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ナレーション
このお話はまたねの回想版です
ナレーション
先にまたねを見てね
ナレーション
莉央は亡くなっています
ナレーション
莉央が話し始めたら回想に飛んだと、察してください
良太
一年がたった
良太
僕はお墓参りを済ませ彼女との思い出を歩んだ
良太
いつもの帰り道
良太
一日、一日君の事が好きになっていくのに空回りした
良太
君となんの話をしていたか考えると思い出せない
良太
あの赤いベンチを見ると思い出す
良太
あのとき手が触れ合って
莉央（回想
なんか怖くなっちゃった
良太
彼女のさりげない一言
良太
どういう意味だったんだろうと
良太
莉央の母はあの子はあれから時間を捨てるように生きていたと言っていたがぼくはそうは思わなかった
良太
ただ彼女の笑顔には微かな不安を感じたのはよく覚えてる
良太
どうしたの？
莉央（回想
何が？
良太
いや
良太
なんでも
莉央（回想
えー
莉央（回想
いってよー
良太
素敵な笑顔だね
莉央（回想
なにそれ
莉央（回想
（笑）
良太
また一歩歩くと彼女に会えるんではとおもった
良太
ぼくは孤独を感じた
良太
好きだったんだなっと
ナレーション
莉央がわたしもすきだよ
ナレーション
私が好きだったんだよ
ナレーション
どこかで言っていたが良太には届かなかった
良太
またね
莉央（回想
またね
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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