主
主
主
足取りの覚束無いりうらを抱えながら家路に着く
悠佑
りうら
まだ少し震えている
悠佑
正直、俺もDefenseになりそうだった
悠佑
横で震えるりうらを見る
これ以上、怯えさせる訳にはいかない
怒りたい気持ちをそっと心にしまった
ずっと考えてた
「りうらみたいにSub性が強かったら…!!」
俺だって…
俺だってないくんみたいにSub性が弱かったら、アニキに迷惑かける事もなかったのに
りうら
りうら
りうら
りうら
悠佑
アニキに呼ばれてハッとする
悠佑
悠佑
アニキが俺のおでこを触る
温かい大きな手に安心する
りうら
りうら
りうら
流したくもない涙が流れる
りうら
りうら
りうら
りうら
悠佑
悠佑
優しく話しかけてくれる
悠佑
りうら
ずっとずっと気になっていた事
アニキは俺に合わせてplayをしてくれてる
アニキから俺を求めた事はない
お願い、アニキ
好きじゃないならそれでいいから
俺を
振ってよ
悠佑
守る、べき……
りうら
俺に優しくしないで
俺を汚して
アニキの色に染め上げて
りうら
俺の不安を無くしてよ
悠佑
俺を抱き上げて寝室に向かって行く
怖くない訳じゃない
初めてだし、分からないことだらけだ
だけど
どうしようもなくアニキが欲しいんだ
目が覚めるとアニキはもう隣にいなくて
代わりに下から上がってくるような音がする
起き上がろうと体に力を入れようにも腰が痛くて無理だ
ガチャ
悠佑
りうら
悠佑
悠佑
アニキの手の中にある濡れタオル
ひんやりとしたそれは俺の火照った体を冷ますには丁度良くて
悠佑
りうら
不安が解消されたのだろう、dropになる気配はなかった
悠佑
そう言いながら俺に服を着せていく
りうら
りうら
りうら
悠佑
俺と目を合わせないアニキに言う
悠佑
俺に抱きつくアニキを抱き締め返す
りうら
成り行きで俺を抱いたことに後ろめたさを感じているんだろう
2人で布団に落ちて、また眠りについた
お互いが離れないように、寂しくないように、ぎゅっと強く抱き合って
主
主
主
主
コメント
9件
好きです(唐突)
今回もさいこうです最高です好きです好きですほんとにだいすきですありがとうございました生き返りました理科タヒんでました終わりです(2つの意味で)さようなら…バタンッ………😇😇😇
はあああ好きです(告白) もうほんとに…🤦♀️🤦♀️心理描写が上手すぎますどうやって書いてるんですか…(( 白水編もめちゃめちゃ待ってます!!!!!💓💓