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ぬしー
風の音だけが、屋上に響いていた。
いふはフェンスから少し離れた場所に座り、 膝を抱えて空を見ている。 高いところに来た理由は、はっきりしていた。
——一人になりたかった。
それだけだった。
ないこ(保健室の先生)
背後から聞こえた声に、いふの肩がわずかに跳ねる。 振り返ると、ないこがゆっくり近づいてきていた。 距離を詰めすぎない。走らない。
いふ(生徒会長)
ないこ(保健室の先生)
いふ(生徒会長)
ないこ(保健室の先生)
ないこ(保健室の先生)
ないこは、いふと同じ高さになるように、 少し離れた場所に腰を下ろした。
ないこ(保健室の先生)
いふ(生徒会長)
沈黙が流れる。 責める言葉も、問い詰める言葉もない。
ないこ(保健室の先生)
ないこは静かに尋ねる
いふ(生徒会長)
ないこ(保健室の先生)
いふ(生徒会長)
ないこ(保健室の先生)
肯定の言葉のみ返ってくる
いふ(生徒会長)
いふは言葉を探し、正直に続けた。
いふ(生徒会長)
いふ(生徒会長)
ないこははっきり頷いた
ないこ(保健室の先生)
いふ(生徒会長)
ないこ(保健室の先生)
視線が、フェンスより内側にいることを示す。
ないこ(保健室の先生)
いふは、はっと息を吸った
いふ(生徒会長)
ないこ(保健室の先生)
ないこは落ち着いて言う。
ないこ(保健室の先生)
風が吹き、いふの前髪が揺れる。
いふ(生徒会長)
ないこ(保健室の先生)
いふ(生徒会長)
ないこ(保健室の先生)
いふ(生徒会長)
ないこ(保健室の先生)
ないこは視線を外さず続ける。
ないこ(保健室の先生)
いふの喉が、小さく鳴った。
いふ(生徒会長)
ないこ(保健室の先生)
いふ(生徒会長)
ないこ(保健室の先生)
淡々とした言い方に、いふは小さく笑った。
ないこ(保健室の先生)
いふ(生徒会長)
立ち上がるとき、ないこは一歩だけ近づいた。
ないこ(保健室の先生)
いふ(生徒会長)
ないこ(保健室の先生)
短い言葉だったが、迷いはなかった。 階段へ向かう途中、いふがぽつりと言う。
いふ(生徒会長)
ないこ(保健室の先生)
ない子は即答する
ないこ(保健室の先生)
ないこ(保健室の先生)
いふはその言葉を胸の中で反芻した
屋上は、 一人で追い詰められる場所になりかけた。 でも今日は、 “見つけてもらえた場所”になった。 いふは、下へ向かう階段を、確かな足取りで降りていった。