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花凪多
花凪多
花凪多
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人物紹介
月咲
瑞稀
陽向
花凪多
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プロローグ
「おれ、◯◯くんが好き。」 まだ小学校低学年の頃のこと。 俺"だけ"男を好きになることが不思議でしょうがなかった。 興奮するのも男、精通をしたのも男。 母親に訊いた瞬間、態度は一変して虐待を受けるようになった。 毎日殴る蹴るの繰り返し。 母親はゲイの人の恋人になったことがあるらしく、その人に裏切られたとか。 父親は黙って見てるだけで、助けてはくれなかった。 俺は耐えられずに家出して、祖母の家に住むことに。 祖母は優しくて、温厚だった。 こんな自分を受け入れてくれた。 だけど学年が上がるにつれて、元々あったいじめがエスカレート。 虐待もいじめも、ゲイがきっかけで。 なら、女装をすればいい。そう考えた。 中学に上がってからは、スカートに足を通したりウィッグを被ったり、メイクをしたりした。 思春期の俺にとっては羞恥心がほとんどだったけど、男性と恋愛ができる。 結果はどうであれ、それだけで幸せだった。 ここまでが、中学卒業までの話。 君の一音で、俺の人生は変わった──
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花凪多
花凪多
花凪多
花凪多