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心陽
[凜さん。]
心陽
[今、ホテルを出ました。]
竜胆
わかった。
竜胆
そしたら、××っていうホテルまで行けるか?
竜胆
できれば、タクシーとかで。
心陽
[××ホテル…。]
心陽
[遠いですね。]
心陽
[急ぎます。]
竜胆
頼む。
竜胆
…。
『話したいことがあるので、』
竜胆
…なぁ。
竜胆
前に言ってた話したいことってなんだ?
心陽
[…。]
心陽
[前に、梵天の人とホテルまで来たでしょう?]
竜胆
ああ、そうだな。
竜胆
(兄貴と行った時だよな…。)
竜胆
(…あれ。)
竜胆
(あの時、心陽はあんな男物の服って持ってなかったよな…。)
竜胆
(てか、あんなにデカくなかった気が…。)
心陽
[あれ、私の幼馴染みです。]
竜胆
…。
竜胆
(やっぱり…。)
心陽
[今はいないですけど、今度紹介します。]
心陽
[では。]
竜胆
ああ。
竜胆
…。
鶴蝶
珍しいな。
鶴蝶
曲を聞いてるのか?
竜胆
ん?まぁ。
竜胆
鶴蝶も聞く?
鶴蝶
…。
鶴蝶
…いい、歌だな。
竜胆
だろ?
鶴蝶
なんていうか、
鶴蝶
竜胆に似てるな。
竜胆
俺?
竜胆
どこが?
鶴蝶
ここの歌詞の、
鶴蝶
"ミステリアスな君。"とか、
鶴蝶
"この街に、魅力的な貴方二人、凜と咲く。"
鶴蝶
とか。
鶴蝶
蘭と竜胆みたいな感じがするな。
竜胆
…。
心陽(昔)
竜胆って、なんか近寄りがたい。
心陽(昔)
なんか、ミステリアスな感じっていうか…。
心陽(昔)
六本木の、二つの華って感じ?
心陽(昔)
綺麗だと思う。
心陽(昔)
…。
心陽(昔)
うん、格好いいよ。
心陽(昔)
竜胆がこの街にいてくれてよかった。
竜胆
…。
竜胆
そうだな。
竜胆
まぁ、俺のお気に入りの曲だからな。
鶴蝶
そうなのか。
竜胆
…
竜胆
そうだよ。
昔から聴いてきた。
心陽の曲。
竜胆
(俺を曲にするって、…。)
竜胆
(…。)
竜胆
(まぁ、悪い気はしねぇけど…。)
竜胆
ん。
心陽
部屋、空いてないみたいです。
心陽
××ホテル。
竜胆
竜胆
わかった。
竜胆
直ぐに別のホテル調べる。
心陽
私もいくつか調べました。
心陽
--、~~、□□とか。
竜胆
□□なら今日三途たちが行った。
竜胆
まだ帰ってきてねぇから、
竜胆
まだ行くな。
心陽
了解です。
心陽
三途さんが戻ってきたら連絡お願いします。
竜胆
了解。
竜胆
…。
マイキー
…。
竜胆
あ、ボス。
竜胆
明日、俺どこのホテル探しましょうか?
マイキー
…。
マイキー
お前の好きだったヤツを殺すっていうのに、
マイキー
随分協力的なんだな。
竜胆
…。
竜胆
…まぁ、思うところはありますよ。
竜胆
けど、俺がアイツをとったら、
竜胆
多分俺は金がなくなって生きていけない。
竜胆
アイツのことは好きですけど
竜胆
繋がれるかはわからないので。
マイキー
…。
竜胆
もう割り切りました。
マイキー
…そうか。
マイキー
明日はお前は接待だ。
マイキー
それ以外には、九井から聞け。
マイキー
いくつか整理して欲しい書類がある。
竜胆
分かりました。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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