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琉貴

久しぶり!

琉貴

皆元気?!

真奈

え…

真奈

どういう事?

琉貴

何だよ笑

琉貴

久しぶりにLINEしたのに

琉貴

そんなに冷たくすんなよ〜笑

違う…そんな事あるわけない…

〜2年前〜

亜美

不在着信

不在着信

真奈

あれ?亜美から不在着信…

真奈

珍しい事もあるなぁ

紫音

不在着信

不在着信

梨花

不在着信

不在着信

達也

不在着信

不在着信

亜美

不在着信

不在着信

真奈

真奈

何?皆電話してきて…

紫音

真奈!頼む!電話出てくれ!

紫音

じゃないと、取り返しのつかない事になってしまう!

真奈

取り返しのつかない事?

私はその日、恋人の琉貴とデートをしていた。

勿論その事はいつもつるんでる4人にも話していた

琉貴とはさっきバイバイしたばかり

亜美

不在着信

不在着信

真奈

も〜!!!!

真奈

今晩御飯食べてるからまた後でじゃあかんの??

梨花

真奈…落ち着いて聞いて

真奈

梨花

琉貴が…

梨花

交通事故で亡くなった…

え?

真奈

何言ってんの?

真奈

冗談でも言っていい事あるやろ?

真奈

笑えんのやけど

ついさっき、琉貴のビックスクーターで家まで送ってもらったばかりだ。

いつも通り琉貴は笑いながら片手で手を振って帰って行った。

そんな琉貴が事故なんて絶対有り得ない…

お母さん

真奈?ご飯中はスマホ禁止って言ってるでしょう?

真奈

お母…さん…

お母さん

どうしたの?顔が真っ青じゃないの

真奈

琉貴が…

真奈

亡くなったって…

お母さん

え?!?!

梨花が冗談で人の彼氏が死んだなんて言う子じゃないって事くらい、小学生の頃から仲が良い私が1番知ってる…

だけど…頭が整理出来ない…

だって…本当についさっき…

お母さん

病院は?!

お母さん…手が震えてる…

真奈

まだ聞いてない…

お母さん

急いで準備して、お友達に病院の名前聞いてすぐに向かいなさい!

亜美

真奈?!

真奈

亜美…どうしよう…

亜美

メモして!「枚方市民病院」!今すぐ向かって!!

…怖い怖い怖い怖い…

イヤや…琉貴…私を置いて行かないで…

お母さん

病院名聞いた?!

真奈

枚方市民病院…

お母さん

良い?気をしっかりしなさいね!

お母さんが冷静でいてくれてる…

私もしっかりせな…

真奈

うん、行ってくる。

〜20分後〜

亜美

真奈!!!

病院に着くと4人が泣きじゃくって私を見つめていた。

その時初めて、私はこれが夢じゃなくて紛れもない現実という事を痛感した。

真奈

琉貴は?どこにおるん?

お医者さん

ご案内致します

白衣を着た男の人に声をかけられ、案内された場所。

…それは…

霊安室

達也

大型トラックと壁に挟まれて…即死やったって…

白い布のような紙のような物を顔に乗せている男の子が目の前に寝ていた。

その布を外すと…見慣れた愛しい人の顔…

だけど…事故で顔が原型を留めていない。

真奈

嘘や…琉貴はこんな顔ちゃうやん!

亜美

真奈…

真奈

そうや!電話したら出てくれるよ!

私はそう言ってポケットからおもむろにスマホを取り出す

真奈

お願い…出て…

プルルルルルルルル

.•*¨*•.¸¸♬

琉貴のスマホの着信音が部屋に鳴り響く

真奈

なんで…なんでよ!!!

真奈

いつも通りバイバイしたのに!!

その場にいた友人4人も、いたたまれない表情で立ちすくんでいた。

それからの事はあまり覚えていない。

告別式や、葬儀が終えて私は家へ戻った。

真奈

まだ一緒にやりたい事めっちゃあったのに…

神様…お願いします…琉貴を返してください…

私の寿命の半分を授けるので琉貴を返してください…

〜現在〜

琉貴

琉貴

あの日、覚えてる?

真奈

忘れるわけないやん!

琉貴

真奈を1人にしてしまってごめん

真奈

なんで琉貴が謝るの?

私はあれから2年ずっと後悔していた。

私があの日、琉貴に家まで送ってもらわんかったら琉貴は今も変わらず隣で笑ってたかもしれない。

あの日、私が「また、離れたくない」と言って抱きついて時間を稼がなければ、琉貴は大型トラックと衝突しなかったかもしれない。

そんな事を2年間毎日思いながら琉貴のいない殺風景な日常を暮らしていた。

琉貴

俺は真奈と出逢えた事に感謝してる。

琉貴

もっと色んな真奈の顔を見てたかった。

琉貴

もっと真奈と色んな景色を見たかった。

琉貴

あの日、俺は真奈にプロポーズをする予定やってん笑

琉貴

しなくて正解やったな☺️

葬儀の日、私は琉貴のお母さんからある物を預かっていた。

琉貴のお母さん

真奈ちゃん、これ琉貴の上着に入ってたの。多分、真奈ちゃんに渡す予定やったと思って…

そう言って渡されたのは私の薬指のサイズピッタリに合わされた婚約指輪。

琉貴

あの日、俺がプロポーズをしなかった理由…分かるか?

やめて…お願い、それ以上は言わないで…

琉貴

紫音が真奈の事が大好きなのは、知ってるやろ?😌

真奈

なんで…

琉貴

俺が死んでから1番近くで真奈を慰めてくれた奴は誰や?

真奈

お願い、そんな事言わないで!

琉貴

真奈、これは俺からの頼み事やねん。

琉貴

俺は真奈を幸せにしてやれなかった。

真奈

そんな事琉貴が勝手に決めつけないでよ!!

琉貴は私の声が聞こえていないのか、聞こえてない振りをしたのか分からないが、そのまま続ける。

琉貴

今日、多分紫音に真奈は呼び出される。

琉貴

その時、紫音の言葉を抵抗せず、受け取ってやってほしい。

琉貴

俺、あいつなら真奈を幸せにしてくれると思ってる。

琉貴

だから、真奈?よく聞けよ?俺はもう真奈の彼氏じゃないんや。

琉貴

真奈の事なんて俺はもう好きじゃないんや。

琉貴

だから、真奈は紫音と幸せになってくれ。

琉貴

頼んだぞ!!

〜1年後〜

真奈

紫音!また寝坊?!?!

紫音

あ〜ごめんごめん笑💧

真奈

もう〜!こんな大事な日に寝坊するなんて有り得へん!!

紫音

ダッシュで向かう!!

お母さん

真奈!ドレスのサイズ大丈夫??苦しくない??

真奈

お母さん聞いてよ〜!紫音寝坊したって!😫

お母さん

紫音君らしいじゃないの😂

〜30分後〜

司会者

新郎新婦のご入場です!

ねぇ、琉貴。見てくれてる?

私のドレス姿、笑って見てくれてる?

琉貴

幸せにならないと死刑やからな!

ありがとう、最愛の人

ありがとう、初恋の人

さよなら、大好きだった人

紫音

真奈、行こか☺️

真奈

うん!

〜END〜

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