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ありがとう

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2020年02月04日

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俺は、齋藤 葵。 ぶっちゃけ俺の人生滅茶苦茶だ…

結構式前に、彼女にドタキャンされ 亡くなった母親に1000万円の借金があることが分かり 会社も首になって

こんな人生…早く終わればいいのに…

やっと楽になれる…

ビルの屋上の端に足を進めた…

ふぁ…っと、風邪が吹き、葵の体を押す…

あ、終わった…

そう思った瞬間… バシッ!

いたっ!
え?

???

良かったぁ間に合った…ふぅ

だ、だれ?

???

だれ?って!死のうとしてたでしょ!

え。あ、うん…

???

とりあえず、来て!

……

俺は…謎の女に連れてかれた

な、なんだよ

???

一応、名乗っとくけど!私、奏!

お、俺は葵。

OK!葵ね!

それで、なんだよ?

あんたさぁ、なんで飛び降りようとしてたの?

まぁ。色々とな…

色々って…詳しく教えてよ!

分かったよ。

なるほどねぇ
大変だったんだね…なんかいきなりビンタしてごめんね!

いや、いいよ。お前に助けられたし。ありがとな

とりあえず、落ち着くまで私が今日は、付き合ってあげる!

サンキューな…

1時間経過…

じゃあ!今日は帰るね!!

ほんとにありがとう!

全然大丈夫だよ!あ!

ん?

LINE交換しよう!

お、おう

奏起きてるか?

LINEするの早いね笑笑

別にいいだろ笑笑

まぁいいけど笑笑なに?

明日空いてる?

空いてるよー

どっか行きたいところとか無い?

水族館!!

何で?

マグロが見たいから!!

و( ˙꒳˙ )٩ !oκ

連れてってくれんの??

あたりめぇだろ!今日のお返しだよ!

∠(゚Д゚)/イェーイ!!

笑笑

10時に△△公園集合な!

分かった!

奏〜

葵!お待たせ!

俺も今着いた頃だから待ってねぇよ!笑笑

良かったぁ

何でマグロが見たいんだ?

マグロってさ、水の中にいないと呼吸が出来ないの、だから前を向いて歩き続けてるマグロカッコイイなって!思って!

なるほどなぁ

楽しかったぁ!!

なら良かったわ笑笑

俺は、奏とデートして行くうちに、奏の事を好きになっていた…

そして、奏に告白した…

OKを貰った!!

よっしゃ!!!

数日経ったある日、俺は奏にプロポーズをした

奏!

ん?

俺と結構して下さい!!

……

ごめんなさい……葵とは結婚出来ない。

どう、して?

実は…私ガンなの

え?

葵と会う前に手術してたの、また再発するかもしれないって言われてて…だから…そう長くは生きられない…

……

ごめんね…

いいよ…

え?

奏が!たとえガンだろうと!俺はずっと一緒にいるし、幸せにする!

葵…(泣)

だから…結婚してくれる?

うん!ありがとぉうぅ(泣)

泣くなよ!!奏らしくないぞ!

(泣)

その後、楽しい日々を過ごしていた…

今日は、奏の病状を聞きに来た。

じゃ!俺行ってくるわ!

うん!!

医師

奏さんの…

はい!そうです!

奏の病状はどうですか?

医師

大変言い難いのですが…ガンが再発して…

嘘…

医師

本当です…

で、でも!治るんですよね!手術すれば!治るんですよね!

医師

それは、難しいかと…

何でですか!?

医師

今回のは…手術するにも命の保証は出来ません。

手術しなかったらどの位生きられるんですか…

医師

約、3ヶ月位かと…

…わ、わかり、ました…

医師

少ない間、奥様と一緒に居てあげる方が妥当かと…

そうですか…ありがとう……ございます…

葵!!どうだった?

……

葵?

ん?あ、ごめん

もーう!

良くなってるって!うん…このまま行けば普通の生活が出来るし…再発もないって…!

そ、そう!良かったぁ!

う、うん!そうだな!

そうだ!奏!

ん?

今からウエディングドレス見に行かないか?

いいの!?

おう!行こうぜ!

うん!

葵!どう?

すげぇ!似合ってるよ!!

可愛い!!

やった!

ピンクもいいなぁ!!

ほんとに!?

うん!

ありがとう!

結構式どっち着ようかな!!

俺は…ピンクの方が似合うと思う!!

じゃあピンクにしよ!!

明明後日だな!結構式!

そうだね!

楽しみ!!

私も!

(良かった…このまま行けば!結構式を挙げられる!)

ゲホッゲホッ

大丈夫か?

う、うん!大丈夫!

なら良いけど…

ゲホッゲホッゲホッゲホッ

ほんとに大丈夫か?

うん…だい、じょ、う、ぶ…

バタッ

奏!!おい!!奏!!

救急車!救急車!

奏は、余命宣告から10日早くこの世を去った…

奏…

俺は…奏の葬式で泣き叫んだ…

奏の母

葵君、ありがとう…

いいえ!俺は奏に何もしてやれなかった…

幸せにするって…俺が…俺が言ったのに…ごめんなさい…

奏の母

いいえ…奏は、幸せだったはずよ
はい。

そう言うと、奏のお母さんは手紙を渡してきた。

奏の母

奏からよ…

え?

奏の母

読んでみて。

葵へ これを読んでいるということは、もう私はいないよね。 初めて会った時に突然ビンタしてごめんなさい。 実は、あの時葵の隣で、私も死のうとしてたの… 私も、苦しかったの…でも、涙を流してる葵が居て… 私も、自分の感情に気づけた。 私、苦しいんだな… 私、悲しいんだな… そう気づけた…葵が隣いいなかったら私は居ない。 葵ありがとう! そして、葵が私の病状を伝えに来た時、嘘って分かった。 葵の嘘はチョー分かりやすいもん笑 でも、葵は、私の事認めてくれたし、幸せにするって言ってくれたよね!凄く嬉しかった!こんなに優しい人がいるんだなぁって思えた。 私!幸せだったよ!葵と一緒にいる日々幸せだった! 葵が、仕事に行って居る時だって、いつも電話してきて、心配してくれたよね 仕事に言ってる時も!幸せだった! だから、これからは自分のやりたい事!ちゃんとやるんだよ!! 葵!大好きだよ! 奏より

奏…

泣くなんて…葵らしくない!

え?奏!奏?

私は葵の側にずっといるよ!

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