テラーノベル
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⚠ATTENTION⚠
・実験施設、人外、能力者パロ ・腐向け要素なし ・センシティブなし ・なんでも許せる方向け
⚠️戦争賛美、政治的な意図、政治思想、思想的な主張は決してございませんのでご了承ください ⚠️史実とは一切関係ありません ⚠️史実ネタでもございません ⚠️すべて、私の妄想です
では、どうぞ⬇
夜が、ようやく明けようとしていた。
崩れ落ちた施設の残骸の向こうで、空が白み始めている。
誰も、すぐには言葉を発しなかった。
自由になったはずなのに。 足枷は外れたはずなのに。
アメリカ
最初に口を開いたのは、アメリカだった。
アメリカ
その問いは軽いようで、重かった。
行く場所がない。 帰る国も、家も、身分もない。
白ランクの日本が小さく辺りを見回す。 ドイツもイタリアも、状況を飲み込めていない顔をしていた。
赤ランクのロシアが腕を組む。 中国は静かに息を吐く。 イタ王、日帝は何も言わない。 イギリスは帽子のつばを下げ、フランスは視線を逸らした。
処分枠だった者たちも、残されるはずだった者たちも。
今はただ、同じ場所に立っている。
ナチスは少しだけ目を伏せた。
迷いは、あった。 だが、逃げなかった。
ナチ
視線が一斉に集まる。
ナチ
日本
小さく聞いたのは日本だった。
ナチスは眉を寄せる。
ナチ
管理でも命令でもない。 選択。
それが、この場にいる全員にとって、初めて与えられたものだった。
アメリカがふっと笑う。
アメリカ
ナチ
アメリカ
ナチ
けれど、その声はどこか柔らかい。
ソ連が静かに言う。
ソ連
誰も否定しなかった。
やがて歩き出す。 瓦礫の向こうへ。
朝日が差し込む。
その光は、白ランクにも赤ランクにも、黒ランクにも、等しく降り注いでいた。
マンションの前で立ち止まる。
古びた建物。 完璧でも豪華でもない。
ナチスは鍵を差し込み、扉を開けた。
狭い玄関。 無機質な廊下。 生活の匂い。
一人で住んでいた空間が、今はやけに小さく感じる。
誰もすぐには入らなかった。 それでも、逃げる者もいない。
ナチスは振り返らずに言った。
ナチ
一瞬の沈黙。
そして
アメリカ
小さな笑い声が零れた。
その笑いは、研究記録にも、実験報告にも残らない。
それでも確かに、そこにあった。
——もう、誰も番号で呼ばれない。
管理区画でも、処分対象でもない。
ただの存在として。 ただの『人間』として。
朝の光が、窓から差し込んでいた。
物語は、ここで終わる。
だが。
彼らの人生は、ここから新たに始まる。
Conclusion…
最後までご愛読頂き、ありがとうございました!
コメント
8件
完結おめでとうございます!✨ もうほんっとに大好きですッッッ!!!!! 最初から最後まで、素晴らしかったです…。 本当にハッピーエンドで良かったです😭💕 みんなナチの家で一緒に暮らしてシェアハウスするのかな………妄想が捗りますッ! できれば、続きが欲しいな…と思っておりますが、舞海様の都合もあるかと存じます…。 無理のない程度に、頑張って下さい!☺️ 改めて、完結おめでとうございます🎉✨
ぬぅあわぁぁぁマジで神でしたぁ…(泣)みんな幸せで良かったぁぁぁもうこのまま楽しくシャアハウスしててほしいですね!完結おめでとうございます🎉これからもたくさんの物語愛読させて頂きます!!
たっぶん初コメ失礼します。 『立入禁止区域』完結おめでとうございます。 舞海さんのストーリーや文章が好みです! あとこれ、終わりの様に見えても、第2期が出てきそうですね…! (と言うか書いてほしい…)