TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

今回はデス・サーティーン辺りがすごい話変わります!苦手な人はカムバック

ホテル 凛々の部屋

凛々

んん……

凛々

ぁ、朝か

凛々

えぇっと……モーニングいつだっけ…確か、7時…半

時計を見ると後10分しかない

凛々

………………

凛々

やばいやばい!ギリじゃん急げッ!

ドタバタと服を来ていく

凛々

えぇっと、ゴムゴムどこいった?!

凛々

あった、急がないとッ!

ゴムをくくろうと伸ばすと力を入れすぎたのかちぎれる

凛々

いだッ……!

凛々

あーもうちぎれたやん、くそッ!(⚠︎イラついて素の関西弁)

凛々

ゴムどうしよう……替えの…ない

凛々

(だー!色々他にも用意しすぎてゴムの存在忘れてたッ!)

凛々

後あるとすれば……

取り出したホル・ホースからのプレゼントを見つめる

凛々

……

凛々

ま、まぁ使わないよりはいいよな

そして朝ごはんを食べ、車も買った

凛々

クーラー気持ちい…ほんと最高

ポルナレフ

クーラーもカーナビも最新の高級車だしな、洒落てるぜ

ポルナレフ

しっかしたまげたなこの国は、どこもかしこも豪邸だらけじゃあねーか!、1件もみすぼらしい家はねーぜ

ジョセフ

うむ、東京なら30億、40億はしそうだな

凛々

ひえ……高

ジョセフ

これがこの国の人々の普通の暮らしらしい、ほんの20年前まで砂漠だったのが石油ショックによる莫大な利益のせいで夢のような都市に成長したのだ

花京院は後ろをずっと眺めていた

凛々

花京院、どうした?

ポルナレフ

また誰かに付けられてる気がするのか

承太郎

………………

花京院

いや、こんな見晴らしが良かったら追ってはすぐ分かるのだが……つい、誰かに見られているような気がしてつい振り向いてしまう

ポルナレフ

あぁ、無理もないぜ俺だってそーさ…色んなスタンド使いがいきなり襲ってくるもんでビクビクしちまってる

ポルナレフ

そーいや凛々、お前その髪留めどうしたんだ?偉い綺麗な奴だが……そんなの付けてたか?

凛々

あー、元々付けてたやつが切れてインドで気に入ったもんを買ったんだよ

凛々

結構洒落てるだろ?

ポルナレフ

いいじゃあねーか、似合ってるぜ!

ジョセフ

うむ、それでこれからのルートじゃが……

淡々と今後のルートを説明していく

ジョセフ

セスナなら儂も操縦できるし旅行日程の短縮にもなる

承太郎

生涯に3度も飛行機で落ちた男と一緒にセスナなんか乗りたかねーな

ジョセフ

………………

凛々

こらこら承太郎……!

凛々

(はぁこの飛行機いじりが愛くるしいよ……!!いいぞもっとしなさい!)

ジョセフ

さっ!それでじゃ、その前に砂漠をラクダで横断してヤプリーンの村まで入ろうと思う、ラクダだと1日で着く

ポルナレフ

ラクダ?!おいセスナは良いが待ってくれ!ラクダなんて乗ったことねーぞ!

ジョセフ

ふっふっふ

ジョセフ

任せろ、わしはよく知ってる、教えてやるよ

ジョセフ

リラックスした気分で安心しておれ

凛々

………………

凛々

(先のことを知ってるから、心配だ)

物々交換をし終わって…

ポルナレフ

ッ〜、くせぇ!

ポルナレフ

どうやって登るんだこれ?3mはあるぞ!

ジョセフ

あのじゃな、ラクダって言うのはまず座らせてから乗るんじゃ!

引っ張ってもラクダは座ろうとしなかった

ジョセフ

ん……?

ジョセフ

ま、まず座らせてから……乗るんだよ

ジョセフ

座らせてから……乗るッ!

何をしても座ろうとしない

ジョセフ

ちょ、ちょっと待っておれ!今すぐ終わらせるからなッ!

ジョセフ

おい!座れ!くぉら座れ!座れ〜ッ!

凛々

や、やれやれ…だなこれは

ポルナレフ

おいおい……本当に乗ったことがあるのかァ?

ジョセフ

わしゃあの「アラビアンのロレンス」を3回も見たんじゃぞ!乗り方はよーく知っとるわい!2回は半分寝ちまったが

ポルナレフ

映画〜?!なにィ〜ほんとは乗ったことねーのかッ!

