テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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未知者達の幻想来訪伝

第112話 - 森と乗り物と。

2024年08月23日

#意外なコラボ

#幻想入り

ゆう

魔理沙

さてと、全てはスピーディーに、
迅速にだ。

魔理沙

ゆっくりやってたら、
取り込まれるぞ。

魔理沙

まずは魔法の森に行こう、いいな？

マリオ

そうだね、赤ピクミンを助けよう。

ルイージ

僕のオバキュームもね。

魔理沙

よしっ、それぞれ目標があるな。

魔理沙

まず近場から行こう。
この辺に魔法の森がある。

魔理沙

そこから行くぞ。

マリオ

おっけー。

魔法の森

魔理沙

ふむ、この辺は明るいな……。

まだ闇の力が広まってないのか……
それとも……。

魔理沙

この辺は魔力があるからな。
そのせいかも。

魔理沙

しっかり着いてこいよ〜？

魔理沙

おっ。

成美

あっ、魔理沙達。

魔理沙

成子、丁度いい所に。

魔理沙

この辺で何か見たか？

成美

その事について今から
言おうとしてた。

魔理沙

そ、そうか……。

成美

まぁ、言うより見た方が早い。

こっち来て。

魔理沙

OK。

魔理沙

あれ、あいつらは？

キャタピー

セクトニア様が絶たれた今、僕らの
居場所も無くなってしまった。

イトマル

僕らはこれからどうすれば
いいんだろう……。

空も世界の滅亡みたいな色だし……。

バチュル

きっとここで死ぬ運命なんだな……。

アゴジムシ

このまま死ぬのを待つだけさ……。

魔理沙

お〜い、お前達。

アゴジムシ

げげっ、この人間は……。

キャタピー

あぁ、知ってるよ……。

基地の中でセクトニア様を
殺した奴だ。

バチュル

一体何の用なのさ………。

主が居なくなった僕らを
見て嘲笑いに来たの？

魔理沙

違う、お前達を安全な場所に
避難させるんだ。

バチュル

避難？
ふざけたこと言わなくていいよ。

イトマル

そうさ、どうせ僕らは弱小虫。

魔理沙

まぁまぁ、そう言わずに。
他の奴らも居るか？

アゴジムシ

ここから少し進んだ先に
他の虫ポケモンも居るぞ。

キャタピー

ただ、今はビークイン様が
実質的な僕らの主……。

簡単に説得するのは
難しいかもね。

魔理沙

構わないよ。

居場所を教えてくれれば
説得してくる。

バチュル

そうか、もし姫様を説得出来たら
お前の話、考えてやってもいいぞ。

魔理沙

よしっ、それじゃあ
探しに行くか。

魔理沙

さてと、この辺か……。

ミツハニー

姫様……一体どうするのさ……。

ビークイン

ミツハニー共！
何を戯言を……。

ビークイン

あ、奴は……。

魔理沙

どうも、久しぶりだな。

ビークイン

ふんっ、随分と呑気な人間ね……。

魔理沙

お前達にチャンスをやろう。
私達の避難所に来い。

ビークイン

はぁ、私達の主を倒した人間の
仲間になるとでも思ってるの？

魔理沙

まぁいいさ、着いてこないなら……。

魔理沙

魔法の森と共にお前達の
命も朽ち果てるがいいさ。

ビークイン

ぐぬぬぬ……。

魔理沙

ほら、どうすんだ？
考え直すなら今のうちだぞ？

ビークイン

ｯﾁ……仕方ない。
ミツハニー共！避難所に行くわよ！

魔理沙

よしっ、説得完了だな。
奴らの所に戻るぞ。

魔理沙

ただいま、連れてきたぞ。

ビークイン

貴方達！
死にたくなければ
仲間になりなさい！

キャタピー

び、ビークイン様がそんな事を
言うとは……。

バチュル

約束は約束だな。
避難所とやらに案内してくれ。

魔理沙

お易い御用だ。
あ、そうだ。

アゴジムシ

なんだ、まだ何かあるのか？

魔理沙

この辺で何か見たか？

アゴジムシ

そうだな〜、
森の奥が燃えてるのを見たぞ。

魔理沙

も、燃えてるだと……。
不穏な感じだな……急ぐぞ！

魔理沙

情報提供、ありがとうな。
お前達は先に避難所に送るぞ。

転送

本当に火事になっている

魔理沙

ま、マジかよ！？
本当に火事になってるぞ！！！

魔理沙

誰か！水か氷をくれ！

チルノ

氷ならあたいに任せろ！

氷柱を降らせる

魔理沙

よくやった。

ふぅ……これで燃えずには
済みそうだな……。

マリオ

でも、一体誰がこんな事を……?

