シアワセの教授

何も信じたくなかったし

これ以上何も聞きたくなかった

気付いたら俺は

暗闇にいた。

灯りもなく

ただ動けずにいた

声では助けを求めても、

心の底では

このまま誰もいない空間いたいと

願っている俺がいた

誰にも迷惑かけず、

苦しむこともなく、

誰かの時間を取ることもないのなら、

ここにいることを

そう思うと突如空間が歪み

辺りが割れる

壊れ出す。

そう願ってしまうのはおかしいこと？

悪いこと？

らんは悪い子？

誰でもいいから教えて欲しかった。

らんを見て

らんを認めて

愛して欲しかった。

今更そんなこと求めても意味ない？

そう聞きながらも心の底では

どうでもよかった。

そう気づけば

壊れていくことには簡単だった。

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