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コメント
1件
うわ、第5話めっちゃ緊迫してるやん…! 鍵が本当に合った時の「カチリ」って音、なんだか背筋が冷えたわ。それで肝心の電話の男がソファで待ってるって、あの不気味さよ…。最後の「逃げるか捕まるか」の選択、どっち選んでも罠っぽくてめっちゃ気になる。続き早く読みたい🔥 翠琉さん、この絶妙な焦燥感の演出、痺れるわ〜!
宮下チサ
チサの声が微かに震えていた
梶原ハス
俺は錆びた鍵を拾い上げ、手のひらの中で転がした
金属の冷たさが現実を突きつけてくる
宮下チサ
宮下チサ
宮下チサ
梶原ハス
梶原ハス
俺はわざと強い声を出した
そうでもしないと、俺も恐怖で震えそうだったから
梶原ハス
梶原ハス
梶原ハス
宮下チサ
梶原ハス
梶原ハス
梶原ハス
俺はスマホのカメラを起動し、
床に散らばったチサの荷物と、窓の結束バンドを何枚も撮った
梶原ハス
梶原ハス
梶原ハス
梶原ハス
宮下チサ
宮下チサ
チサは頷くと、震える手で荷物を集めリュックに詰め込んだ
玄関のドアを開けると、外の廊下は相変わらず静まり返っていた
ブレーカーボックスを開けると、やっぱりスイッチが落とされていた
俺がレバーを上げると、室内に明かりが戻る
宮下チサ
チサがスマホの画面を俺に見せてきた
非通知の番号から、メッセージが届いていた
梶原ハス
梶原ハス
俺はスマホで住所を検索しながら呟いた
梶原ハス
梶原ハス
宮下チサ
大通りでタクシーを拾った
チサは後ろの席で、ずっと黙っていた
運転手
梶原ハス
梶原ハス
料金を払って車を降りた
指定された住所の家は、立派な邸宅だった
表札にはたしかに『坂本』とある
宮下チサ
チサが俺の腕をぎゅっと掴んできた
梶原ハス
梶原ハス
俺たちは周囲を警戒しながら、細い路地へと回り込み裏口を探した
扉の奥に、小さなドアが見える
俺はポケットから、あの錆びた鍵を取り出した
カチリ、と音がして鍵が回った
梶原ハス
宮下チサ
梶原ハス
梶原ハス
宮下チサ
宮下チサ
梶原ハス
チサの強い眼差しを見て、俺はため息をついた
梶原ハス
俺はゆっくりとドアを押した
中は、ひんやりとしていた
スマホのライトを床に向けて、1歩ずつ進む
広いリビングへ出た
梶原ハス
俺が壁際を探そうとした、その時
カチッ
暗闇の中で「ライターで火をつける音」が響いた
宮下チサ
チサが短い悲鳴をあげる
俺が慌ててライトを音の方へ向けると
梶原ハス
部屋の隅のソファに、1人の男が深く腰掛けていた
男はタバコをくわえ、目を細めて俺たちを見ている
年齢は俺たちと同じぐらい
整った顔立ちだけど、目は冷たかった
男はタバコを灰皿に押し付けながら、楽しそうに言った
その声は、電話で聞いていた声そのものだった
梶原ハス
俺は1歩前に出て、チサを庇った
男は低く笑って、ソファから立ち上がった
男はリビングのテーブルを指さした
梶原ハス
そこには『青いファイル』がポツンと置かれていた
しかし、そのファイルの横にはもう1つ別のものが置かれていた
梶原ハス
宮下チサ
それは透明なビニール袋に入れられた『血のついたナイフ』と
『俺とチサの学生証のカラーコピー』だった
梶原ハス
声が震える
男は悪魔の笑みを浮かべた