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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

その後、八郎さん達が私達に お詫びをしたいという事で、

八郎さん達のお店、 高天原というお店にやってきた

神楽

そうねぇ、ドンペリでも持ってきてもらおうかしら

神楽ちゃんは、ホストの人達を 存分にこき使っていた

そして、私は何故か 銀さんの膝の上に座っていた

葛葉

あ、あの、銀さん、?

坂田銀時

あー?なんだよ

葛葉

な、なんで、膝の上に、?

坂田銀時

そりゃあお前、厄介な虫が付いたらめんどくせぇからな

そう言い、銀さんは片腕で 私を銀さんの方へと寄せた

葛葉

、!?

志村新八

ハァ、早くくっつけよ

坂田銀時

なんか言ったかー?ぱっつあん

志村新八

いえ何も、にしても、
なんだか落ち着きませんね、

坂田銀時

ただ酒飲めるだけ感謝しようや

坂田銀時

お前らは飲むなよ、コロナミンCまでなら許してやる

そう言い、銀さんがグラスに 氷を入れた瞬間

八郎のかあちゃん

いーやぁ!触った!
この子私に触ったわ!!

八郎のかあちゃん

肘で胸触ったわ!
セクハラ!!
セクシャルハラスメント!

坂田銀時

おーいババアうるせぇよ!
セクハラはアンタの顔面だ!

お母さんは銀さんの腕を掴み

八郎のかあちゃん

ちょっと銀さん!
私達八郎を探しにきたんでしょ!?

八郎のかあちゃん

こんなところに八郎がいるっていうの!?

坂田銀時

まぁ落ち着けよ

志村新八

銀さん、

坂田銀時

あー?

新八君は銀さんと何か小声で話しているようだったが、 私には良く聞こえなかった

お母さんは、銀さんの腕から離れていた

その時

恭次郎

みなさん、お楽しみいただけていますか?

志村新八

!恭次郎さん

坂田銀時

野郎に酒注いでもらっても、なんだかねぇ

恭次郎

あはは、すみません
ホストクラブ故、こういう持てなししか出来ないもので

恭次郎

あっ、何かお食べになりますか?

坂田銀時

おっ、んじゃあこのキャビ、

銀さんがそう口を開くと

八郎のかあちゃん

あら大丈夫よ
ちゃんと家から持ってきたから

お母さんはお重箱を開け、 そこには

八郎のかあちゃん

ほら煮豆!歳の数だけ食べな

坂田銀時

何持ち込んでんの!?

坂田銀時

貧乏くせぇからやめてくんない?!

八郎のかあちゃん

そういう怒りっぽいとこも直るからこの豆は!

八郎のかあちゃん

そこの、派手なにいちゃんも!

恭次郎

えっ、あ、はい、

そう言い、恭次郎さんは新八君の 隣に座った

煮豆、見た目が苦手なんだよな、

坂田銀時

んぐ、葛葉?
食わねぇのか?

葛葉

あ、はい、
ちょっと苦手で、

八郎のかあちゃん

あら!好き嫌いはダメよ!

八郎のかあちゃん

ほら、食べさせてあげるから!

お母さんは箸で豆を掴み、 私の口に差し出した

坂田銀時

誰がババアのあーんで食べるかよ、

銀さんはお母さんの持っていた 箸を奪い、豆を私の口に差し出した

坂田銀時

ほら、食べさせてやるから食え

葛葉

は、はい、

坂田銀時

ん、あーん

葛葉

あ、あーん、

私は煮豆を咀嚼し、 飲み込んだ

坂田銀時

ん、偉い偉い

銀さんは私の頭を撫で、 そう微笑んだ

葛葉

あはは、なんだか照れます、

坂田銀時

んじゃあ、次は俺の番だ

銀さんは私に箸を持たせ

坂田銀時

食べさせて

葛葉

へ、!?

坂田銀時

いーから、ほら

銀さんは口を開けた

葛葉

わ、分かりました、

私は煮豆を箸で掴み、 銀さんの口に運ぼうとした瞬間

大きな音が、店中に響き渡った

葛葉

、?!

音のした方に視線を向けると

八郎さんが、テーブルにめり込み、血だらけで倒れていた

部下

兄貴!こいつが八郎です!

勝男

そうかぁ、ほなはよこっち連れてきて

勝男

店に迷惑かかる

勝男

いやーみなさんすんまへんなぁ、

勝男

気にせずにどうぞ、続けてください

そして、女性客は悲鳴をあげながら、店から出て行ってしまった

坂田銀時

新八、神楽、!

葛葉

わわっ、

私は銀さんと神楽ちゃん、新八君に庇われるように、テーブルの下に隠れた

勝男

あらら、みんないなくなってしもうた

勝男

すんまへん恭次郎はん、営業妨害で訴えんといてな

恭次郎

勝男さん、八郎を離してください、
嫌がらせはもうやめてください!

