もっと早くこの電話に気づいてればよかった。
もっと早く沙藍の異変に気づいてればよかった。
今はただ後悔しかない。
桐乃 爽
爽の手にはぼくのスマホが握られている。
風見 伊吹
桐乃 爽
軽くチョップを喰らう。
風見 伊吹
桐乃 爽
女の子…?
風見 伊吹
風見 伊吹
桐乃 爽
わざわざ持ってこなくても良かったのに…w
風見 伊吹
桐乃 爽
ヘラッと笑いながら肘で小突いてくる。
風見 伊吹
爽が言ってることにてきとーに返事をしてスマホの画面を見る。
風見 伊吹
留守電の表示主を見て驚くする。
桐乃 爽
爽が顔を覗き込みながら聞いてくる。
風見 伊吹
そこで爽が肩をガックリと落とした。
風見 伊吹
桐乃 爽
勝手に僕のおじいちゃん殺さないでよ、爽。
桐乃 爽
風見 伊吹
少しドキドキしながら留守電を聞いた。
松野 沙藍
松野 沙藍
松野 沙藍
松野 沙藍
松野 沙藍
松野 沙藍
松野 沙藍
松野 沙藍
松野 沙藍
松野 沙藍
松野 沙藍
松野 沙藍
松野 沙藍
きゃはは!
松野 沙藍
ガタッガタッ
松野 沙藍
松野 沙藍
松野 沙藍
そこで電話は切れていた。
風見 伊吹
桐乃 爽
爽の声なんかに目もくれず、急いで送られた時間を確認した。
風見 伊吹
そして確認したのと同時な沙藍からLINEが来てたのがわかった。
伊吹へ さっきは変な電話しちゃってごめん。 あれでわかったと思うけどさ、私いじめられてんだよね… あの電話も伊吹に最期のお別れしようと思ってたかけたんだ。 今も傷だらけだし…辛いんだ。 もう生きてくの疲れちゃった。 もうやめていいよね? さよなら。 沙藍より
さよ…なら…?
風見 伊吹
沙藍…
風見 伊吹
桐乃 爽
風見 伊吹
顔を伏せたまま急いで校門に向かう。
桐乃 爽
風見 伊吹
手を振る爽に手を振り返した。
ちゃんと笑えてたかな。
風見 伊吹
家に帰ったら案の定みんな泣いていた。
そこで沙藍がもう旅立ったことがわかった。
風見 伊吹
僕がもっと早くに気づいてやればよかった。
風見 伊吹
沙藍との思い出が蘇ってくる。
僕よりも2つ年上のお姉ちゃん。
優しい、僕の幼なじみ。
そして僕の初恋の人。
沙藍に会いたい。
風見 伊吹
部屋の窓を開けると25階分の高さ。
下を覗けばコンクリの駐車場が広がっている。
その窓枠に僕は片足を下ろし、目を瞑った。
どうも、ほうじちゃらて。です。
死ネタ多めですみません。
最後飛び降りるのか、考え直して辞めるのか。
皆様の想像にお任せします。
コメント
8件
うぅ………………切ないし悲しいな……(´TωT`)
今回は、EveSouですかー、神ですね。😑
え……悲し。゜(´∩ω∩`)゜。