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# 朝起きたら お世話係でした
サーモンのお寿司
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もち
もち
⟡.· 目を覚ますとそこは──
もち
もち
目を覚ますと、俺は狭い部屋の中にいた。
いや、俺ら は
フレント
フレント
狭くて四角い箱のような場所に俺とフレントは閉じ込められている。
成人男性が2人ギッチギチに詰め込まれている。漫画かよ。
フレント
タバコを吸ってた俺と寝起きのフレント。 どちらも気分が優れているはずがない。
もち
もち
フレント
だが、俺に覆い被さるようにして倒れているフレントの体制に少しばかり鼓動がなる。
もち
三十路にもなって年下の男に押し倒されたような雰囲気に揺らぐ自分が嫌になる。
フレント
フレント
もち
今のフレントは相当機嫌が悪いらしい。
フレント
フレント
もち
フレント
フレントには申し訳ないがYouTuberとして恋愛事情が一切ない今、人と密着したこの体の心地良さに、もう少しこのままでいたい。なんて思ってしまう。
フレント
彼にそんな気は1ミリたりともないようだが。
もち
フレント
フレント
フレント
もち
雰囲気が変わった。ゴミを見るような目。こんな顔のフレントは初めてだ。
フレント
フレント
やめて嫌だ。さっきまで2人の体温の摩擦で火照っていた体から一気に血の気が引く音がする。
フレント
フレント
もち
フレント
フレント
フレント
俺は起きた途端にこの小さな箱の中にいた。目の前には同じグループのメンバーであるもちという男がいた
普段よく笑わせてくれて、頼りがいのあるメンバーだが、腹が立っていたのと、どうせ言い返してくるだろう という安易な考えから、思ってもいないようなことを口走ってしまった。
フレント
そう言って俺はもちさんの肩を強引に掴み顔を上げさせた。
フレント
顔を上げた彼は今まで見たこともないような顔で涙を流していた。
やばい。直感的にそう思い、慌てて謝る。
フレント
もち
無惨にも、俺の手はふり払われる。
もち
違う。俺はそんなあんたが好きなんだ。 全然嫌だなんて思ってない。
フレント
もち
もち
フレント
もち
あぁ、もう何を言ってもダメなんじゃないか。無駄なんじゃないか。そう思うほど彼の瞳は絶望で濡れている。
フレント
フレント
俺は咄嗟に口付けをしてしまった。
わかってたよ。全部。
俺だけ勝手に高ぶって空回りしていることも。みんなに迷惑ばっかかけてたことも。
わかってた。わかってたのに、いざ言われると涙が止まらない。
おかしいな。笑
フレント
あぁ。もうだめだ。何を言われても気持ちは冷えきってしまっている。
フレント
響き渡るリップ音と共に、 突然口付けをされた。
何を考えているのか。焦りすぎて頭がおかしくなったのか??
フレント
もち
暴力的な荒いキスをされる。下手くそか。さすが童貞。
でも、もう何をされても俺の感情は動かない。屈辱でたまらない。
もち
フレント
頭と肩を抱き寄せられながら舌をねじ込まれる。
やめろ。 もう俺には少し熱が戻ってきていた。これ以上は本当に戻れなくなる。
また、期待して傷ついて今度こそ何も信じられなくなる。
フレント
もち
そんな惨めな願いをかき消すように唾液の混ざり合う音が狭い部屋の中でこだまする。
殺してくれ。俺はメンバーに情けない姿を晒した上に、キスまでしてしまった
フレント
ようやく唇が離れる。どれだけ経ったのかも分からない
開放感と背徳感。それと少しの快感で頭が真っ白になる。
フレント
もち
フレント
フレント
フレント
もち
フレント
まだ少し濡れた頬を拭ってお互いを見つめ合う。
箱から出たら覚えていないかもだし、気まず過ぎて話なんかできないかもしれない。
でも、今フレントと一緒にいて動いた感情や、笑いあったものはきっと本物だから。
フレント
もち