テラーノベル
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あの日助けられなかった親友へ…(白水)
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僕は、たった1人の親友を置き去りにした。
その時は突然起こった。
ガタッ…
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ガタガタッ…!!!
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[地震速報] 震度7…震度7_ 皆さん、直ちに避難してください_
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僕は親友に手を引かれて外に向かった。
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ガラガラッ!!
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ブーッブーッ[スマホ]
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[津波警報_] 津波が迫っています__50m…_ 十分後に___…
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僕を見つめる彼の瞳は、 「決意は決まっているけど怖い」 「もう_諦めている。」 …そんな気がした。
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初めて二人で遊びに行った時に買った兎とダイヤモンドの形をしたキーホルダー。 それに…初兎ちゃんのスマホ…
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振り向かずに逃げた。
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僕は初兎ちゃんを置き去りにして逃げたんだ。
僕が避難所についた頃には、人が沢山居た。 泣き叫んでいる幼い子ども、 子供を亡くしたお母さん。
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ℋ .
ℋ .
僕が初兎ちゃんを殺したんだ。
コメント
3件
ちょっと、あの、サムネで🐇様の右目がないんですが……(( 描くの面倒臭かっただけです、特に深い意味はありません…😢
すごい、 親友(🐰裙)を無くして避難所で泣いてる💎裙の気持ちが伝わってくる 🐰裙も自分より親友を優先しててかっけぇなって思った...
私だったら傷ついてでも友達を連れて行くかな……