勝男

ちゃうねん、ちゃうねん
今日はあの件ちゃうねん恭次郎はん

勝男

わしもほんまはな、こないなことに粘りたくないねん

勝男

今うちのモンも産気づいとんねん
立ち会いたいねん出産に!

そう言い、勝男という男は 席に腰掛けた

勝男

ほんま、ガキの喧嘩に付き合っとる暇ないんやで

恭次郎

ガキの喧嘩、?

私達は席の裏側から、 こっそりと様子を見ていた

まとめると、 八郎さんが昼間、蹴り倒し、クビを告げた勘吉という人物は 勝男の遠い親戚ならしく そのけじめをつけにきたという

勝男

なぁ勘九郎君?

勘吉

は、はい!親戚の親戚の親戚です!

勝男

親戚一個足りひんやァ!!

勝男に蹴り飛ばされ、 勘吉は私達の前を顔からスライディングしていった

志村新八

銀さん、なんなんですか、連中、

坂田銀時

ありゃあ恐らく、ドブネズミ組の黒ゴマの勝男、

葛葉

ドブネズミ組、?

坂田銀時

歌舞伎町四天王の一人、泥水次郎長とこの若頭だ

坂田銀時

全く、厄介な奴らと何を揉めてやがる、

神楽

金ヨ金!

神楽

さっきドブネズミ組の奴らが言ってたアル

神楽

ドブネズミの連中、用心棒をやるから金払って言うネ

神楽

それを恭次郎が断ってから嫌がらせが始まったアル

葛葉

そんなことを、酷い、

坂田銀時

ったく、次から次へと手が掛かる息子だぜ、

坂田銀時

なぁ母ちゃんよ、

そう言い、振り返るが お母さんの姿は見つからなかった

坂田銀時

あれ、ババアは?

神楽

そういえば、さっきから見えないアル

葛葉

、もしかして、

私は恐る恐る勝男の方を見てみると

八郎のかあちゃん

ちょっとォォォ!!

八郎のかあちゃん

何してんのちょっとォ!!

八郎のかあちゃん

血だらけじゃない!!

勝男

なんやこのおばはん、

勝男に怒鳴っていた

八郎のかあちゃん

あの、ちょっとォォ!!

葛葉

っ、!

私と神楽ちゃん、新八君は お母さんを助けようと、立ちあがろうとしたが、銀さんに止められ

坂田銀時

、、、

葛葉

銀さんは、控え室を指差した

勝男

おばはん!良い加減にしぃや、

勝男

柿ピーの割合は、七三や!

勝男

世の中はな、全て七三で保ってるんや!

八郎のかあちゃん

七三ってそれ、柿ピーじゃなくてただ柿の種食いてぇだけだろうが!

八郎のかあちゃん

テメェは一生サルがに合戦でもよんでろ!!

勝男

アホかァ!七三は王合皮なんだよこのボケコラカス!!

八郎のかあちゃん

テメェは王合皮って言葉に酔ってるだけだろうが!!

勝男

上等や!今夜は柿ピーや!

八郎のかあちゃん

白黒はっきりつけてやるわ

部下

、、兄貴、俺たち何しにここに、

勝男

知るかボケ!

勝男は他のホストに視線を向け

勝男

何ぼさっとしとるんや、
はよ酒もってこんかい!!

そう言い、机を足でひっくり返した

その時

坂田銀時(ホスト)

すいませーん、今お持ちしまーす

コツン、コツンと 3人組が席へと近づいていく

志村新八(ホスト)

今宵はホストクラブ、高天原にようこそ

志村新八(ホスト)

当ホストクラブトップ4の

志村新八(ホスト)

新です

坂田銀時(ホスト)

銀でーす
just do it

神楽(ホスト)

楽だぜ
フゥー!

坂田銀時(ホスト)

そして、当ホストの
王子、

コツン、コツンと、 黒髪を靡かせながら、 席へと近づいていく

葛葉(ホスト)

こんばんは、今宵
お客様の主なお相手を務める

葛葉(ホスト)

葉(よう)です

数十分前

葛葉

む、む無理ですよ、!

葛葉

それに、王子ってなんですか、!?

坂田銀時

そりゃあお前、ナンバーワンよりちょっと上くらいの、あれだよ

神楽

葛葉は王子って雰囲気がするから丁度良いネ

葛葉

そ、それを言うなら、新八君の方が、

志村新八

いえ僕はそういう器じゃないので

葛葉

うぐっ、

坂田銀時

ほれ、諦めろ

坂田銀時

安心しろって、相手つっても、俺らの誰かがフォローするからよ

葛葉

、わかりました、できる限りやります、!

