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主人公side
< いつメン(5)
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今日は年に一度の夏祭りの日。
昔から、ぶるーく、シャークん、きんとき、スマイル、そして私の5人で毎年遊びに行っていた。
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何年か前から、大切なものを失ったような、そんな喪失感がある。
それは他の4人も同じようで。
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ただでさえ慣れない浴衣が汗で体に張り付いて気持ちが悪い。
そういえば、今朝の天気予報で今夜は熱帯夜になるって言ってたな…
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風が強く吹いて、浴衣の袖を巻き上げる。
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声が聞こえて振り向くと、いつのまにか背後に誰かが立っていた。
前髪が長く、顔が半分隠れていて、表情が読みづらい。
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そう言うと、その人はゆっくり近づいてきた。
〇〇
なぜか体が言うことを聞かず、私は振り向いた状態で固まったままだった。
その人は私の前まで来ると、体を寄せ、私を抱きしめた。
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だんだんと意識が朦朧としてきて、視界も霞み始める。
〇〇
不思議な香りに包まれたまま、私は意識を手放した。
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気づくと、公園のベンチに寝転がっていた。
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私を覗き込む彼は、今にも泣きそうな顔でそう言った。
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“もうすぐ…もうすぐだよ”
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みんな口々にそんな事を言う。
あれ、私ディスられてるよね
sha
そう言って彼は私の頭を優しく叩いた。
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神社の鳥居の前まで来ると、沢山の人でごった返していた。
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5人の中で1番後ろを歩いていた私の前に、知らない人が割り込んできて、あっという間に4人と逸れてしまった。
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とりあえず人混みから抜けて、道の端に寄る。
神社は山の中にあって、周りは木々に囲まれていた。
薄暗い木の隙間から、優しく風が吹いている。
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木々の間をすり抜ける風が、“あの香り”を微かに運んでいる。
私はその香りに誘われ、仄暗い森に入って行った。