ラクダはジョセフにヨダレを付けた

ジョセフ

ひ、日焼け止めになるんじゃ、知らなかった?ハッハッハ!

そして色々と続くが…

凛々

(漫画やアニメでは笑いながら見てたけど、これは…苦笑いしかできねぇや)

凛々

…………俺たちはさっきの車あげた人にちゃんと教えてもらおう

花京院

……だな

ジョセフ

よ〜し皆予定通りに乗れたみたいじゃの

ジョセフ

それでは砂漠を突っ切るぞ!

ジョセフ

みんな!北西へ向かって出発進行じゃ〜!

皆バラバラに行ってしまう

ジョセフ

おいおいおい!

そして歩くこと数時間……

砂漠

凛々

(なんだ、俺でも見られてる感覚がする)

凛々

(朝から着いてきてたのはとっくに知ってたけど、こんなに感覚が感じるってことは俺はもしかして観察力が鋭くなった?!)

凛々

(つか、早く倒した方がいいと思うしいつ言うか)

花京院

おかしい、どうにも誰かに見られている気がしてならない

ポルナレフ

おいおい神経質すぎじゃあねーか?ヤシの葉で足跡は消してるし、こんな見渡せる砂漠だぜ?

承太郎

……実は俺もさっきからその気配を感じてしょうがない

ジョセフ

承太郎、調べてくれ

そして調べてみるが……

ジョセフ

不振な動きはなかったか?

承太郎

ねぇぜ

凛々

……待て、気になったことがある

ジョセフ

なんじゃ?凛々

凛々

時間…長くねぇか

花京院

え……?

凛々

太陽がいる時間が!

ジョセフと承太郎はバッと時計を見た

ジョセフ

これは……!

承太郎

8時……だぜ

ジョセフ

ど、どういうことだ?!既に午後8時を過ぎているというのにッ!

ジョセフ

太陽が沈まないッ!

ポルナレフ

おいおい……温度も50から60に上がってくぜ!

ポルナレフ

沈まないどころか…太陽が西からぐんぐん登っている!まさかあの太陽が

ポルナレフ

幽波紋ッ!

凛々

とりあえず日陰に入ろう!このままだと完全にぶっ倒せるッ!

皆は岩の影に急いで入った

ポルナレフ

一日中……いや一晩中、俺たちを蒸し照らしてゆで殺.しにする作戦か……あのスタンドは!

ジョセフ

いや……そんなに時間はかからない、サウナ風呂でも30分は危険とされている

凛々

(俺サウナ普通に結構長く入るからそんなダメなんだって思ってこのシーン見てから気をつけてる…)

ポルナレフ

どうやって戦うッ!クソッタレな温度は70度も超えやがった!、それにあの太陽の幽波紋、近いのか遠いのか分からねーぜ、距離感が全く見えねー!

凛々

でも、こんなに暑く太陽を照りつけてるのなら近距離の可能性はあると思う、俺は

承太郎

…温度がこれ以上上がるってことか

ポルナレフ

まじかよ?!だがラバーズみたいに遠距離の可能性もあるぜッ?!

ジョセフ

それは考えられんッ!力の弱いスタンドなら遠隔操作が出来る、しかしこの太陽のエネルギーは今体験してるとおりッ!本体は絶対どこかにいるはずッ!

ラクダも次々と倒れて行く時…

凛々

(こういう所も短縮していかなきゃな)

凛々

……花京院花京院、あれ

花京院

……ん?

花京院

……………クッ

凛々

ふふ…

花京院

クックックックックックッ……クックッフヒヒヒ…

凛々

クフフ、ハハ……ハハハ

花京院

フッフッフッホハハハフフフフへハハハハフホホアハハハ

ジョセフ

ん?お前さんらどうしたんじゃ?

花京院

フハハッ、クックックッ、ヒヒヒヒヒヘヘヘヘヘ

花京院

ノォホホノホォ

凛々

フハヒッアヒャアハッ

花京院

ヘラヘラヘラヘラアヘアヘアヘ

ジョセフ

な、なに笑っとるんじゃ2人とも……しっかりしろ!大丈夫か!

承太郎

ウヒヒヒ……ウハハハハハハハハハ

ジョセフ

じょ、承太郎ッ!お前も……!

承太郎

フハハハハハハハ

花京院

ハハハクックックックッ

凛々

アハハハハハハ

ポルナレフ

プッ……ウヒヒヒヒヒヒヒヒ、ハハハハハハハハーッ!

ジョセフ

ぽ、ポルナレフ……お前までッ!

笑い声だけが響く

ジョセフ

oh my God!皆暑さにもうやられてしまったのか…?!冷静なのはワシだけぇ……?