成美

そういえば……前にも
ここが火事になったような……。

何か飛び出してきた！

魔理沙

おわっ！
なんだ！？

カジオコシ

ｳﾞｪｳﾞｪｳﾞｪ……。

魔理沙

奴の名はカジオコシ……。
奴が通った場所は火事になる……か。

魔理沙

あれ、でも奴が出した火は
すぐに鎮火するらしいぞ？

ルイージ

あれ、そうなんだ。

じゃあ放置してても
特に問題はなさそう？

オリマー

待て！
奴の背中を見てくれ！

魔理沙

うん？

オニヨンが付いている。

魔理沙

オニヨンが引っ付いてるぞ！？

オリマー

あれは赤ピクミンのオニヨンだ！
奴の背中に着いていたのか……。

魔理沙

どうする？

カメックス

俺に任せろ！

水を噴射！

カジオコシ

ｳﾞｪ~……。

萎んだ。

魔理沙

死んだ……のか？

カメックス

よしっ、倒せたな。

オリマー

早く救出してあげよう！

赤ピクミン

ふぃ〜……酷い目にあった。

オリマー

赤ピクミン、無事そうだな。

赤ピクミン

皆！助けてくれたんだね。
ありがとう。

マリオ

他の色も全部
なくなったみたいだね……。

魔理沙

そうみたいだな……。

なぁ、他の色が何処にいるか
わかるか？

赤ピクミン

青オニヨンなら……

高い所にある水場に落ちたのを
見たよ。

魔理沙

ふむ……そうなると
妖怪の山だろうな。

オリマー

氷ピクミンのオニヨンも
シェルターで待機中だぞ。

オリマー

早く合体した方がいい。

赤ピクミン

そうだね。
皆、ありがとう。

魔理沙

よしっ、行こう。
他に何かあるか？

成美

あの……。

魔理沙

ん？なんだ？

成美

もう少し奥に行けるかな……。

困ってる人が居る……
ような気がする。

魔理沙

よしっ、行ってみるか。

魔理沙

ここか？

魔理沙

おっ？
奴らは……。

ビードル

この空の色を見てよ……。

ケムッソ

もうそろそろ……
世界は滅ぶのかもしれない……。

魔理沙

お前達、久しぶりだな。
元気してたか？

ケムッソ

おおっと……君達……。

ビードル

確かに久しぶりだね……。

魔理沙

お前達が今言ってた通り。
もうすぐ世界は滅ぶ。

魔理沙

しかしそれを回避……というより、
逃げる方法ならある。

ビードル

本当に？

魔理沙

あぁ、もちろんだよ。
シェルターの中に行くんだ。

ケムッソ

そこなら……助かるの？

魔理沙

あぁ、もちろんだよ。
転送させてやるから。

ビードル

ありがとう……
なんとお礼を言ったらいいか………。

魔理沙

お礼なんていいよ。

それより、
お前達に聞きたいことがある。

ケムッソ

なになに？

僕達が
言える事ならなんでも言うよ〜。

魔理沙

この辺で人の声を聞いたか？

ビードル

もちろん、聞いたよ。
このすぐ近くで……まさにね。

ケムッソ

前に君達が調査したでしょ？

魔理沙

前に私達が調査した……
う〜ん、なんの事だ。

マリオ

もしかして……汽車のことかな？

ケムッソ

それだ。

魔理沙

あぁ、あの汽車の………。

魔理沙

しばらく会ってないが
あの車掌、元気してるだろうか？

魔理沙

久しぶりに会いに行ってみるか。

魔理沙

その前に、
お前達は先に避難してろ。

マリオ

そうだね、
色々と危険かもしれないからね。

ケムッソ

そうか……
じゃあ、先に避難してるよ。

魔理沙

おう、転送してやるから待ってな。

ビードル

ありがとう……
こんな虫の為に。

魔理沙

そんじゃ、転送しておくぞ。

転送

マリオ

車掌さんに会うのも……
久しぶりだね。

魔理沙

今回は紙のMが居ないが、大丈夫か？

マリオ

確かに……それもそうだね。

魔理沙

まぁ、大丈夫だろ。

魔理沙

うん？

キノピオ(車掌)

