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どうも~

今回は第3話

めっちゃ長くなってしまいました

前の話の後編だからねー

では 行ってらっしゃい!!

( 。∀ ゚)しらす(?)

田村

お前 それでも侍か?

よォ

久しぶりだな

「田村 小太郎」

田村 小太郎 かつて幼少期時代に共に道場で過ごした 幼なじみ イタズラ好きな晋達の尻拭い(後始末)をしていた

とし

田村 小太郎……

田村

新撰組か……

田村

お初にお目にかかるな

田村

俺はお前ら(新撰組)の味方でも敵でもない

田村

助太刀いたそう

わりぃ 頼むわ

田村

……ところで

田村

銀はどうした

実は……

間一髪 攻撃をかわした

くっ

頬が斬られ血がにじむ

敵の大将

オイオイ

敵の大将

血が出てますよ

フフッ

敵の大将

何がおかしい

敵の服の袖に血が付いている

敵の大将

(返り血か……)

敵の大将

ぐぁっ!!

激しい痛みがそれを否定する

オイオイ

血が出てるぜ

頭でも打ったか?

ニヤリとお返しとばかりに笑った

敵の大将

ぐっ!

おらぁぁぁぁ!!

肩の怪我から回復した銀が襲いかかる

ガンッガン!!ガキィィ!!

もらったぁぁぁぁ!!

がら空きになった胴に打ち込む

何?!

敵の大将

ククッ

なんと服の中に沢山の爆弾が……

それを切り込んだせいで暴発した

敵の大将

フフフ

敵の大将

無駄だ何をしても

爆弾で吹っ飛んだ銀に刀を向ける

敵の大将

終わりだ!!

その刀が銀を貫く

あァ

お前もな

その声は後ろから聞こえた

敵の大将

なに!?

その刀が貫いていたのは銀の羽織だった

うぉら!

敵の大将

ぐあっ

銀に蹴られ刀が手から飛んだ

銀はそれをすぐさま掴むと二刀構えて突っ込んだ

ぁぁぁぁ!!

侍の目がまるで血に飢えた獣のようだ

敵の大将

ぁぁぁぁ!!

爆弾が放り投げられ爆弾する

それでも止まらない

敵の大将

ぐっ

背中の短刀を抜き放ち銀の攻撃を受け止める

メシメシと床が嫌な音をたてる

敵の大将

(なんて力だ、凄まじい!)

敵の大将

カチカチ(懐から出した絡繰を操作する)

(なんだ)

ドオォン!!

(チッ)

(また爆弾か)

うおっ!!

なんと床が爆発四散した

銀が下へと落ちていく

敵の大将

これでアイツも戦えまい

敵の大将

なっ!

うォォォらぁぁああああ!!

銀がガレキの破片に飛び移りながら こちらに向かってきた!!

ウォォォォォォォォ!!!!

敵の大将

ぐっ………

跳んだ勢いをそのまま剣に乗せて突っ込んだ

壁のふすまを突き破り敵の大将を吹っ飛ばした

ぐっ……

(なんだこれ……)

戦いに集中していたため気づかなかったのだろう

己の脚にクナイが刺さっていたことを

クナイとは忍者などが使う飛び道具である

敵の大将

ハァ ハァ……

敵の大将

(何とかなった……)

敵の大将

(あのクナイには痺れの効果の毒が塗ってある)

毒のまわりを遅くするため呼吸するが 上手く体が動かない

ハァ ハァ……

(こりぁ まずいぞ)

(体が震える)

刀を握ろうとするが痺れで手が言う事を聞かない

(まずい 視界が狭く……)

敵の大将

うおお!!

トドメと言わんばかりに短刀を振りかぶる

突然 隣にあったふすまが斬られて黒い影が 飛び込んできた

敵の大将

なんだ!(振り向く)

すると 反対側からも

飛び込んできた影は銀を守るように立ちはだかった

くっ フフッ

遅せぇよ

すまねぇな

このバカのせいで遅くなっちまった

田村

バカじゃない田村だ

てめぇら 揃いも揃って……

まぁ いい

行くぞてめぇら

侍の目をした3人が立ち上がった

3人が剣を持ち構えると……敵の大将は口を開いた

敵の大将

お前らは

敵の大将

なぜ 刀を握る

敵の大将

なぜ そんなに立ち向かう

簡単さ

大切なヤツらを護るためだ

そして……

「「「あのときの日々を取り戻すため」」」

3人は揃えて言った

敵の大将

あのとき……か……

ガシャンと短刀を落とす

敵の大将

……

もう 大将の目には殺意がなかった

……

敵の大将

少し昔話をしていいか

敵の大将

俺はただの家族の一員だ

敵の大将

いや 「だった」の方がいいだろう

小さな農村

敵の大将

俺は政府の役人だった

敵の大将

とても厳しい性格で他の奴らが離れていくほどだ

敵の大将

なので ことさら嫌われた

敵の大将

だが

敵の大将

俺の人生を変えてくれたのは彼女だった

敵の大将

彼女はうた という女性だ

数年前のある日

うた

もう!

うた

アンタでしょ

うた

皆から嫌われてるお役人さん

敵の大将

な、なんだよ

うた

そんな性格だからでしょ!

敵の大将

うるせえ!!

そんな出会いだった

迷惑はかけたくないから振り払おうとした

だが ずっとあとをついてくる

うた

もう!!また無茶したでしょ!

うた

そんな 傷作って!

