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結局じゃんけんに負けた莉犬は、 瓶の半分くらいを一気に飲んだ。
りいぬ
_その数分後。
りいぬ
さとみ
え、本当にあの薬、本物なんだ...。 別に二人の話を信じていなかった訳じゃないけど、 急にその"薬"に興味が湧いてきた。 莉犬は顔を真っ赤にして肩を上下に揺らしている。 もしこれを、ころちゃんに飲ませたら...ゴクリ
さとみ
僕はさとみくんから例の薬を受け取った。 瓶を眺めているとさとみくんに帰宅を催促された。
さとみ
...さとみくんの笑顔がなんか怖い。 莉犬もけっこう大変そうだなぁ...なんて、 呑気なことを考えながら、僕は帰路についた。 太陽はすっかり沈んで、辺りは真っ暗だった。 裏話 END ※このあと①の話に続く。