はぁ……困ったな。

魔理沙

お〜い！

キノピオ(車掌)

ん？
おっと、久しぶりですね。

キノピオ(車掌)

この間は
本当にお世話になりました………。

魔理沙

へへっ、いいんだよ。

魔理沙

それより、ここで何やってんだ？

キノピオ(車掌)

私は今再び、この
サンセットエクスプレスを
修理していたんです。

魔理沙

ほう、修理か。
それで？

キノピオ(車掌)

なんですがね………。

中にある重要パーツがどこかに
紛失してしまったようで……。

魔理沙

何っ！？
それじゃ操縦出来ないぞ！？

キノピオ(車掌)

そうなんですよ〜……。

魔理沙

分かった、私達が探してくる。
どの辺にあるか見当つくか？

キノピオ(車掌)

そうですね……。

全て近場に落ちていると
推測出来ます。

魔理沙

分かった、急いで
探してくるから待ってろ！

魔理沙

よしっ、お前達に頼みがある。

マリオ

なにかな？

ルイージ

は〜い。

成美

なになに〜？

魔理沙

汽車の為のパーツを探してくれ。
私はこの辺を探す。

魔理沙

M、お前は向こうの方を頼む。

オリマーはここから
東側、頼めるか？

マリオ

承知！

オリマー

任せてくれ！

魔理沙

よしっ、見つけたら
戻ってきてくれ。

解散！

魔理沙

さてと、経験上意外と
身近にあったり………。

何かを発見した。

魔理沙

おっ、見つけた見つけた。
やっぱり近くにあったな。

魔理沙

後は他の奴の到着を待とう。

数分後。

マリオ

おまたせ〜！
見つけたよ！

オリマー

こちらも完了だ。

魔理沙

よしっ、よくやった。

恐らくそれが車掌が
探していた部品だろう。

魔理沙

皆！急いで戻るぞ！

魔理沙

パーツ、拾ってきたぞ。
これで全部か？

キノピオ(車掌)

はい！それです！
ありがとうございます！

キノピオ(車掌)

それでは、操縦しますよ！
皆さん！乗車してください！

魔理沙

あぁ、分かったぜ。

他の奴はシェルターに
乗せてて大丈夫か？

マリオ

大丈夫そうだね。

汽車だし、
少ない人数の方が良さそう。

車内

キノピオ(車掌)

今回は本当に
ありがとうございます……。

魔理沙

いやいや、いいんだよ。

キノピオ(車掌)

私も貴方達と同伴します！
一緒に脱出を目指しましょう！

魔理沙

そうだ、他に乗客はいるか？
挨拶しておきたい。

キノピオ(車掌)

あぁ、後ろにいますよ。

キノピオ(車掌)

そうだ、乗客と言えば………。

この汽車には
別の生物が乗っています。

魔理沙

どういうことだ？

キノピオ(車掌)

恐らく……。

誰かに飛ばされた際に
ここに乗ったんでしょう。

キノピオ(車掌)

しばらくの間、後ろにいる方々と
お話でもしてはいかがでしょうか。

魔理沙

そうだな。

魔理沙

お〜い。

リーフィア

あれっ、皆……来たの？

魔理沙

おっと、お前は……確か……。

カメックス

リーフィア、ここに居たんだな。

グレイシアがシェルターで
待ってるぞ？

リーフィア

グレちゃん……。

そっか、貴方達が
助けてくれたの……。

魔理沙

あぁ、そうだ。

リーフィア

なら……私もシェルターに
転送してくれるかな？

リーフィア

私……電車酔いとかあるからさ……。

魔理沙

そうだな、
シェルター内で再会するといい。

魔理沙

その前に……
この辺で何か見たものでもあるか？

リーフィア

う〜ん、山の方で
シャワーちゃんの声を聞いたよ？

魔理沙

そうか、わかった。
それじゃあ、転送しておく。

リーフィア

うんっ、ありがとう……。

転送

魔理沙

おっ、奴らは……。

クリボー(ペーパー)

げげっ！人間共だ！

マリオ

君達……ここに居たんだね。

ノコノコ(ペーパー)

何の用……?

