振り返るとそこには…
○○
て、テヒョン…
会いたくてたまらなかった人…
テヒョン
久しぶり○○
相変わらず美しいテヒョン…
でも何か昔とは違う雰囲気を感じた…
凍えるような冷たい瞳…
○○
企業…成功したんだってね
ほんとうにおめでとう…
ほんとうにおめでとう…
テヒョン
うん…ありがとう
テヒョン
○○もヒョンと結婚して楽しそう
え…?ほんとにこの人はテヒョンなの?
○○
テヒョン…私っ…
テヒョン
俺もう行かなきゃ…またね
○○
テヒョン待って…!
私は彼の腕を掴んで引き止めてしまった
テヒョン
何?
○○
私たち…6年ぶりに会ったんだよ
テヒョン
それがなに?
こんなテヒョン知らない…
○○
え…?
テヒョンは私に会いたくなかった?
テヒョンは私に会いたくなかった?
テヒョン
んー…
会いたくなかったとかじゃなくて
会いたくなかったとかじゃなくて
"○○の事忘れてた"
○○
っ…
知らない…こんなテヒョン…
○○
…そっか、引き止めてごめん
テヒョン
うん、それじゃあ
涙が溢れて止まらない…
○○
会いたかったの…っ
私だけだったんだ…
私だけだったんだ…
ーー テヒョン side ーー
会場へ向かう途中…
招待客1
ソクジンさん奥さん連れて来てる
らしいぞ!
らしいぞ!
招待客2
聞いた聞いた!
1回でいいから見てみたいよな〜
1回でいいから見てみたいよな〜
招待客1
でも変な噂聞くよな…
なんて会話を聞いてしまった…
なるべく○○の事は考えないように していたのに…
テヒョン
っ…
遠くに見える…華奢で小柄な女性
後ろ姿だけでも分かる 俺がずっと会いたくてたまらなかった人…
でも…会いたくない人でもある
○○
あ、すみません…
どうして…彼女は俺の人生に 関わってしまうんだろ
俺を見ると驚いた表情の○○…
なんか…○○さらに綺麗になったな
でもヒョンの妻…
○○…今までごめん
もう苦しい思いはさせないよ
ーー テヒョン side end ーー
ソクジン
○○遅かったね
私が会場へ入ると彼にそう声を掛けられた
○○
ごめんなさい…迷ってしまって
テヒョン
そうだったの?
言ってくれれば俺が迎えに…
言ってくれれば俺が迎えに…
話すのを急にやめる彼
○○
どうしたの…?
ソクジン
○○さぁ…泣いた?
○○
っ…!
episode5 end







