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昔昔ある所に
ウィリアムという大きな熊のような男が居ました。
彼は自分の大きな体と恐ろしい顔を怖がる人達のため、村に留まる事はせず、森の中、1人で暮らしていました。
もちろん森の中には危険があります。
時にはウィリアムよりはるかに大きい熊に襲われたり、
毒のある蛇に追いかけられることもありました。
怖いものはそれだけではありません。
森の中には、旅人を狙う山賊などがいるのです。
ですが、誰にもウィリアムを倒す事は出来ませんでした。
ウィリアム
ウィリアムはしだいに、自分がなぜ生きているのかと悩み初めてしまいました。
ウィリアム
ウィリアム
やめ…っ!離せよ!!
近くから声が聞こえました。
ウィリアムは声の聞こえる方へ向かいます。
ノア
山賊
ノア
山賊
山賊
山賊
ウィリアム
山賊
ウィリアム
山賊
山賊
ウィリアムは、山賊を追いやりました。
ウィリアム
ノア
少年が涙ぐんでいるのを見て、ウィリアムは話しかけた事を後悔しました。
ウィリアム
何もせず立ち去ろう、そう思った時でした。
ボスンッ
ウィリアム
少年が抱きついてきたのです。
ノア
ウィリアムは母親以外に抱きしめられるのは初めてでした。
ウィリアム
でも、その少年が泣いているのを放っておく事は出来ませんでした。
ウィリアム
ノア
事情を聞こうとしたものの、少年がまた泣き出してしまいました。
ウィリアム
ウィリアム
ノア
ノア
ウィリアム
母
母
逝こうね
ウィリアム
ノア
ウィリアム
いつの間にか少年は泣き止んでおり、随分時間が経ったのかと焦りましたが、日は沈んでいません。
ノア
ウィリアム
ノア
ウィリアム
ウィリアムの忘れようとしていた記憶が、
少年によって呼び起こされてしまいました。
ウィリアムは地元から出て、ずっと遠くの森に住んでいました。
ウィリアム
ノア
ウィリアム
ノア
ウィリアム
ノア
ウィリアム