理想の俺は''失敗作''

⚠️誤字注意⚠️ ⚠️キャラ崩壊⚠️ ⚠️兄弟パロ⚠️ ⚠️駄目作⚠️ なんでも許せる方のみお読みください🙇‍♀️ パクリ❌ 参考⭕️

あれから8年が過ぎ、俺は国立高校を卒業

医学部のある大学を卒業、そのまま医学院に入った

医学院に入るタイミングで弟達を連れて家を出て、今は4人で暮らしている

今日は久しぶりにみんな予定がない休日だった為

お昼ご飯を食べるついでに外出をしている

こさめちゃんは親指に顎を載せながらそう呟く

俺達も空を見上げたり、影を見つめたり、口を尖らせたりしながら考えた

会えたら……まず何するかなぁ、

考えていたら前から人が来るのがわかった

みこちゃんの方に視線を向けると、よそ見をしていたみこちゃんと歩いてきた人がぶつかりそうだった為

俺はみこちゃんの手を掴んで引き寄せた

らんらんが何かを見て驚いたような声を出した

続けて聞こえてきたのは、兄であるいるまちゃんとひまちゃんの声

こさめちゃんもみこちゃんも目を丸くして驚いていた

俺も思わず口を開けて2人のことを見つめた

まさか話していたことが早くも現実になるなんて。

俺達は通路の端に寄って喜びを分かち合った

弟たちは俺の名前を呼びながら、目をキラキラと輝かせていた

俺は眉を下げ、口元を緩めながら答えた

俺の前を行く逞しい背中

俺は弟達に連れて後を追った

…いるまちゃん、俺も会えてすごく嬉しいんだよｯ！

近くのファミレスに入り、俺達は久しぶりに6人でテーブルを囲んだ

なつはこさめとすちのやり取りを見て、水が入ったグラスを片手に笑っている

俺は大学に入るタイミングで親父に黙って、なつを連れて家を出た

親父と離れて暮らすようになってから、なつはだいぶ笑うようになった

けれど、すち達が居た時よりも笑うことは無く

寂しさがなつ自身を支配しているように見えていた

だけど、今のなつの笑顔はあの時と同じ

すち達が居た時と同じだ。

俺は胸をなでおろし、水を一口飲んだ

俺はグラスを持ったまま視線を外した

なつが教師になったことを聞いた瞬間

みこととらんは手を止め、目を丸くしてなつにそう尋ねていた

こさめはもう高校2年、通学が大変らしい

らんは大学2年、みことは大学1年

らんは自立する為にバイトでお金を貯めていて

みことは軽音のサークルに入って活動しているとの事だった

なつがすちにそう尋ねた時、空気が凍りつくような雰囲気が漂った

嫌な予感がした

すちはグラスを両手で包みながらそう答えた

予感が的中した

あの時、無理を言っても離婚を拒否していれば。

もっと早く、なつとすち達を連れて家を出ていたら。

沢山の思いが溢れた

すちは少し強くグラスをまた包んで、真っ直ぐな声で言った

俺は恐る恐る、理由を聞いた

俺は後悔ばかりだと言うのに、そう答えたすちの理由を聞きたかった

すちは真剣に、今までの事を話してくれた

俺達もまた、今までの事を話した

久しぶりに過ごしたこの時間は、これからの人生において貴重なものであることは違いないと思った。

俺達は遠のいて行く2人の背中を見送った

手を振る4つの影を横目に、俺達も背中を向け歩き始めた

解散をする前、俺達はそれぞれ連絡先を交換した

''これでまた会える''

そう思うだけで喜びが胸を満たす

俺はいるまちゃんと交換した連絡先の画像が映るスマホ画面を見つめ

口元を緩めてスマホをポケットにしまった

ねぇ、いるまちゃん

俺、ものすごく幸せだよ

『理想の俺は失敗作。』

END

if:出会っていたらver.