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ほとけ
やめて
ほとけ？
は？なにを？w
ほとけ
忘れてるけど、でもきっと僕には大切な人だから
ほとけ
たとえ君が僕と同一人物であってもあの人を貶すのだけは許さない
ほとけ？
なんで？だって君自身が大切だったかもしれない人を忘れてるんだよ？
ほとけ？
だったらその人は「大切」なんかじゃない。ただの友達でしょ？
ほとけ
友達なんかじゃない！その人は…！いふちゃんは！
咄嗟に出た「いふちゃん」という言葉。
誰？誰の名前？分からないから、知らない人？
いや、そんなはずない。僕が名前を呼ぶんだから、関わりはあったはず。
ほとけ？
あーあ、案外早かったね
低くそう呟いた「僕」はさっきまでの服とは全然違う真っ黒なロングコートらしきものを着ていた
ほとけ
君は…誰？
ほとけ？
ま、バレたんだしええよな
堕天
俺に名前なんかない。強いていえば「堕天」
低く唸るような、威圧感を与えるような声でそう呟いた
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