何故人は生まれてくるのだろう。
僕は生まれたくて生まれた訳じゃない。
世界がこんなに汚いと分かっていれば生きて生まれてこなかったはずだ。
人は皆言う。
「生きたくても生きられない人が沢山いるんだ」
…わかってる。
わかっているさ。
それでも僕はひたすら夜を待つ他に何も無い退屈な世界なんて生きたくない。
苦しいことや悲しいこと、理不尽なことに死ぬまで耐え抜くのが「生」なら生きていたくない。
繰り返される朝と夜。
仕方なくめくるカレンダー。
僕は惰性で生きてきた。
僕は友達と談笑しながらご飯を食べたり、友達と遊びに行ったり、上手く努力ができ成功できる人間とは違う。
取り柄もなく、短所は見つかるが長所はないような空っぽの人間なのだ。
その上自分と他人を比べ、自分より優れた人間を羨み自分を卑下したりもする。
仕方なく生きてきたこの人生の先にサクセスストーリーがある訳でもラブストーリーがある訳でもないだろう。
きっと待っているのはバッドエンドかサッドエンド。
ハッピーエンドなんてものには程遠いのだから。
僕はもう、こんな下らない人生なんて嫌だ。
逃げてばかりの僕自身も嫌いだ。
そして、そろそろ終止符を打とうと思いたったのだ。
どうせ死ぬなら綺麗な死に方がいいとも思ったがこの僕の体ごと世界から消えたくて、結局電車に飛び込むことに決めてここにやってきた。
…ガタンゴトン……ガタンゴトン
近づいてくる。
…ガタンゴトン…ガタンゴトン
生を乗せた死が、
死のための生が、
ガ タ ン ゴ ト ン
ガ タ ン ゴ ト ン
近づいてくる。
そして、
────今だ
線路に飛び出そうとした時、
誰かが僕の手首を掴んだ。
???
ハル
こんにちは。自転車のペダルで足を擦りむいた藤咲 裕です。 「僕の太陽」を読んで下さりありがとうございます。 この間から♡100を超えたら続きを書くとかほざいておいて1話も進んでいないストーリーが2つ…。 すみません、続きを考える前に新しい話をつい書いてしまうのです…。 申し訳ない…。 ちなみに、この話も続きますので、♡100を超えたら続きを書かせていただきます。 この話続きを是非書かせて頂きたいと思っているので、おもしろいと思ってくださったら、もしよろしければ 積極的に♡を押して頂けると嬉しいです。 よろしければですが、「あなたの人生、代行します。」も覗いてみて くださいな…。 「藤咲 裕」という名前を見つけたら、是非とも見てみてくださいませ…。 またお会いしましょう。 では、失礼します。。。
(「死にたい僕と生の君」というタイトルでしたが酷似したタイトルのマンガがあることを知りひとまず変更しました。完全オリジナルで書きますが、読んだことがないので分かりませんが内容も似ている可能性があります…ご了承ください。)
コメント
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コメントに書き忘れたことがあったので消して書き直しますね。 コメントありがとうございます(^^)続きですが、ここの旧アカウントではなく今コメントを書いているこのアカウントでの投稿となります。また、諸事情によりしばらく続編を投稿できないor遅れるかもしれません…。が、また投稿しますので、よろしくお願いしますm(_ _)m
500達成! 続編待ってます!
そして、旧アカウント(この作品を書いたアカウント)をフォローしてくださっている皆様、現アカウント(今コメントしているこのアカウント)をフォローしてくださっている皆様、ありがとうございます。