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リリエル
リリエル
時計をチラッと見ていると
現在深夜2時になるのを針は指している
そろそろ寝なければ明日に支障が…と、普通なら思うが
私は魔女だ。特にこれと言って寝ないからと言って不調は起きない
外は満月
リリエル
リリエル
リリエル
コツコツ…
セバスチャン
セバスチャン
セバスチャン
前に誰かいる
そう思って俺は目を凝らして廊下の先をじっと見つめた
すると前の方で影がユラユラと動くめているのが見える
セバスチャン
セバスチャン
???
???
異様に体が大きく、スタイルだけで言えば綺麗とも言えるが
その姿を見て自然と寒気と震えが止まらなくなる
仮面を付けた女は俺の方に歩み寄ってきた
セバスチャン
???
???
セバスチャン
セバスチャン
セバスチャン
いつもなら俺に何かあれが来るはずの頭のおかしい主人と言い張るガキも
ナイフを持っておっかない猫人間にそいつらを従わせる化け物の家主も
誰も来ない
このままでは死んでしまうと思いどうにか声を出そうにも出せない
喉が苦しくなる
何かされているはずなのに体に触れられずに俺は殺されてしまうのか?
嫌だ
嫌だ嫌だ
セバスチャン
涙が出てきて目の前の女を見ていると
フワッ
リリエル
セバスチャン
目の前にいつの間にか立っている背の低い少女のようなリリエル
彼女が俺を守るようにして立っていた
リリエル
リリエル
霧の魔女
〈魔法解除〉
周りの空気が元に戻り、私はセバスチャンを守っていた空間魔法を解除する
セバスチャン
リリエル
リリエル
霧の魔女
リリエル
リリエル
霧の魔女
霧の魔女
霧の魔女
そう言って周りに霧が生まれ
私とセバスチャンを包む
リリエル
リリエル
リリエル
リリエル
リリエル
リリエル
笑ってそう伝えるとモルトは私に近づき
霧の魔女
霧の魔女
リリエル
リリエル
リリエル
セバスチャン
霧の魔女
霧の魔女
霧の魔女
セバスチャン
リリエル
リリエル
リリエル
霧の魔女
霧の魔女
霧の魔女
そう言ってモルトの仮面の顔が怒りに変わる
だけど私が行くと言わないと分かり
扉を作って帰ろうとしていた
その時
セバスチャン
リリエル
霧の魔女
霧の魔女
セバスチャン
霧の魔女
霧の魔女
セバスチャン
霧の魔女
霧の魔女
霧の魔女
霧の魔女
セバスチャン
ガチャ…バタンッ
そうモルトの最後の言葉は
静かな廊下にはよく響いていた
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