あの日のことは、今でも忘れない。
母
お母さんが泣きながら私に抱きついてくる。
璃恋
笑いながら、私も母の背中に手を回す。
母
そう。まだ少し肌寒い、春の日だった。
璃恋
あの日、私の前にこれでもかと大きく佇むその高校を見て、心を震わせた。
璃恋
期待と、不安の入り交じった心。
母
それでも、ほんの少し、いや、圧倒的に、期待の方が大きかった。
璃恋
そう言って笑うと、私の足元に、1枚の桜の花びらが舞い落ちた。
高校に入学してから約2週間。
友達もできて、それなりに充実した生活を送っている。
るぅと
璃恋
彼の名前は黄田るぅと。こうだ、という割と普通な名前に対し、るぅと、という名前は珍しいと思う。
るぅと
璃恋
ちなみに黄田くんとは同じ学年、同じクラスだけど、敬語を使われるから、私もたまに敬語になってしまう。
るぅと
璃恋
るぅと
璃恋
るぅと
璃恋
るぅと
璃恋
るぅと
璃恋
るぅと
璃恋
るぅと
るぅと
るぅと
璃恋
るぅと
璃恋
思わず大きな声を出してしまい、教室にいた何人かは振り返ってこちらを見ていた
璃恋
るぅと
璃恋
るぅと
ため息混じりに承諾すると、黄田くんはキラキラした笑顔を浮かべ、どこかに行ってしまった。
ほんとに大丈夫なんだろうか…
クラスメイト
璃恋
クラスメイト
璃恋
クラスメイト
璃恋
クラスメイト
クラスメイト
璃恋
クラスメイト
璃恋
璃恋
クラスメイト
璃恋
璃恋
璃恋
璃恋
璃恋
クラスメイト
璃恋
私は太ももの横の手のひらをぎゅっと握った。
璃恋
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!