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莉瑠
莉瑠
つい独り言を口走る。
誰も聞いていないから良いのだけれども_
莉乃
吃驚して声を漏らす。いつ潜んでいたのだろうか。
莉瑠
莉乃
そう意地悪っぽく嗤う。
其の姿がとても愛らしい。
莉瑠
莉乃
一頻り悩んだ後、口を開く。
莉乃
莉瑠
莉瑠
莉乃
莉瑠
莉乃
莉乃
莉乃
莉瑠
莉乃
莉乃
莉瑠
莉瑠
私の両親は幼い私を残して何処かへ行ってしまった。
多分私に愛なんてなかった。
其の分私は愛を求める。
其の愛を埋めてくれるのが莉乃。
私は莉乃に生きる。
莉乃の為に生きる。
莉乃
返事は返ってこない。
まるで僕が見えていないかのように。
僕は家族から忌み嫌われている。
何をしても家族として見られないから。
家族に見てほしくて自傷行為も自殺未遂もした。
でも何も言われなかった。
もう目に見えていないのだろうか?
みんな居るのに独りに感じてしまう__
独り、『死合わせ』と言う本を読んだ。
内容は只々少女達が問い続ける話だった。
_とは何か、_とは何か……と。物事に疑問を持つ少女達が愛し合う話。
最終的に片方が死んで終わり。
元も子もない話だ。
でも何故か其れが惹きつけられた。
そして_独り明日を迎えた。
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