玻璃
第10話です
玻璃
え?
玻璃
10話…
玻璃
はやっまじか
白羽
早くお話勧めなよ
玻璃
っすね…
玻璃
だんだん神楽家の秘密も明かされていきます
玻璃
それでは!
白羽
どぞ
アナタは神に気に入られているのよ
私が努力してないみたいじゃん
お前ならできるだろう?
私にだってできないことくらいあるし
あら…満点じゃないの?努力が足りないんじゃない?
完璧を押し付けんなよ
どうやら私は
神楽家では完璧でいないといけなかったようで
努力
勉強
これ以外の言葉は私のためにあるものではなかった
それに比べて黒羽は
私と違って
悪い結果を出したらそれまでで
私みたいにもっと完璧を押し付けられるようなことはなかった
そんな黒羽が
ただただ憎かった
数年前
白羽
ッ…ぅ ポロポロ
黒羽
何で…姉さんが泣いてるの…?
白羽
ッ!あんたに…
あんたに分かるわけないでしょ!!!
黒羽
ビクッ
白羽
私のこと何も知らないくせにッ
白羽
努力もしてないくせに…!
白羽
「私だけ可哀そう」みたいな顔しないでよ!!
黒羽
…は?
黒羽
今、努力してないって言った…?
黒羽
姉さんこそッ
あたしのこと何もわかってない!!!
白羽
ッ!!
黒羽
私は努力してる!!
黒羽
誰にも負けないくらい!!ポロッ
黒羽
私は姉さんに勝てないだけ!!ポロポロ
白羽
当たり前でしょ、アンタなんかに負けるような事したら…
私に価値はないじゃない!
黒羽
ッ 何で、そんな事言うの…
姉さんぐらい私の味方で居てよ…
黒羽
私は、姉さんがうらやましい
黒羽
私と違って、何でもできるから…
白羽
…私だって…あ、
黒羽
?
白羽
そんなに私がうらやましいなら
アンタが私になればいい
黒羽
…え?、
黒羽
何言って…
白羽
だって私が羨ましいんでしょう?
黒羽
で、でも
白羽
私達髪の色以外全部同じ見た目だもん
白羽
ばれないよ
黒羽
でも!私、、
白羽
ねえ、黒羽
私と一緒に苦しんでくれるでしょ?
黒羽
(一緒に、苦しむ…)
黒羽
……分かった、
白羽
ふふっ 黒羽ならそういうと思った
それからは
ずっと入れ替わって生活してきた
黒羽として生活し始めると
それまで色のなかった人生に色がついたようだった
玻璃
ここで切ります!
玻璃
では!