ジョセフ

おい承太郎ッ!落ち着けッ!

ジョセフ

気をしっかりもてッ!こんな時こそ冷静になれば必ず勝機はあるはずだッ!

凛々

フヘ…ハハ、ジョースターさん違います

凛々

あの岩と、あちらの岩……見比べてみてください

ジョセフ

ん?……一体何が

凛々

ほら、あの岩は太陽に当たってちゃんと影が右に出ている……なのにあっちは

凛々

太陽に当てられていても影が出来ている、つまり岩も影も対称なんですよ…つーことは

ポルナレフ

ウヒヒヒヒヒ、アホらしー!

承太郎

やれやれだぜ……

スタープラチナ

オラァ!

スタープラチナで対称の1つの岩に石を思いっきりぶつけた

ジョセフ

あっ!空間に穴が空いたぞッ!

承太郎

情けねーじじいだ、俺たちが気づいたというのに1人だけ気が付かなかったのは…暑さのせいにしておくぜ

凛々

はー、ちゃんと夜になったな

ジョセフ

これは……鏡か!

ポルナレフ

砂漠の景色を写しながら鏡の後ろに隠れて尾行していたとは、気が付かなかったぜ

花京院

見てくださいこのメカ、中は結構快適ですよ、エアコンまで付いてる

ジョセフ

えっ、ということはもうやっつけたってことぉ〜?もう終わりぃ?

ジョセフ

こいつの名前も知らないのに、太陽のスタンドはもう片付けちゃったの?

承太郎

中々強い能力の持ち主だが、タネがバレたらアホらしいやつだったな

花京院

さぁ次の目的地へ進みましょう、砂漠の夜は冷えますね

ポルナレフ

ヘックシュンッ!!!

凛々

あはは!ポルナレフくしゃみして……フェックシュッ

花京院

君もしてるじゃあないか……お互い冷える格好してるからだろ

凛々

えぇ、この服かっこよくない?

花京院

全然

凛々

えー……

宿のロビー

ジョセフ

部屋はまた3部屋しかないらしい

ジョセフ

ベッドはどれも2人分だ

花京院

部屋割りはどうします?

凛々

んじゃいつも通り俺は1人でいいよ

ポルナレフ

えー、凛々いつも1人部屋じゃあねーか、たまには2人部屋になろうぜ?

凛々

俺はいいよ、いつも通りでいいんじゃない?

花京院

……何がそんなに嫌なんだ

凛々

えっ?

花京院

僕らが、嫌なのか……それとも

凛々

嫌なわけねぇよ、ただ

凛々

魘されるところ見せたくねぇし

凛々

(これは本心、寝てる時俺は正直寝言を言ってるか分からない、1人部屋だったから…だからもし呟いてて不審に思われたくないし、心配かけられたくない、かけさせたくないんだ、これで何かあるってバレたくねーし)

凛々

(後貴方達と同じ部屋なんて色々とタヒぬッ!!!)

凛々

(それに、少しでも素になれる時間がほしいしね…)

花京院

……本当にそれだけなら、いいが

凛々

それにいびきうるさいって小さい子に言われたことがあってショックで俺それから一人で寝るようになったんだよ

凛々

みんなの睡眠邪魔したくねぇし

花京院

……なら、いいが

宿 部屋

花京院

失礼します

承太郎

来たぜ、じじい

ジョセフ

うむ、では話し合いを始める

花京院

あれ、ポルナレフはいいのですか?

ジョセフ

ポルナレフには後で来るように言っとる、バレたらダメだしの

花京院

……まさか

ジョセフ

あぁ、アヴドゥルの件だ

ジョセフ

エジプトを渡る前の島に合流することにした

ジョセフ

まぁそこでは色々するつもりじゃが……とにかく2人は誤魔化してくれ

花京院

えっ?なんでです?

ジョセフ

変装してるんじゃよ、アヴドゥルが

ジョセフ

だから儂にそれに合わせてくれたらいい、タネ明かしは後からする、そしてその後アヴドゥルが買った潜水艦でエジプトへ行くという予定だ

花京院

潜水艦ッ?!

