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保健室は、いつも少しだけ匂いが違う。 アルコールと、紙と、眠気みたいな匂い。 あたしはベッドに座っていた。 カーテンの向こうは白い光。
保健室の先生
保健室の先生が言う。 あたしは曖昧に頷いた。 たぶんそうなのかもしれない、と思う。
ドアが開く音。
あい
愛だった。 先生が少しだけ驚いた顔をする。
保健室の先生
あい
愛はすぐに答える。 迷いがない声。 愛はあたしの隣に座る。 ベッドが少し沈む。 距離が近い。 でもあたしはもう、それに驚かない。
あい
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