学校終わり 下校中
いつものように柚葉たちと別れた後…
三ツ谷くんに家まで送ってもらう
三ツ谷
じゃあ、また明日な
夢
うん、ありがとう
夢
また明日
三ツ谷くんと別れた後
いつもならすぐ家に入るのだが…
何気なく、ポストを覗く
ポストの中には…
一通の手紙が入っていた。
夢
(手紙なんて、珍しいな)
部屋に入り、手紙を開く…
夢
…っ!
衝撃で手紙を落としてしまう…
手紙には…
夢、久しぶり。突然ごめん。 もう俺のことなんて、忘れたいよな… あの時のこと、直前謝りたいんだ… 少しでいい。 明日の○時にあの公園で待ってる。 ゆうき
夢
…やっぱり、
夢
あいつ…だったんだっ
♪~ ♪~
夢
ビクッ
突然の着信に驚く…
震える手で携帯をとると…
ディスプレイには 【三ツ谷】と表示されていた。
夢
…もしもし
三ツ谷
お、夢
三ツ谷
いきなり、わりぃな
三ツ谷
今、大丈夫か?
夢
…あ、うん
三ツ谷
八戒たちが明日、
三ツ谷
一緒に学校行こうだってよ
三ツ谷くんの声が頭に入ってこない…
夢
………
三ツ谷
……夢?
夢
あ…いや、ごめん
夢
聞いてなかった…
三ツ谷
夢、どうした?
三ツ谷
何かあったのか?
夢
い、いや?
夢
なにもないよ?
迷惑をかけてはいけないと、 必死に取り繕う
三ツ谷
…夢、何があった
三ツ谷くんの声が、少しだけ低くなる
夢
……
三ツ谷
はぁー…
三ツ谷
今からそっち行くから
三ツ谷
ちょっと待ってろ
夢
え。ちょ…っ
すぐに電話が切れてしまう…
私は、ただ電話が切れた後の携帯を
眺めていることしか出来なかった…
続く…