承太郎

いいぜ、のった

ジョセフ

これは凛々にも後で伝える……

ジョセフ

そしてなんだが

ジョセフ

アヴドゥルにも話した、凛々の事、まぁ予想通りアヴドゥルも怪しいと思っていないらしい

ジョセフ

……だが、隠してるのは確実だ

ジョセフ

だから儂は〜〜〜〜と、思う

花京院

…そうですね、その方がいいです

花京院

僕も彼が何かを抱えているのは正直心配なので

承太郎

その時の方が洗いざらい聞けそうだ

ジョセフ

よし、ポルナレフもそろそろ来る、改めて話し合うぞ

母は私が12の時、妊娠していると言っていた

その時は妹弟ができると思うと少し嬉しく感じたことがあった

だが、母が苦しむ声を毎日聞いたり、しんどくなる時が多かったのか手伝いは多く

色々あり数ミリサイズの時、流産した

そしてそのまま妊娠して欲しくないと思っていた……のに

中二の頃

また妊娠していると聞いた

最悪だと思った

だけどそれを隠した、それは良くないことだと思ったから

嬉しそうなふりをして、母のために部活の回数は減らしたり、手伝いも頑張って

産まれる数ヶ月前に衝撃的なことを聞いた

妹は「障害持ち」だということに

上唇が真っ二つに割れていて脳が割れていないという障害だ

流産して欲しいと何度も思った

何度も……何度も

何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も

だが…不幸にも願いは叶わず生まれてしまった

生まれた赤ちゃんはみすぼらしく見えた

よく泣き、薬を使わないと寝れない

障害で言葉は話せないし、手術して口元は普通になり、1歳になっても大きさ以外はまだ数ヶ月の赤ちゃんのような子だった

よく泣きすぐ起きて食べれもしなくてミルクは鼻に付けたチューブでしか飲めなくて誰かに抱っこを求めてうるさくてうるさくて

お前はいらない子だ

凛々

……

凛々

(俺の妹の夢か)

凛々

(そうだ、今日はマニッシュボーイに関する日…赤ちゃん)

凛々

(嫌だな)

凛々

(……今回、妹”だけ”の夢だったんだ)

凛々

とにかく起きよう…今はやかましいあんな奴らなんて居ないんだ

凛々

……この世界に、ずっと入れるのかな、俺

凛々

(俺はずっとここにいたい、この旅が終わってもみんなと笑っていたい、タヒんでもいい、亡くなったら元の世界へ転生なんてなしで)

凛々

俺はあの世界が……大嫌いだ

凛々

よし、準備するか

凛々

おはよ…ふぁ

花京院

おはよう、凛々…すごい欠伸だな

凛々

なんとも言えない夢を見てね…ちょっと

ポルナレフ

なんか二人気が合うんじゃあねーの?

凛々

え?

ポルナレフ

花京院なんて今日酷かったんだぜぇ、エクソシストみたいに揺れてよ

花京院

その話はもういいだろうッ

少年が騒いでいるところを見ると、犬のむざんな死体が見つかる

凛々

うぐ…

凛々

(ぐ、グロい……これを小さな赤ちゃんがしたと思うと…)

花京院

犬、犬…つい最近も犬の死体を見たような気がする…

ポルナレフ

ひでーことするが俺達には関係ねぇ、行くぜ

何かと揉めあって赤ちゃんと一緒にセスナに乗せようと言う案が出た (色々とカット)

※セスナは原作では4人乗りですが今回5人乗りってことで!

凛々

……一つ質問なんだが、あんたこの子の母親なのか

女性

いいえ?私は新婚になったばかりでこの子の母親ではありません

ジョセフ

えっ?!

女性

泣き声がして、何故かフラフラとそんな気に急になったというか…

凛々

……………

ポルナレフ

おい凛々、まさか赤ちゃんを疑ってるなんてねーよな?

凛々

いや、聞いただけだ

凛々

まぁ母親と話がしたかったが、分からないのなら仕方がない、赤ちゃんに罪は無いし

凛々

連れていきましょうよ

ジョセフ

んーそうじゃの…

承太郎

俺は賛成だぜ、心配なのはじじいの方だ

ジョセフ

おいおいおいおいーッ承太郎!

凛々

とにかく赤ちゃんは俺達が責任をもって病院へ連れていきます

女性

貴方、こんなに幼いのに偉いわねぇ

凛々

…………お、俺これでも17なんすけどーッ!!!

女性

えっ?!あらやだごめんなさいねぇ〜

凛々

うぅ…

ポルナレフ

あははッ!お前ちいせぇもんなぁ!

セスナ

ポルナレフ

なーんかこういう時って眠たくなるよな…

凛々

俺今日は結構平気

花京院

え、いつものび太のように眠る君が?

凛々

しばかれてぇのか…

凛々

あ、そういや俺最近新しい秘密の技みたいなの身につけたんだよ、特訓してさ

ポルナレフ

え、なんだなんだそれ

凛々

ふふーそれはねぇ……

凛々

秘密〜ッ!

