壊楽ゲーム

はないちもんめが終わり、脱出したプレイヤー達は会場に戻ってきた

そして、あーるは次のゲームのルールを説明する

あーるはパチンと指を鳴らし、スクリーンにルールが表示される

ゲーム名：ブラック・ジャック プレイヤー4人とマネキン4体で個人技を行うゲームです。 プレイヤーの皆さんはそれぞれ1人ずつ、バディを組むことができ、バディと協力することが出来ます。 ゲーム開始後、プレイヤー、マネキンとディーラーに手札が2枚配られ手札の合計値が21になるようにカードを追加してもらいます。 プレイヤーやマネキンの手札はスクリーンに表示されますので、全員が閲覧可能です。 カードの追加方法は、ディーラーに申告する(ランダム配布)か、他プレイヤーまたはマネキンを殺してカードを奪うかのどちらかになります。 奪ったカードのうち、不必要なものは捨てることが出来ますが、初期配布とランダム配布のカードは捨てることができません。 手札の合計が21を超えるとバーストします。(脱落) 試合時間は5分で、時間が経過するとディーラーが手札を開示します。 ディーラーの手札の合計との差で得点が決まります。 試合は3回で、試合終了時に得点が低かったプレイヤー2名とそのバディを処刑します。 ゲームの進行は、カードの配布・確認、カードの追加配布、カード強奪、結果発表となります。 また、ブラックジャックを引いた場合、得点は30となります。

あーるはパンっと手を鳴らし、参加者が開示された

《参加者》 悠穂 苗絵 妃那 優馬

悠斗達が話していると、悠穂がやってきた

悠斗達が悠穂に声をかけると、悠穂は少し迷ったような表情を見せ、悠斗達に言った

悠斗達の少し戸惑った様子を見た悠穂は表情を曇らせながら言った

悠斗は思い付いたように言う

心配そうな顔をして悠穂が言う

すると、幽乃が悠穂にとある提案をする

悠斗は悪戯っぽく笑う

2人は、会場へ向かった──

会場に入るとあーるの放送が聞こえた

そして、会場のスクリーンに参加者たちが映し出された

《プレイヤー》 悠穂、悠斗 苗絵、明菜 妃那、梨理 優馬、祐希

目の前には学校の机のようなものが参加者分の4席、そしてその隣にバディ分の椅子が4席

さらにマネキンが座っている席が4つあった

机同士は3mずつ離れていた

プレイヤー達はそれぞれ席に座る

すると、前にあーるが現れた

あーるはプレイヤーやマネキンが座っている席を巡り、それぞれの机に2枚ずつカードを置いた

悠穂の手札はクローバーのAとダイヤの10

既に21(ブラックジャック)となっていた

あまりの豪運に悠斗も驚く

苗絵は1枚カードを貰う

優馬にもカードが1枚与えられる

それからカードを追加する人はいなかった

スクリーンにプレイヤーのカードが表示される

悠穂　♣️A、♦️10（BJ） 苗絵　♦️3、♥️8、♣️5（16） 妃那　♦️8、♦️9（17） 優馬　♣️5、♦️5、♠️9（19） 1　♦️K、♣️J 2　♦️4、♦️5 3　♣️4、♠️2 4　♠️9、♠️10

プレイヤー達はスクリーンを見て、誰を殺してカードを奪うかを考える

掛け声と同時にプレイヤーが一斉に動き出す

明菜が悠穂の元にやってきて、ナイフを振るう

悠穂は間一髪で気付き、避ける

悠穂の声で襲われたことに気付く悠斗

悠斗は明菜のナイフ攻撃を捌きながら明菜に聞く

このゲームは下位2組が脱落する

順位の決め手はディーラーとの点数差

ブラックジャックを引いた悠穂を放置しておけば、点数の近い3人が1枠を求めて争うことになる

それなら、悠穂以外でトップを殺して残り3組で2枠を争えばいいだけになるのだ

明菜はナイフを思い切り振るう

悠斗はそのナイフを交わし、明菜の腕を掴み押さえつける

悠斗は明菜からナイフを奪った

妃那と梨理が悠穂に向かってやってきた

妃那と梨理は2人で悠穂に向けてナイフを突き付けるが、悠斗が割り込み、ナイフを持った腕を掴む

悠穂は2人の手をナイフの柄で叩き、2人の手からナイフを落とす

悠穂の後ろには苗絵がおり、悠穂をナイフで切ろうとしているところだった

悠穂は間一髪で避け、ナイフを持った手を掴む

この騒動で悠斗達が奪ったナイフは床に落ち、明菜達はそれを拾う

悠穂に切りかかろうとしたところで──

強奪タイムが終了し、あーるの指示で席に戻らされた

悠穂+13 苗絵-1 妃那0 優馬+2