主
主
主
主
僕は家の近くの公園に来た
しばらく薄黄色の金糸雀色に染まった空を見て黄昏れていた
タスケテヨ!!
あれは何だったんだろう 僕はみんなに助けて欲しいの? いや だって僕はひとりにして欲しいんだろ? 頭の中が混乱する どっち? 僕はどっちをして欲しいの?
頃
頃
爽斗くん... 1日だけ たった1日会えなかっただけなのに こんなにも孤独を感じるのはどうして? こんなにも1日が長く感じるのは こんなにも爽斗くんを愛おしく感じるのは どうして? 今日は爽斗くんは休みだった 風邪になっているけど 多分違う 僕の第六感がそう告げている
頃
そう、いつも通りの 爽斗くんに出会う前の生活に戻るだけ また灰色の、 自分で染め上げた 黒色の醜い世界に戻るだけ 何も寂しくなんかな...い
頃
頃
頃
頃
頃
通り過ぎる人が 変な目で見てくるけど 僕にはどうでもよかった 脳内には爽斗くんでいっぱいに 埋め尽くされていた
公園の時計を見る 5:43 もうそんな時間か 早く帰らないと また殴られる 母さんの機嫌を損ねる 僕は 足に鉛でも着いたような ドロドロの沼にはまりそうな 今にも崩れ落ちそうな 重い 重い足で 歩き出す よろよろと 『帰りたくない』 『殴られる』 こんな感情が 邪魔して ちゃんと歩けない
公園で遊んでいた子供達が帰っていく 『またね』 『また遊ぼうね』と 幸せそうな声を聞いて 僕は心底羨ましい 憎いと思うほどに 『またね』 『また遊ぼうね』 なんて 僕にはもう言えないかな 明日絶対に仲がいいとは限らない 明日が必ず来るとは限らない 明日明るい未来が待ってることも 絶対ない
僕は突然 母さんの一言によって それは 打ち砕かれた たった一言で 1つの出来事で 突然変わってしまう
純粋に 『またね』 と言える日が来るだろうか 爽斗くんに言える日が
夕方 夕方 夕方 大事なことなので3回言いました
頃
頃ママ
そう言って母さんは 僕の前に立つ
頃ママ
頃
頃ママ
頃
頃ママ
頃ママ
頃
頃ママ
鈍い音が響く 耳がキーンとして 周りの音が聞こえない 視界も 霧がかかったように 霞んでいく
頃
頃ママ
頃
頃
頃ママ
頃ママ
夜夜夜夜夜夜夜夜夜 夜夜夜夜夜夜夜夜夜 夜夜夜夜夜夜夜夜夜 夜です
頃
目が覚めて 窓を見ると 深い闇に包まれていた
頃
頃
体中が痛い 僕は叫びたいのを我慢した 母さんを起こしたらまた殴られる 僕は感覚もおろそかになった 体を動かして自分の部屋に戻る
頃
やっと僕の部屋に着いた 階段はキツかった 1段1段に手こずっていたら 結局40分も経ってしまった
頃
頃
頃
服をめくると 僕の体は痣だらけになって 体中が青紫色になっていた
頃
ナス 自分でも意味がわからない例えだと思う でもそれが一番自分の状態に近かった 服にも血が滲んで 真っ白だった服は 赤の水玉模様みたいになっていた
頃
頃
李依視点 時間少し戻ります
どうしてみんなほっといてくれないの...
家に帰ったらまた殴られるかな
李依
瑠羽
李依
瑠羽
李依
瑠羽
李依
李依なんか無理して笑ってる気がする 顔が引きつってる でもそうゆうのは隠したいものですよね 僕は李依の手を握って引っ張った 今は李依の嘘に 騙されてあげます
瑠羽
李依
慈恵
奈々
慈恵
李依
奈々
慈恵
奈々
瑠羽
爽斗くん...会いたいよ
爽斗くんって誰なんだろう 俺達じゃ頼りになんないのかな やっぱり嫌われちゃったかな だから会話をする時も なんか顔少し引きつってたし 無理して笑ってる感じがした 脳内に浮かぶ 頃ちゃんの体の痣 頃ちゃんの今にも消えそうな顔 俺は寄り添ってあげたかった きっと体の痣は もっと増えてるのかな
瑠羽
李依
瑠羽
李依
李依
瑠羽
瑠羽
李依
瑠羽
李依
瑠羽
瑠羽
李依
主
主
主
主
主
主
主
コメント
8件
夜中にwww笑わせに来ないでwww 主(多分真顔で打ってる 私(なぜわかった
遅い時間にかたじけない、 フォロー失礼します!!!!!☆(ゝω・)vキャピ
続き気になります! 連載ブクマさせていただきます!