ポルナレフ

なんだよそれ!

凛々

あ、なら口に出すよりメモした方がいいだろ、見せてやるよ

凛々

ほら

ポルナレフ

それ日本語だろーがッ!俺とかジョースターさんには分からねぇぜー

花京院

……へぇ、僕もチャレンジしてみようかな

承太郎

ほう……

マニッシュボーイ

………………?

マニッシュボーイは分からない顔をしている、流石に日本語は分からないのだろう

凛々

まぁ学生トリオだけの秘密ってことだな

ポルナレフ

ずりーずりー!ねぇおせーておせーてッ!

凛々

またいつかなー、というか寝るんじゃあなかったのか?

ポルナレフ

あ、そうだった……んじゃなんかあったら起こせよ

花京院

僕も少し……

凛々

おー、おやすみ

凛々

(……うん、良かった…これならいける!)

凛々

ん……俺もちょっと眠いかも

凛々

赤ちゃんのおしめ変えてから寝ていいですか?

ジョセフ

構わんよ、凛々はやたらと赤ちゃんに積極的で助かるわい

凛々

孤児にいた時よく世話してたんで

凛々

オムツ系以外は初めてだが……何とかなるだろ

凛々

窓だけ軽く開けといてください、換気した方が匂いはこもりません

承太郎

分かった

凛々

(えーと…布系だったよな、替えのはあるからこれを使ってまとめて……)

素早く丁寧におしめを変え、綺麗に仕上がった

凛々

よし、こんな感じか

凛々

すっきりしたか〜?ふふ

マニッシュボーイ

きゃっきゃっ!

凛々

あははっ、そっか〜よしよし

凛々

赤ちゃんって太陽のような匂いで心地よくて可愛いし、いいよな

凛々

(妹とかにならなければ……あんなの要らねぇのに)

凛々

…………………………

ジョセフ

分かるぞー承太郎が小さい頃はほんと天使で………………

承太郎

じじい操縦に集中しろ

ジョセフ

ケチィ

凛々

じゃ、赤ちゃん俺寝ちゃうけど何かあったら泣いて起こせばいいからな?よしよし〜

マニッシュボーイ

ぁう〜、きゃうっ!

花京院とポルナレフの様子は顔が歪んできている、きっとデス・サーティーンが出てきているのだろう

凛々

(早く寝なくちゃな……)

凛々

じゃ、また何かあったら呼んでください

ジョセフ

あぁ、ゆっくり休んどけ

凛々

(マニッシュボーイのスタンドの影響か……どんどん…眠りに…………落ちて)

承太郎

…………

死神の夢の中

凛々

ッ……

凛々

(やはり来たか、ここへ!)

凛々

(花京院とポルナレフとは違うタイミングで来たから場所は違うな、とにかく安全で行こう)

凛々

(花京院達は確か……あ!あの観覧車か?)

人影が観覧車から見える、そして誰もいないのか声が響いた

デス・サーティーン

ラリホー、夢の中でタヒねるなんてロマンチックだねぇ

凛々

(まずい…あの台詞は確かポルナレフを仕留めようとする時の言葉だッ!)

ポルナレフ

うお……ぉが

デス・サーティーン

ラリホ〜

凛々

おいおいラリホーってなんだガキンチョ

デス・サーティーン

?!…ちっ、そうだこいつも寝ていたな

凛々

とりあえずポルポルを離して貰うぜッ!

思いっきり蹴りを入れ、ポルナレフを離れさせた

デス・サーティーン

ぐあっ?!

花京院

……り、凛々…君

凛々

細かいことは後回し!とにかく飛び降りるぞッ!

ポルナレフ

はぁ?!

凛々は2人を掴み、大きくジャンプし飛び降りる

ポルナレフ

うわあああッ!!??

下のトランポリンが下敷きになり無事着陸した

デス・サーティーン

待ちやがれこのどちク.ソ野郎が〜ッ!

ポルナレフ

はぁ……はぁ

凛々

軽く逃げたけどすぐバレる、だから淡々と進めるぞ

花京院

進めるって……何を?

凛々

花京院、俺がさっき紙で見せたこと……試したか?

花京院

いいや、今日の夜にしようとしていて…

凛々

そうか、だから…

花京院

?……

凛々

いや、こっちのセリフだよ

凛々

とりあえず、刃物か何か持ってるやつはいるか

花京院

僕は……持っている

凛々

なら2人とも、俺が液体で2人の腕に文字を付けている、その通りに……切れ

ポルナレフ

はぁ?!なんで……って、これ

凛々

もしどちらかが起きた時、これをしてくれ

凛々

そして花京院には付け足している言葉がある……

凛々

正直俺一人じゃ手に負えないし………

凛々

後はどちらかが起きればいい

花京院

まて、君は?!

