森を全速力で走る凛
凛
凛
凛
任務中に迷ってしまうのは、あまりいいことでは無い
罰が与えられる訳では無いが、 自分自身が責任を感じることになる
その時ー…
助けてッッ
い”やっ!!離して!
凛
助けを求める声が聞こえた
それも一人や2人では無い
凛
凛は走って叫び声のする方へ走った
全速力で
目的地にたどり着いた時
その場は悲惨なものだった
あちこちに転がっている人間の死体
そこらじゅうにちらばった血
死体にはありえないほどの外傷が見られた
周辺の家にも、残骸が飛び散っていた
ここが朝焼村だったのだ
凛
遅かった
あと一歩早ければ、 生存者がいたかもしれない
おそらく村は全滅
朝焼村の人々を守ることは出来なかった
残された任務は魔物殺戮のみ
凛
巨大な怪物にナイフを向けた、 その時ー…
凛
何者かが瓦礫の下から今にも消えそうな声で呟く
住民
住民
助けてくれなかったの
凛
今までの疲労と責任感に限界が来た凛は 今の状況に酷く吐き気を感じた
凛
住民
全員死んだ…ッ”
住民
住民
凛
凛
凛
初めて大失敗を犯した凛にとって、 苦しい言葉だった
初めての状況に、頭が働かなくなる
凛
俺のせいで
何十人もの人が死んだ
俺の…せいで
……いや
凛
俺じゃない
俺なはずがないッ!
悪いのはー…
お前らだ
凛
コメント
2件
お好きにコメントどうぞ(^ω^)_凵
全ての話に25ずつくらい♡が着いたら次出そうと思います😊