陰キャの私の近くにいてくれた、推しへ

なんで、こんなことになったんだろう

そうか、あの人のせいだ。

高木 美緒

あの日、私は転校した

そう、私のお父さんは

いなくなっていた

事故で亡くなった

大好きな、大好きなお父さんだったのに

そして、高木さんは、私をいじめるようになった。

私はものすごく後悔している

あんなこと言わなかったら、いじめられてなかったのに

でも、高木さんは普通のいじめ方ではなかった

いちばん酷いのは水をかけるくらいで、殴ったりはしない

LINEで殴らせろよというのは来るけど

実際はあまり酷くない

靴を引っ掛けられたり、体を弱く叩くだけ

他のいじめっ子達のは痛いけど

高木さんは強く叩いてるつもりで弱い

なんだろう

着替え終わる

ガチャ(ドアを閉める音)

授業が、終わり昼休みになった。

ここからが、ほんとの地獄

私が死にたい理由

高木さんは、来ない

私にも分からない

ほんとに虐めるのが酷いのは高木さんではなく、

AとBだ。

痛い、苦しい、辛いそんな感情がいつしか無くなった

唯一感情が取り戻せる人、それは

Rioだった、

私は、意識を失った