そして、今に至るのだが

恭次郎

なっ、

勝男

ほーぅ、まぁ葉ってやつ、隣座れ

勝男

本当は綺麗なねぇちゃんはべらしたいとこなんやけどな

葛葉(ホスト)

っ、、

坂田銀時(ホスト)

、、、

銀さんは私の耳元に寄り

坂田銀時(ホスト)

大丈夫だ、俺が近くにいる

葛葉(ホスト)

!、はい、

私は勝男の隣へと腰掛けた

勝男

にしてもアンタ、えらい女みたい顔をしてはるなぁ、

葛葉(ホスト)

ハハッ、よく言われます。

そして、神楽ちゃんは お母さんの腹を殴り、気絶させ

神楽(ホスト)

あららお客さん、もう潰れたちゃったの?フゥー!

勝男

いや、おばはんはまだ飲んで、

坂田銀時(ホスト)

おーい新
お客様をあちらで寝かせて、just do it

志村新八(ホスト)

おーけー、我が命に変えても

そう言い、新八君は お母さんを別の場所に寝かせた

勝男

なーんか偉いうざいやっちゃなぁ、

葛葉(ホスト)

まぁまぁ
これがうちの接客なんですよ

葛葉(ホスト)

許して、くれるかい?

私は上目遣いで、声のトーンを 下ろし、そう問う

勝男

!あ、あぁ、まぁそこまで言われちゃあな、

葛葉(ホスト)

ははっありがとう

私がそう微笑み、銀さん達の方を 見れば、

何故かみんな、顔が赤くなっていた

な、なんで、?

勝男

まぁ、恭次郎はん
話をもとにもど、

坂田銀時(ホスト)

ご注文は?

銀さんは勝男の目の前に現れた

勝男

、焼酎水割り
七対三

勝男

話をもど、

坂田銀時(ホスト)

焼酎三ですか?
水三ですか?

勝男

、、焼酎三で、

勝男

話を、

坂田銀時(ホスト)

焼酎三ですか?

勝男

、せやから焼酎三やて、

勝男

ほんとに、話

坂田銀時(ホスト)

焼酎さんですか?

勝男

焼酎さんちゃうわァァァ!!

勝男

焼酎スリーや!
水セブン!
オーケイ?

坂田銀時(ホスト)

オーケイ、我が命に変えても

勝男は急に立ち上がり

勝男

流行らへんてそれ!!

勝男

イラっとくるねんそれ!!

勝男は周りを見渡すと、 呆れた目が、彼に突き刺った

勝男

、話を元に戻すで

勝男

お宅の連れ、刺されたくないんやったら
大人しくワイらの要求飲めっちゅう話や

八郎さんが腹を殴られる

八郎

ッ、ゴホッ、ゲホッ、

勝男

悪い話では無いやろ?
お宅は甘いトークでバカな女どもを捕まえる

勝男

こっちはハードな強面でアホな男共を追っ払う、

勝男

七三で分けたろう言うてんねん

恭次郎

、、何回も言っているはずです

恭次郎が話している中、勝男は懐からタバコを取り出し、 口に咥える

神楽(ホスト)

葛葉、ここは私に任せるネ!

葛葉(ホスト)

神楽ちゃんは耳元でそう言うと 勝男のそばによった

そして、神楽ちゃんは火打石を 取り出し、勝男の顔のそばで 打った

勝男

いてぇよ!いてぇしうるさい!!

勝男

ライターないんなら、これ使い

勝男はライターを神楽ちゃんに差し出すと、神楽ちゃんは顔を渋りながら

神楽(ホスト)

!ごめん、プレゼントとか、重い

神楽(ホスト)

なんか付き合ってるみたいな、

勝男

お前にあげたちゃうっつうねん!

勝男

それで火付けて言うとんねん!

神楽(ホスト)

ほっ!

神楽ちゃんは、火打石でライターを潰した

勝男

ちげぇぇ!!何合体させとるんやァァ!!

勝男は潰れたライターを拾い

勝男

あーあ、これ高かったねんよ、

八郎

恭次郎さん!俺に構うな、奴らの言いなりになんか、なる必要ねぇ!!

八郎

泥水啜ってここまで足掻いて、

恭次郎

八郎、、

部下

黙れ!!

八郎

がはっ、!

八郎さんは顔を殴られるが、 それでも続ける

八郎

それでも俺たち、生きていこうって、この街で生きていこうって、

八郎

決めたんじゃないか!!

八郎

グアッ、!!

八郎さんは髪を掴まれ、 そのまま地面に倒れた

勝男

えぇ度胸や、この街で生きていくのがどれだけ辛いか、思い知らせてやるわ

勝男さんは八郎さんの手を 踏み躙り、刀を構えた

恭次郎

やめろ!!

勝男

けじめには、けじめ
それを思い知らせてやるわァァ!!

勝男が刀を振り下ろそうとした瞬間

葛葉(ホスト)

っ、!!

坂田銀時(ホスト)

なぁ、おい

勝男

!?

銀さんが勝男の手首を 止めていた

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