凛々

俺は”覚えてる”からいいの

花京院

ひとつ聞いてもいいかい?

凛々

何だ?

花京院

いつから見ていたんだ……

花京院

それに、何故幽波紋使いがこいつだと分かった

凛々

あいつが出てくるあたりからここに入った、そして俺には気づいてないっぽかったからあいつの能力を少し見極めたくて

凛々

幽波紋使いがそいつだと思ったのはそいつしかいねぇと思って、遠距離にしてもセスナ中にこんな安定したの作れるかっての

凛々

まぁでもすぐ助けなかったのはごめん、俺が悪かった

ポルナレフ

ほんとだぜぇ〜……俺タヒぬかと

デス・サーティーン

今からタヒぬんだよ、ポルナレフゥ

凛々

ッ?!

ポルナレフ

うわあああッ!!!!

凛々

(多分そろそろ来るはず、そろそろ)

凛々

(来てくれ……!!)

ポルナレフがふわっと消えた

凛々

よしッ!

花京院

ポルナレフが…消えた?!

デス・サーティーン

ちっ、誰かが起こしやがったか

凛々

デス・サーティーン…残念だが戦いはお預けになるぜ

デス・サーティーン

なんだと?

花京院と凛々も段々薄れていく

凛々

ほらな、またなベイビー

デス・サーティーン

はぁ?!待ちやがれッ!このっ!

ポルナレフ

おい二人共起きろ〜!

花京院

んん……何故、僕達は…

凛々

ん……

凛々

(なんとか、夢の中から抜け出せたみたいだな)

凛々

(ポルナレフと花京院に腕に「2人を起こして」って文字を書かせといてよかった、しかも今回は英語にちゃんとしたからね)

凛々

(花京院にはあの言葉も書いたし…)

ポルナレフ

オムツの変え方わかんないから教えてくれよ〜どっちでもいいから

花京院

僕だって知りませんよ……

凛々

(赤ちゃんは、意外と俺の周りではうんちもしたら小便もセットで来るから、さっきは小便来てなくてもしかしたらと思って……ビンゴだったぜ)

凛々

はいはい、俺が教えるから

赤ちゃんを睨みつけると軽く焦ったような顔をした

凛々

(赤ちゃんでも容赦しねーよ…)

ジョセフ

よーし、順調に進んだからこのまま進むぞ〜!

承太郎

おいじじい、そんなにすっ飛ばしたらぶつかるぞ

ジョセフ

大丈夫じゃよこれくらい〜

ポルナレフ

……あ!

そのまま大きな木にストライク!!

ジョセフ

な……なんでこんな所にヤシの木なんかあるのぉ?

承太郎

やれやれ……やはり、こうなるのか

そして夜……

ジョセフ

今飯を作ってるからの

花京院

凛々、少し話をしたい

凛々

おう

2人で人に聞かれない所へ離れていく

花京院

……この傷の事、君ならわかってくれると思うんだが

凛々

……おう、分かるよ

花京院

ほんとかッ!?

凛々

俺が指示したんだ……驚かせたよな、ごめん

花京院

いいや……それは大丈夫だ、ならポルナレフのあの傷も

凛々

一緒だよ、包帯を巻かせたけど

凛々

……花京院、これから言うことを信じて欲しい

凛々

そこに書いてある通り幽波紋使いは……

凛々

あの赤ん坊だ

花京院

「BABY STAND」………

花京院

本当に……そうなのか?

凛々

おう、間違いない、遠距離でもセスナ外から操作できるとは思えないからな

凛々

それに、幽波紋は本体の精神の現れ……幽波紋能力の舞台は遊園地だった赤ちゃんなら子供らしさが出ていて分かりやすいし………強引かもしれないけど

花京院

たしかに……納得だな

凛々

それで花京院、今日やって欲しいことがある

花京院

なんだ?

凛々

スタンドを出したまま寝てみてくれ

花京院

それって…君が紙で教えてくれた身につけた事なんじゃあないのか?たしかに今日の夜しようとしてたが

凛々

実は、出して夢の中に行った時……幽波紋が出た

花京院

何?!

凛々

俺一人なら厳しいが、花京院ならきっとできる

凛々

協力してくれるか?!

