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空が黒に染まり始め 、 其処らの建物は星のように光る時間

帰りたくないと 思ってしまう自分が居る 。

喧嘩別れした訳でも 無い相手だけれど

気不味いと思わない事は無い筈 。

私も其の感覚に陥っていた 。

お姉ちゃんに ‘ コンビニ行ってくる ’

と伝えてから直ぐ家を出た為 何も着ていない 。

私を通る風が肌寒い 。

風邪を引いたら原因は絶対 此れだと確信できる 。

身を縮め足許を見詰め歩く 。

声が降っていたとも知らずに 。

  

小夜さーん ?

気が付いたのは 呼ばれてから約5回後 。

小 夜

は 、はい っ !

自分が思ったよりも声が出て 裏返ってしまう 。

言葉に出来無い位恥ずかしかった 。

夏 野

寒く無いんですか ?

疑問を持っている相手を見た瞬間 私は自分の目を疑った 。

1番遭いたくないと 思っていたから少し声も出た 。

小 夜

あ 、うん 、否寒い

夏 野

え ? 其れはどっち ?

初めて夏野くんの口調が 砕けた所を見た 。

あの時の私なら 舞い上がっていただろうか 、

今も少し嬉しいだなんて気の所為 。

小 夜

寒い ! から今帰るとこ

頬を緩めるのを 見るのも久し振りだ 。

夏 野

そうですか 、俺も小夜さん家に行きます

一緒に行く ? と聴いても良いのかな

夏 野

一緒に行きましょうか

どうやら夏野くんは 1枚上手だったみたい 。

此処を歩くと 夏野くんとの事がまた蘇る 。

鮮明に色鮮やかに 、 何時だって蘇る 。

出逢った時より ぎこちなさは消えて

まだ少し笑顔を魅せれた 。

夏 野

小夜さん憶えてますか ?

夏 野

俺が告白した時の事を 、未だ憶えてますか

其の言葉に私は俯くように頷く 。

一度だって忘れたことは無い 。

夏 野

俺あの時もですけど

ゆっくり丁寧に、夏野くんらしく 紡がれる言葉は美しい 。

夏 野

ずっと愛してるんです

此の言葉に私は泣きそうだ 。

‘ 好き ’ から ‘ 愛してる ’ に 変化する位想ってくれていた 。

其れは私も夏野くんと一緒だ 。

夏 野

小夜さんが卒業してから
逢えなくなって

夏 野

忘れられ無かったんです

‘ どんなヒトと出逢っても ’ と付け加える 。

うん 、私もそうだよ 。 忘れない終わりたく無いよ

どんどん海に近づいてゆく 歩幅は止まらなかった 。

まだ私達は 目的地に着けない _____ 、

月が綺麗ですね 。

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コメント

10

ユーザー

うそもう次回最終話なの、早いよおお(黙 焦っちゃう小夜ちゃんも、口調砕けちゃう夏野くんも可愛すぎて🤦🏻‍♀️💞 好きから愛してるに変わってるの尊いっっ 最後の文がまだ復縁しきれてない(?)感じで好き‪🫶🏻‪ 楽しみに待ってる!!!

ユーザー

いやいやいや待って欲しい((( は え、え、ねえ完結寂しい() 2回目の告白も月の下かな!? 「 月が綺麗ですね 」とかだったらもう私爆発する自信ある。 どっち?ってなっちゃう夏野君可愛い口調砕けてんの尊い。 最後の文良過ぎて悶える無理( 4日を楽しみに生き延びます( ?

ユーザー

ねえすき

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