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交通事故

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交通事故

1 - 突然の別れ

♥

20

2023年02月14日

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えむ

寧々

スクランブル交差点

ふふ、今日も人が多いねぇ…

寧々

ほんと…人酔いしそう

寧々…それ治せよ……

寧々

治そうとして治るもんじゃないから

えむ

あっ!信号青になったよっ!

あぁ…渡ろうか

その時は急に来た

俺の…俺たちの幸せな日常を 壊す何かが________

司くんっ!!!

え、?

えむ

あっ…寧々ちゃんっ、!!!

寧々

っ!!!

きゃあああああああ

だ、誰か!救急車!!

車が突然突っ込んできた。

人も多いスクランブル交差点に 突っ込んだもの、 死者、けが人は多く出た

幸い____いや、これは不幸かもしれない

類!えむ、寧々、!!!起きろ、!

起きてくれっ……!!

俺だけ無事だった。

特に酷い怪我をしているわけでもなく、 類に突き飛ばされ少し 擦り傷が出来た程度だった

類は俺を庇って…飛び出した。

えむも寧々を突き飛ばそうとしたが 遅かった。 だから…えむも、寧々も。

ぐにゃ、という音と共に血を流した

おい…おいっ……!!

類は跡形も無く…えむは頭部が損傷 していた。

だが寧々は助かるかもしれない。 外傷は少ないから、。

それでも頭を強く打ったはずだ

頼む…お願いだ、、!!

どうか寧々だけでも…!!

寧々

つ…かさ……

寧々

ごめ……なさ…いっ……

寧々

も…、だめ……かな、

寧々はそれだけ言って目を閉じた

寧々…寧々!!おい、!

あ、あぁ……あぁ……

サイレンの音が頭に響く

何故神は俺だけ残したのだろうか

せめて俺も行きたかった

寧々だけでも…返して欲しかった

くそっ……

気づいたら俺は病院にいた

やはり俺には命に別状は なかったらしい

えむ達は…俺を置いてったみたいだ

最低っ……泣

類のっ……バカっ…泣

俺は類の冷たく大きな手で ずっと泣いていた______。

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