花京院

……分かった、協力する

花京院

君はすごいな、なんでもお見通しみたいだ

凛々

……赤ちゃんと言ったって、敵は敵だしな…警戒しとかねぇと

花京院

…………………………

ジョセフ

二人共何を話していたんじゃ?

花京院

今日見せてくれた紙の話をしてくれたんですよ、コツとか色々

承太郎

ほう、アレか

マニッシュボーイ

……………………ちっ

凛々

(あいつ今舌打ちしたな?!)

凛々

見たか花京院……

花京院

あぁ……間違いはないみたいだ

凛々

きっとアレが分からなくてイラついてるんだろ………

ポルナレフ

なーにコソコソしてんの?

凛々

別になぁんにも?

花京院

学生のちょっとした雑談さ

承太郎

ほぉ……俺も混ぜてくれねぇのか

凛々

参加料100万だよ

承太郎

ぼったくりじゃあねーか……

花京院

ふふっ

ジョセフ

とりあえず救助隊を呼ぶことにした、それまでは飯を食ったりしてここでやり過ごすぞ

そして皆眠りについた

ジョセフ

ん……?ここは

ジョセフ

なんでわしら遊園地なんかでバカみたいに寝袋で寝とるんだ…?

ジョセフ

おや、花京院と凛々がおらんが

ポルナレフ

ッ!……こ、ここはッ!

ポルナレフ

承太郎ッ!ジョースターさんッ!気をつけろ、お、思い出した……ここは夢の中だ、恐ろしい悪夢の世界なんだ!

ジョセフ

なーんだ夢か……それじゃゴロゴロしよっと

ポルナレフ

俺と同じリアクションするなーッ!

ポルナレフ

ここは敵の術中なんだッ!そして恐らくだが……本体はあの赤ん坊かもしれねぇ

ポルナレフ

くそっ、凛々なら分かってたはずなんだが

ポルナレフ

そして目が覚めると記憶が無くなってるところも恐ろしい…

ジョセフ

…………

承太郎

…………

ポルナレフ

とにかく、花京院と凛々を探さねぇとッ!あいつなら何か分かってるはずだッ!あいつらも寝てるはずだからここに来てるはず!

そしてその後3人は髪が伸びたり鎖が伸びたり義手が大きくなったりし…原作通りだった

ポルナレフ

どうやって戦えばいいんだ……どうやって?!ここはなんでもありの世界なんだ!ルールや常識なんてない……奴の思いどおりに動かせる世界なんだッ!

ポルナレフ

いや……一つだけルールがあった

ポルナレフ

俺たちを……切り刻んで殺.すのは……

ポルナレフ

やつのスタンドが直接やるってことだな

デス・サーティーン

ラリホ〜!

承太郎

うおおおおおっ、スタープラチナッ!

ポルナレフ

まて承太郎ッ!幽波紋は持ち込めないんだッ!

だがスタープラチナが何故か出てきたが…

ポルナレフ

!……嘘だろ、スタープラチナがなんで…

スタープラチナ

……………………

スタープラチナ

オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ

スタープラチナは本体のはずのスタープラチナを思いっきり殴った

承太郎

うぐっ?!

その後のスタープラチナはおかしな動きをするばかりだ

デス・サーティーン

わははははははは〜ッ!俺は偽物だよ〜ん!

デス・サーティーン

この圧倒的な強さ、絶対的な恐怖、楽しいねぇ〜

デス・サーティーン

幽波紋とは精神の力だッ!夢とは無防備状態の精神ッ!その無防備の精神をデス・サーティーンは包み込んでしまっているからスタンドは出せないのさ

デス・サーティーン

もちろん、眠りに入る前にスタンドを出しておけば物や寝袋などと同じように夢の中に持ち込める

デス・サーティーン

だがこのデス・サーティーンが他のスタンドに出会うことはない

デス・サーティーン

そしてスタンドはスタンドでしか倒せないだから必ず勝つのはこの私というわけさ

デス・サーティーン

そして本体が赤ん坊なのが正解さ、だがお前ら全員倒されるから知っても意味ないんだがなッ!

デス・サーティーン

ふふふ……さて!

デス・サーティーン

それでは最後に「余裕ある勝利」と「ハッピーで爽やかな気分」を象徴した叫びを発させてもらおうかな〜〜〜〜〜ッ!

デス・サーティーン

ラリ〜〜……ホ

ガシッと何かがデス・サーティーンを掴んだ

ハイエ口ファントグリーン

ラリホ〜

デス・サーティーン

ほっ……なーんだ俺が作った偽物か

偽物かと思ったが、思いっきりデス・サーティーンの首を締めた

デス・サーティーン

ほ、本物のハイエ口ファントッ?!ばかな…こいつは本物の幽波紋ッ!俺の作った偽物じゃあねーッ!

