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早坂 叶
篠原 夏目
聞きたくない
この日 私の1年間の片想いも
14年間の人生も
終わった
１ヶ月後
ガラッ
ユウ
かえで
早坂 叶
久しぶり…
スッ
やっぱり私の姿はみえてないんだ…
あの日 交通事故で 私が死んで１ヶ月…
みんなわたしのこと なんて忘れて
もう笑って過ごしているんだね
篠原 夏目
早坂 叶
私の姿が見えるの!?
篠原 夏目
早坂 叶
私がここにいる理由…
早坂 叶
早坂 叶
初恋だったのに…
早坂 叶
フリ方したから…
早坂 叶
私は幽霊になって…
早坂 叶
復讐するために帰ってきたの!!
篠原 夏目
篠原 夏目
復讐でもなんでもうけてやるよ
見てなさいよ夏目くん!!
あんなに冷たくフッたこと 後悔させてやる!!
早坂 叶
篠原 夏目
早坂 叶
篠原 夏目
篠原 夏目
篠原 夏目
早坂 叶
篠原 夏目
早坂 叶
ガサッ
早坂 叶
篠原 夏目
早坂 叶
篠原 夏目
男子A
…裏庭？
女子A
急に…
早坂 叶
早坂 叶
篠原 夏目
とりあえず保健室に連れていこう
早坂 叶
早坂 叶
授業中だったのに呼び出して
篠原 夏目
同じ笑顔だ
夏目くんをすきになった
1年前とー…
早坂 叶
ユウかえで
早坂 叶
人は死んだら星になるでしょ
だから…
ユウ
ユウ
かえで
ウケる!!
早坂 叶
かえで
叶に何か言ってやりなよ
篠原 夏目
素敵な話だと思うけど
男の子なんて苦手だった私が
あの時 夏目くんを好きになったんだー…
早坂 叶
早坂 叶
早坂 叶
早坂 叶
篠原 夏目
早坂 叶
なんでそんなの聞いてるんだろ…
篠原 夏目
早坂 叶
早坂 叶
篠原 夏目
早坂 叶
なんでラジオの砂嵐なんて聴いてるの？
篠原 夏目
早坂 叶
そんなクセあったっけ？
早坂 叶
篠原 夏目
早坂 叶
早坂 叶
どうせ誰にも見えないし…
篠原 夏目
早坂 叶
夏目くんと一緒に帰るなんて 初めてで…
ドキドキしてしまうー…
早坂 叶
女子B
急に呼び出してごめんね
女子B
篠原 夏目
そうだった… 夏目くんモテるんだった…
夏目くんもいつか 誰かを好きになって つきあうんだ…
そして…それは絶対に私じゃない
篠原 夏目
早坂 叶
私なんて告白されたことなかったし
告白してもフラれて…
篠原 夏目
篠原 夏目
早坂 叶
早坂 叶
この1ヶ月私のことなんて忘れてたんでしょ
早坂 叶
私はもう
ふれることも出来ないのに
早坂 叶
篠原 夏目
ヤキモチ妬いて…
夏目くんにひどいこと言って…
私が サイテーだ
天文部の先生
流れ星を耳で観測できるって知ってますか？
天文部の先生
天文部の先生
流れ星が降ったってことなんですよ
「流れ星が降ると死んだ人が生まれ変わるんだって」
ラジオの砂嵐がとぎれる時 流れ星が降る…
じゃあ あの ヘッドホンは…
夏目くんがずっと聴いてたのは…
早坂 叶
早坂 叶
篠原 夏目
早坂 叶
篠原 夏目
早坂が俺に告白するわけない…
何かの罰ゲームだと思って冷たくフッたこと…
篠原 夏目
篠原 夏目
篠原 夏目
生まれ変わる瞬間を聴き逃したくなかった…
ずっと… 星に願っていてくれたの…？
早坂 叶
早坂 叶
私 夏目くんにひどいことばかり…
篠原 夏目
篠原 夏目
篠原 夏目
篠原 夏目
篠原 夏目
早坂 叶
私1人いなくなっても 誰も気にもとめてくれない と思ってた
でも
こんな私でも誰かの心の中で起きていたんだね
篠原 夏目
篠原 夏目
早坂 叶
私はもう消えるね…
早坂 叶
夏目くんはこれからもいきていくんだから…
篠原 夏目
篠原 夏目
俺は絶対忘れないよ
もう
ふれることも できないはずなのにね
夏目くんの手が あたたかい…
…ザザザザ
プツッ
いつかまた きっと会えるよね ーいつか きっとー
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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