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全然inしてなくて今読んできたけど 感動しております私 神作をありがとう❽⑧❽⑧❽⑧❽⑧
翌年
私が進級してから2ヶ月ほど経ったある日のこと
ザー
ミラ
窓の外は一面灰色でどんよりとした景色だった
ミラ
ミラ
ミラ
最近になって、独り言が増えた気がする
誰も反応しないというのに勝手に喋ってしまう
ザザーッッ
雨がさらに強くなった
外にあるゴミ箱に大粒の雨が大量に当たる音がする
ミラ
薄手のカーディガンを羽織り、その辺に置いてあったバッグを片手に持ち外に出た
外
ミラ
ミラ
ミラ
軽いのか重いのかよく分からない足取りで駅へ向かった
駅前は大混雑していた
ミラ
なあなあそこの姉ちゃん、これから俺達と一杯呑みに行かない?
ミラ
えーノリ悪ー ちょっとくらい良いじゃん
ミラ
ミラ
えー良いじゃん別に!そんなに急いでいるのー?
ミラ
じゃあ呑もうや姉ちゃんやい
ミラ
もうっ、ツンツンしないでよ
ミラ
腕を掴まれた
その時の肌の温もりは気持ち悪かった
手を払おうとしてもなかなか難しい
ミラ
嫌だね
ミラ
やっぱまだ緊張してんのかな?
ミラ
周りの人は見て見ぬふりか気づかない
誰にも助けてもらえやしない
その手を離せ!
ミラ
Mira
ミラ
振り向くともう会えないかもしれなかった皆が居た
カイ
ミラ
憂
ミラ
常子
ミラ
???(天の役人)
ミラ
???(天の役人)
憂
ミラ
常子
カイ
Mira
憂
ミラ
昨年会った時とは違い、皆大きくなり雰囲気も大人っぽくなっていた
カイ
常子
ミラ
憂
Mira
ミラ
現実ではありえないことが目の前で起こったようだ
???(天の役人)
ミラ
???(天の役人)
ミラ
???(天の役人)
ミラ
今の内に逃げようぜ
???(天の役人)
???(天の役人)
???(天の役人)
外はこんな天気だが、私の心は晴れていた
皆にまた会えたからだ
憂鬱だった私の心に傘をさしてくれたのは、皆だった
今までとは違う、人間に戻った皆だった
あつい涙がこみ上がって来たのをぐっと堪え、皆に笑顔を見せた そう、あの頃の純粋な笑顔を───
eternal children.~永遠の子供達~
本編 END