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魔法少女の狂気

第10話 - 第9話愉悦の魔法少女

2025年11月26日

#参加型

#創作

#魔法少女

夜沢のりら

心

…ねぇ

心

あんたの言ってた｢キャンプの日｣に、私が何を願ったか知ってる？

心

そして、

心

…望菜を殺した犯人が誰かってことも

來夢

は？

來夢

殺した？

來夢

望菜は油断でやられたんじゃなかったの？

心

あれ

心

聞かなかった？

心

あの野菜頭から

來夢

…凛太郎のこと、随分酷い名前で呼ぶね

心

名前なんて覚える筋合いないよ

心

あの飴頭も、いっつもあんたらに付きまとってうざったいったらありゃしない…

心

…望菜のこと、教えてあげるよ

心

望菜は、

私が殺したんだよ

來夢

…

声が出ない。いつもモジモジしてばかりのこいつが、、、

そして、

いま、感じたことの無い狂気を感じる

だって、だって…

來夢

…人が死んだってぇのに、自分だけ笑ってるんだ？

？？？

…はぁ

？？？

参ったわね

？？？

この前少し幻覚が見えるようになったって言うから、見に来たらこのザマよ

？？？

玄関で倒れてるなんてね

？？？

明らかに異常だわ！

？？？

こいつ…こっちの由紀は｢時々何かと、知った顔のようなやつと戦う幻覚を見る｣って言うけど。

？？？

あんたはどう思うの？

月華

アリス、今回はまずいぞ…

？？？

雰囲気出してたのに

月華

それどころではない

月華

仕事関係の知り合いから連絡が来た

月華

｢この300番の平行世界から特定の4人がそれぞれの地球から消えている｣、と

？？？

…由紀の知り合いは、望菜、心、來夢、紅音、優の6人なのよね？

？？？

由紀の兄さんからの話じゃ、｢由紀の幻覚の中じゃ6人居て、今は望菜がなくなってる｣って話を聞いたけれど。

月華

…いい加減その真っ黒なマスク取ったらどうだ

アリス

反応が遅いわ、失格よ。

月華

…だから、そんなことを言うてる場合ではないとさっきから言っているだろう

月華

そういえば、さっき上部から連絡が入った

月華

｢何か不安定なデータを見つけたから、そこをいじくってみる？｣

月華

はぁ…

アリス

あんたのそういう(友のため尽力を尽くす)所、好きよ

月華

お前もな

少し遡る

凛太郎

望菜、もう少しだから！！

奥の物陰の方で…

心

怪物の子供ちゃん、(小声

心

今あの子を殺してくれたら、見逃してあげる

心

この言葉が分かれば、だけどね♪

…そうして望菜は襲われた。

望菜

…、！

望菜

(笑ってる…狂気も感じる)

望菜

(！！)

望菜

(まさか、他の地域の魔法少女達が続々死んで行ったのって…)

望菜

(間違いない)

望菜

(こいつは死を楽しんでる)

望菜

(人の死ぬ瞬間を見て楽しんでる)

望菜

(やらなきゃ…)

望菜

(今ここでやらなきゃ、僕の大好きな友達が…みんな死ぬ…)

望菜

(紅音ちゃんも來夢ちゃんも、凛太郎も凛人もみんな！)

望菜

…っぐぅぅ…っ、

望菜

(…やらなきゃって言ったけど…)

望菜

(殺したくない…)

望菜

(あの子も…僕の…)

力を振り絞って武器を投げたが、かすり傷しか付けられなかった。いや、

｢付けなかった｣のほうが正しいのかもしれない。

そうして、望菜は息絶えてしまった。息絶える前に見た光景は、ただただこちらを見て、不気味な笑みを浮かべている心しか、彼の瞳に映らなかった。

心

(…本当に)

心

(本当に綺麗)

心

(血が溢れ出るところ)

心

(自分の死をも恐れずに死を迎えるところ)

心

(全部、本当に全部綺麗で美しい)

心

(誰か見てるでしょ)

心

(どこから来たの？)

心

(別作品から？例えば怪異事件簿、アルファブ、それとも…未来？)

心

(わたしには敵わないよ)

心

(私は基本的になんでも見てるんだから)

心

(通知が来た時だってそうでしょ？)

心

あぁ、ここは回想だから何言ってもバレはしないか！

心

じゃあ遠慮なく言わせてもらうね

心

私はこの街の人のことも見てるし、あんたたちが見てる携帯、タブレット、パソコンからだって

心

…ふふっ、語りすぎちゃった♪

心

楽しくなっちゃったんだ、ごめんね〜♪

心

…とにかく

心

私はあなたたちを見てる

心

逃げることは出来ない

心

いつまでもね

來夢

幻覚はいいんだよｯ！！

心

だから幻覚じゃない

心

｢回想｣ね

心

あぁ！

心

｢読者｣や｢製作者｣に言いたいことは言ったし、私が何を願ったか教えてあげる

來夢

…(構え)

心

それはね …

心

本当にまっすぐ、これでもかという近距離で

心

人が血飛沫をあげて死ぬざまを見たかったからだよ。

來夢

…狂ってるよ

來夢

あんた…

心

あんたらが地味すぎるの間違いじゃなくて？

來夢

…(どうしようかな、この状況…)

來夢

(油断したら…)

來夢

あっ！！

心

敵の前で考え込むなんてバカだね

心

君は、本当にこれでもかというほど"美しく"逝かせてあげるね…♪

心

ら

心

む

心

ち

心

ゃ

心

ん

この作品はいかがでしたか？

3件

今回もめちゃくちゃ良かったよ！！！！おぉ…凄いとち狂ってて良いね！！！本当に素晴らしいと思うよ…！！！我々がフィクションと呼ぶ世界の中から我々がノンフィクションと呼ぶ世界を認識できて理解できるんだから… まぁ、今は一旦…來夢ちゃんの元に誰かが駆けつけるか○ぬか見ないとね… でも、いつかはウチの子と話し合って欲しいわぁ…(？) 次回も楽しみに待ってるね！！！！