悪いけど……
戦う気力なんか無いよ……。

ソンブレロヘイホー

僕の感情は……。
今やネイビーなのさ……。

ガボン(ペーパー)

はぁ……。

主を失うってのは
こんなに辛い事なんだな……。

プー(ペーパー)

俺達のボスは人間に絶たれた。

プー(ペーパー)

それから俺達は
行くあてがないんだよ。

ノコノコ(ペーパー)

だけどあの車掌さんは
凄く優しい人だった。

ソンブレロヘイホー

敵である僕達をこの汽車の中に
避難させてくれたんだ。

ガボン(ペーパー)

本当に、あの車掌の優しさは
紙を超えて神レベルだったな。

プー(ペーパー)

だが……
俺らのボスであるクッパ様は……。

ガボン(ペーパー)

きっと、紫にいいように
使われていただけなんだ……。

魔理沙

ほう？

ノコノコ(ペーパー)

僕達の世界のクッパ様もね……。

かつて、僕達の世界のマリオと
協力したことがあるんだよ。

クリボー(ペーパー)

あぁ、そんな日もあったな。
オリガミの祭りとかどうとかって。

魔理沙

そう考えると。
紙のMも、普通のMも。

魔理沙

クッパと仲良しなのかもしれんな。

魔理沙

そうだ、行くあてがないなら
シェルターに居るか？

魔理沙

シェルターなら相当広いし、

お前達が増えた所で
なんら問題ないさ。

プー(ペーパー)

そうか……。

クリボー(ペーパー)

主が居なくなった今、
オイラ達に拒否権は無いな。

ノコノコ(ペーパー)

仲間にならせてもらうよ。

魔理沙

それじゃ、転送するぞ〜。

転送

魔理沙

さてと、そろそろ
車掌の所に戻るか。

マリオ

そうだね。

操縦席

キノピオ(車掌)

さてと、
なるべく急いだ方がいいかな。

魔理沙

お〜い。

キノピオ(車掌)

あっ、おかえりなさい。
乗客の皆さんと話してきましたか？

魔理沙

あぁ。

キノピオ(車掌)

何となく、敵でも
可哀想だったので……。

キノピオ(車掌)

彼らは主を失ってから
戦意を失っていましたからね。

魔理沙

そうだったな。

ルイージ

あっ！
皆！待って！

魔理沙

うん？
どうした？

ルイージ

窓から恐ろしいものが見えるよ……。

魔理沙

ま、まさか……。

ルイージ

急いで！
急がないと爆発に巻き込まれる！

魔理沙

そうだな！
私に操縦させてくれ！

キノピオ(車掌)

わ、分かりました！！

魔理沙

急ぐぞ！
この際スピードなんて関係ねぇ！

猛スピードで走り出した。

マリオ

うわぁ……酔いそうだ……。

魔理沙

すまない……少し我慢してくれ！

ルイージ

そうだね……。
文句を言ってる場合じゃないね……。

魔理沙

まずいな……間に合うか
間に合わないか怪しいぞ……。

魔理沙

とりあえず！！
私は全力で進むのみだ！！

全てのブーストを解き放った。

魔理沙

うわぁ〜〜！！
落ちるぞ〜〜！！！

魔理沙

皆！急いで飛び降りろ！

魔理沙

ふぅ……危なかったな……。

キノピオ(車掌)

あぁ……
私のサンセットエクスプレスが……。

魔理沙

無事だっただけマシだと思え……。

キノピオ(車掌)

それもそうですね……。

もしかしたら……
黒幕を倒せば戻ってくるかも……。

成美

魔法の森が……。
無くなっちゃった……。

魔理沙

大丈夫だ……。
きっと、黒幕を倒せば……戻る……。

そう信じてるんだ……。

魔理沙

成子、
お前もシェルターに避難してろ！

成美

……そうだね、わかった。

転送。

112話 END

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ゆう

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