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無機質な真っ白い天井
機械音だけが響く室内
そっと目を開ける
目の前には看護師であろう女性
こちらに気づき、ハッとした顔で走って出ていく
...？
(な、なんで出ていったんだろう...？)
なんて呑気なことを考えていると
ﾊﾞｧｧｧﾝ!!
「.........？」
突然ドアが勢いよく壁とぶつかり開く
？「＿＿！！！！！！」
少し青みがかった髪に、目にはほくろがある男性。
会ったことは、、ないと思う...
なのに、なのに何故か既視感がある
...っ、...思い出せない、
「......だ、れ？」
自分でもびっくりした
可笑しくなるほどに喉が痛くて、喋る事も儘ならない
痛む喉を抑えながら、そう放った
？「お、覚えて...ないの、？」
「...ｯ...ご、ごめん...なさ、いｯ」
心配、そんな表情をする彼
...きっと私と彼は、”友達”だったのだろう
？「...ぅぅん、大丈夫、大丈夫」
きんとき「俺の名前はきんとき、」
きんとき「覚えててね、！」
そう言ってニコリと微笑む彼
何だか胸がきゅっと締め付けられる
きんとき「ぁ、もうそろそろ行かなきゃ...」
きんとき「またね、＿＿ 」
きんとき「 ﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏ 、」
最後に彼が、言った言葉
その言葉が、聴き取れなかった
しばらくして
ｶﾞﾗﾗﾗﾗ!!
またドアが壁とぶつかる
今度は5人ほどの男性
その中のパンダのパーカーを着た男の子が、 此方に向かって全力で走ってくる
？「あっ、！ちょ...なかむ！！」
どうやらなかむ...という方らしい。
なかむ「＿＿ぁ！泣」
なかむ「心配したよぉぉぉ！泣」
と、抱きついてくる
どうすればいいか分から少し戸惑っていると
？「ちょ！なかむ！！＿＿はなかむのこと 知らないんだからそんな引っ付くな！」
そう言われてなかむさんは引き剥がされる
きっとこの人たちも...”友達”なのだろう
？「...俺たちの紹介するね、？」
コクリ、と頷く
きりやん「俺はきりやん！！ ＿＿からはやんさんって呼ばれてた！」
なかむ「俺はなかむっ！！なかむって呼んで！」
ぶるーく「僕はぶるーくだよーん、 あ、英語で書けばbroooock！☆」
シャークん「俺はシャークん、よくしゃけって 呼ばれてたな、」
スマイル「スマイルだ、すまさん...って呼ばれてたぞ」
......聞けば、
私達は”7人”でゲーム実況者として活動していたらしく
まいんくらふと...というゲームをしていたらしい
......7人？
そう思っていると、
シャークん「...＿＿、」
シャークん「実はな、俺たち5人以外にも一緒に ゲームしてたのが1人いたんだよ、」
シャークん「...っ...、そいつの名前が」
シャークん「.........ｯ」
黙り込んでしまった、
......もしかして
「き...んとき、さん...、？」
5人「...っ！！！」
ぶるーく「な、なんで知ってるの...？」
驚きを隠せないご様子
「...今さっき、此処に来たんです」
「...その時に、紹介してくれました」
何故かこの時から、喉の痛みが急激に無くなって、
流暢に喋れるようになった
きりやん「そっ......か」
顔を見合わせる5人。
スマイル「...良かったな、＿＿ 」
「...？はい...、」
何が良かったのかは分からないが、 自然とそう言ってしまった
スマイル「...よかったな、﹏﹏﹏﹏ 」
でも、
最後に言ったすまいるさんのその言葉
後に私は知ることになるのかもしれない
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
解説Time！
まず、きんときさんと＿＿さんは”恋人”の関係です
なので、きんときさんがニコリと微笑んだ時に胸がきゅっと締め付けられた、記憶を無くしても尚、彼の事が好きになっていたということです
ですが、彼女は交通事故にあってしまいました
その時に、きんときさんが＿＿さんを庇って2人ともトラックに引かれてしまいました
きんときさんは即死、 ＿＿さんは記憶喪失になってしまいます
5人がびっくりしていたのは、会えないはずの きんときさんのことを、＿＿さんが覚えていた、 そして会ったと言った事に驚いていたのです。
そしてきんときさんが最後に言った言葉
＿＿さんには聞こえなかったみたいですが、
「ずっと愛してる」
そう仰っていたのです
彼なりの最後のプロポーズでした
...スマイルさんが、「よかったな、＿＿」 といった所は覚えていますか？
それは、きんときと会えてよかったなという意味です
では最後の「よかったな、＿＿＿＿ 」は何でしょう？
これは、「よかったな、きんとき」です
最後に彼女に会えてよかったな、プロポーズ出来て よかったな、という意味になっています
...、この後がどうなったかって？
それはまた別のお話 ＿＿＿＿
112tapお疲れ様でした！
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