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天才だぁっ!!!(その2)
わたし
わたし
三つ編みの先客に、
声をかけてしまった
わたし
わたし
口をついて出ただけ。
ホントはどうでもよかった。
先を越されるのが、
なんとなく癪だった。
三つ編みの子は、語る。
どっかで聞いたようなこと
三編みの先客
三編みの先客
わたし
わたし
わたし
わたし
わたし
三編みの先客
って三編みの子は、消えてった。
さぁ、今日こそは と靴を
脱ぎかけたらそこに
背の低い女の子
また声をかけてしまった。
背の低い女の子は、語る。
クラスでの孤独を
背の低い女の子
背の低い女の子
背の低い女の子
って
わたし
わたし
わたし
わたし
わたし
わたし
背の低い女の子
と 泣いて
背の低い女の子は、消えてった。
そうやって、何人かに声をかけて
追い返して
わたし自身の痛みは誰にも言えないまま
初めて見つけたんだ。
似たような悩みの子
何人目かに合ったんだ
黄色いカーディガンの子
うちに帰るたびに、増え続ける痣を
消し去ってしまうため
ここに来たの と 言った。
口をついて出ただけ。
ホントはどうでもよかった。
おもっていないこと
でも、声をかけてしまった。
わたし
わたし
ああ、どうしよう
この子は止められない
わたしには止める資格が無い。
それでも、
わたし
わたし
わたし
黄色いカーディガンの子
って
目を伏せたまま消えてった。
今日こそは、誰もいない
わたしひとりだけ
誰にも邪魔されない
邪魔してはくれない。
カーディガンは脱いで
三つ編みをほどいて
背の低いわたしは
今から飛びます。