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陽太
やっほー、瑞穂
瑞穂
陽太？ あれ、どうしたの？
瑞穂
私のLINE持ってたっけ？
陽太
さっき綾瀬からもらった
瑞穂
そうなんだ
陽太
今日の高校見学どうだった？
陽太
俺、久々に新井先輩に会えてまじよかった
瑞穂
新井先輩ね、より一層かっこよくなってたね
陽太
陽太
だろだろ？
陽太
あれが俺の自慢の先輩！
瑞穂
陽太は新井先輩のこと激愛しすぎ(笑)
瑞穂
かっこいいのは分かるけど、先輩がいるっていう
理由で高校決めるのはどうかと思うよ
理由で高校決めるのはどうかと思うよ
陽太
大丈夫だよ、俺こう見えて勉強はできる方だから
瑞穂
そうだけど・・・
陽太
陽太
瑞穂はさ、なんで北高にいくの？
陽太
やりたい部活があるとか？
瑞穂
・・・そんなんじゃないよ
陽太
じゃあ
陽太
陽太
好きな人がいるから？
瑞穂
え
陽太
瑞穂、俺が気付いてないと思った？
陽太
瑞穂はいつも新井先輩のこと見てたもんね
陽太
俺と話してるときも
瑞穂
瑞穂
バレてたか(´ｰ｀)ｴﾍﾍ
瑞穂
陽太には偉そうなこと言っておいて、
自分はこれなんておかしいよね
自分はこれなんておかしいよね
瑞穂
でも、、、どうしよもないの
瑞穂
陽太から新井先輩の話聞いてたら、好きになってたの
瑞穂
ふふ、先輩には彼女いるのにね
陽太
瑞穂・・・
陽太
俺だったら瑞穂にそんな顔させたりしないよ
瑞穂
え・・・？ 陽太？
陽太
待っててよ、瑞穂
陽太
俺、先輩よりもかっこよくなるから
陽太
春、高校生になるまで待ってて
そして──
高校１年生になった、入学式の日
陽太
瑞穂、入学おめでとう
瑞穂
ありがとう
瑞穂
陽太もおめでとう
陽太
うん
瑞穂
桜、綺麗だね
陽太
うん
陽太
でも、瑞穂も綺麗だよ
瑞穂
・・・！？
陽太
瑞穂。半年前にした約束、覚えてる？
「待っててよ、瑞穂」
「俺、先輩よりもかっこよくなるから」
「春、高校生になるまで待ってて」
瑞穂
──うん、覚えてるよ
陽太
俺の気持ちは、変わらないから
陽太
・・・俺、新井先輩とバスケやりたくてこの高校
選んだって言ってたけど、本当は違うんだ。
選んだって言ってたけど、本当は違うんだ。
陽太
一番の理由は
陽太
陽太
瑞穂がここに来るって言ったから
陽太
瑞穂と同じとこ通いたかったから
瑞穂
陽太・・・
陽太
俺は瑞穂が好きです
陽太
先輩みたいな大人な男になるのはまだ時間かかるけど
陽太
よかったら、、、俺を見てくれると嬉しい、です
陽太
付き合ってくれませんか
瑞穂
瑞穂
私は、新井先輩が好き
陽太
・・・
瑞穂
だった
陽太
えっ？
瑞穂
今は、、、もっと夢中になれる人がいる
瑞穂
私の、目の前に
陽太
・・・！？
瑞穂
咲いたよ、陽太
瑞穂
桜みたいに、私の恋も
陽太
・・・うっそ、まじで！？
瑞穂
ありがとう、追い掛けてきてくれて
瑞穂
私も陽太のことが──好き。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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