ポルナレフ達は元通りになった

ポルナレフ

あっ!花京院はあそこだッ!

花京院はコーヒーカップに乗り、かっこよくキメてた

花京院

凛々が元々練習していたことを参考にして僕も幽波紋を持ち込めたんだ、気が付かなかったのかい?

凛々

ふー、間に合ったね

凛々

寝てる時は無防備になるだろ?だからいつ敵に襲われても気づけるように幽波紋を寝てる時でもだす練習をしてたんだよ

凛々

まさかここで活躍するとは思わなかったけどな

凛々

正直前回は俺1人だけだから勝つ可能性は低くてな…だから花京院に頼んだんだ

凛々

(花京院が嫌な目にあって欲しくなかったのと原作通りに進めようとしたらこうなった……ごめんなみんなッ!)

花京院

さあ……お仕置の時間だよベイビー

凛々

ぴゃッ……(尊死)

ポルナレフ

おいお前色々と大丈夫か

凛々

俺今日…命日

デス・サーティーン

ぐえっ、は、離せーッ!

ハイエ口ファントグリーン

やめろデス・サーティーン、完全にお前の背中の死角に入っている大鎌で切る事は出来ん!それ以上無駄な抵抗をすると…

ハイエ口ファントグリーン

いくらお前が赤ん坊でも本当に首をへし折るぞ……ッ!

凛々

……………

凛々

(赤ちゃんでも容赦しなくていいと思っちゃうのは俺だけ……かな)

そして空は急におかしくなっていく

ポルナレフ

おい、なんだ雲が!

ジョセフ

雲が……奇妙な動きで近づいてくる

花京院

妙な動きをするんじゃあないッ!デス・サーティーン!

承太郎

花京院ッ!ハイエ口ファントをやつの背中から離れさせろッ!!

デス・サーティーンは自分の胴体ごと切った

デス・サーティーン

ブッタ切れろーーーッ!!

花京院

なっ?!……ば、ばかな……自分の…胴体ごと切断するなんて…

ポルナレフ

花京院ーッ!

デス・サーティーン

ラリホ〜〜ッ!気づかなかったのか!俺のデス・サーティーンの胴体は実は空洞だったんだよ〜ん!おおバカヤローめ!

花京院

……なーんてね

凛々

(こ、声がいい…)

凛々

嘘つくなよ〜花京院

花京院

ふふ、ついね

ジョセフ

花京院大丈夫なのかッ!?

花京院

よく見てください、いつまでも背中に張り付いているほど僕のハイエ口ファントは呑気してません

ひも状にした胴体をデス・サーティーンの耳の中へ入らせていた

デス・サーティーン

ひいいぃぃウェアアアア入っていくゥウウウウーッ

花京院

誰にも聞いていないのか?僕のハイエ口ファントは紐状にできることをッ!内部を破裂されたくなければポルナレフと僕の傷を治してもらおうか

マニッシュボーイ

は、はい…………

凛々

(良かった、とりあえずこれで戦いは済んだな…)

花京院

さ、皆起きて!朝ですよ

花京院

ポルナレフ起きろ!朝食の準備も出来たぞッ!

花京院

ほら凛々も!

凛々

んん……やだ、まだ寝る…

花京院

………なら今から君に思いっきり腹をチョップして…

凛々

起きます起きます!!!

ポルナレフ

なんかイヤーな夢を見た気がするぜ……

ジョセフ

わしもじゃ、恐ろしい夢を見た気がする…

凛々

うぅ……あ、俺朝飯やっとくから

凛々

花京院は赤ちゃんのおしめをやっといてくれ

花京院

あぁ

花京院はマニッシュボーイの所へ行った

凛々

………

凛々

(もうこの旅も中盤だ…次はあの回)

凛々

(あれはどうしようか俺も悩んでる…アヴドゥル…)

凛々は自分の右腕に付けていたアヴドゥルのバンダナを見つめる

凛々

………………………………

そひて赤ちゃんの鳴き声のようななんとも言えない声が響いた

凛々

(あ、食わされたなあの赤ちゃん)

花京院

ちゃんちゃん♪

転生してしまったーッ!!

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

1,241

コメント

8

ユーザー

花京院ーーーーー

ユーザー

のび太って言っていいの?

ユーザー

原作の方のこの回、好きじゃなかった…花京院が信じてもらえなくて…赤ちゃん嫌いだった〜      ↑    花京院推し

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