口を開けばあーだこーだ うるさかった

だが月日だ経つとそこまで嫌気はしなくなった

うた は俺の心の支えとなっていた

うた

あなた皆から嫌われるんでしょ?

うた

じゃ 私が一緒にいます!

うた

何年でもあなたの人生を繋ぎますよ!

敵の大将

……!!

ぶわっと風がふいた気がした

自分が人から愛されるなんて

たとえ人から嫌われようと

これからはこの人のために生きよう

数年後

俺たちは夫婦となり子供にも恵まれた

いや、

恵まれなかった

うた

行ってらっしゃい!

いつものように仕事にでかける

敵の大将

遅くなっちまった

仕事が長引いてしまった

家への道はいつも変わらない はずだった

敵の大将

うっ!

敵の大将

なんだこの匂い!

その匂いは家の方向からだ

気づいた時には勝手に脚が動いて家の前にいた

敵の大将

なっ……!!

うた

………ウ、

うたは血まみれで倒れていた

大きな腹から血が流れていた

何とか声を振り絞って話しかけようとしている

うたの手元には包丁があった

きっと 腹の子供を護ろうとしたのだろう

敵の大将

うた、お前……

うたを抱き寄せる

頭が真っ白になった

うた

ご、めんなさい……

うた

子供を……護ろ……うとしたけ…ど

敵の大将

……っ

俺の目尻から涙がこぼれ落ちる

うた

ダメ……だっ...たみたい……

俺はうたを思いっきり抱きしめた

敵の大将

お、お前は

敵の大将

子供を守れたぜ……

敵の大将

母親として立派に……

声が震える

うた

よ、よかったぁ……

うた

あり...がとう……

うたは俺の腕の中でこと切れた

敵の大将

う、た……

敵の大将

……っ

敵の大将

うた、必ず俺が仇をうってやる

敵の大将

お前の分まで……

数年後

敵の大将

そいつはどこにいる!

敵の大将

(早く倒さなければ)

ある日うたを殺したであろう政府の 役人が見つかった

敵の大将

これで終いだ

役人

ゆ、許してくれ……

敵の大将

無駄だ

敵の大将

俺から家族を奪った罪あの世でを償え!!

ザシュッ!

いつからだろう道を踏み外したのは

敵の大将

ハァハァ……

数年後……

江戸では開国の反逆者、による 大きな戦が起こっていた

敵の大将

クソっ!

敵の大将

どこもかしこも爆発が……

この戦で俺が属していた軍が壊滅した

だが……

攘夷の侍

お前らは強い軍だと聞いた

攘夷の侍

攘夷(反逆)のため共に立ち上がらないか?

敵の大将

俺を助けてくれるのか……

あれは助けでもなんでもない

俺は攘夷のため言われるがまま人を殺し続けた

「本当にしたかった事」さえ忘れて

敵の大将

フフッ

敵の大将

俺はとっくに人を捨てていたのだな

お前は

お前は人間だよ

敵の大将

バカを言え……

いままでの罪を償おうとする

それが人間 いや……

侍の魂だ

敵の大将

そうか……

その時 爆発音が響いた

敵の大将

……

敵の大将

もう時間がない

敵の大将

お前に、銀に頼みたいことがある

なんだ

敵の大将

俺の首を切ってくれ

……!

それは……

敵の大将

俺のことを侍と言ってくれた

敵の大将

だから最後は侍らしく死にたい

……分かった

敵の大将

君にこれを渡す

晋と田村に何か渡す

敵の大将

爆弾の解除キーだ

敵の大将

暴発が続く場合使ってくれ

晋達に力強く伝える

敵の大将

早く逃げろ

敵の大将

必ずこの男は逃がす

……

分かりました

晋達が出ていく

敵の大将

頼む

おう

この男には唯一の報いなのだろう

敵の大将

スゥ……

息を吸うと短刀を腹に刺す

……

敵の大将

最後に……言って……おく……

敵の大将

ありがとう……侍

ザシュッ!と爆音の中に独りの侍の命が断たれた

あの事件から数日後

田村

ったく……

あ?

……

この3人は茶屋でくつろいでいた

田村

あんな無茶にやる必要ないだろうが

いつの話?

忘れたのかよ

そう あの事件の時 敵の大将の首を切った後 暴発が続いて建物が跡形もなく崩れてしまった 銀は爆発の中情けない悲鳴を上げつつ 脱出した

敵の大将の亡骸もろとも 何も無くなった

だが、それでよかったと、銀は思う

アイツは立派な侍だ

最後は侍の目をしていた

……そうだな

田村

さて

田村

俺はそろそろ帰るとするか

田村

そして……銀、晋

あ?

田村

また暴れる時があれば呼べ

田村

尻拭いくらいはしてやろう

くっ‪‪‪w‪w

フフッw

田村

な、なんだ!

相変わらず変わんねぇな!バカ村

田村

バカ村じゃない田村だ!

ククッw

江戸の空に3人の笑い声がひびいた

あいつはこんな日常をのぞんでいたのかもしれない

あいつの後のことは誰も知らない

だが 侍の魂がある限り

絆がある限り

平和が途切れることはない

侍は 明るい日常のために 進む

おかえり!

長くなりました!

どうでしょうか

これで

爆弾テロと絆篇終わりました!

いや……別に長編の名前考えてなかったんじゃn……

ゴホン

では

次は4話でお会いしましょう

4話は日常編(仮)です

ではでは

【連載】「万事ノ剣」

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