってあげる？

七瀬

結構いい奴だよ。

南

えー、私はいいわ～

南

男遊び酷いと思われそうだし。

七瀬

えっなに私ももしかしてそう思われてるの？！

南

七瀬は論外。

南

だって男子友達少ないじゃん。てかいないじゃん。

七瀬

まあ…

南

私はいっぱいいるもん。

七瀬

なにそれ～(笑)

南

しょーがないなー

南

でもたまには相手してよね～？

七瀬

うん。ごめんね。

南

まあ隣の席にさせたのも私だし。

七瀬

あっそういえば

南

あれはおせっかいだったかも。

七瀬

いい迷惑でした(笑)

七瀬

じゃね！

南

おんー

七瀬

さてきー君！早速やっていくよ！

喜一

う、うん。

七瀬

で、どう？誰か気になる子いる？

喜一

んー、あの子とか？

七瀬

えっ。あの端っこにいる男子？

喜一

うん。あの子なんて名前？

七瀬

えー、クラス変わったばっかだし知らないな～

七瀬

取りあえず話掛けてみたら？

喜一

ん、そうする。

今回の話もここまでです。

また続編も出すので是非読んでみて下さい！！

ご視聴ありがとうございました！

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鳥とイグアナ

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