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中也

、、、、

中原は携帯の時計を眺めていた。

中也

国木田の奴遅いな、、

乱歩さん

今朝も言ったけどね、
僕たちが速すぎるだけだから

江戸川は呆れた様子で中原を見る。

太宰くん

、、あ、せんせ、あれ

中也

んー?

太宰が指さした先には、 何やら大量の荷物を 抱える国木田が見えた。

国木田さん

お前ら速いな

中也

いや待てよ

国木田さん

なんだ

国木田は本気で 分からないようだ

中也

それなんだよ

国木田さん

荷物だが?

中也

水族館だぞ?お前はその大荷物を
水族館に持っていくってのか??

国木田さん

通行人の迷惑にならない程度には絞ってある

中也

はぁ、、、

中原はどうやらもう完敗のようだ

太宰くん

わぁ、、!

水族館内は薄暗いが、 その分水槽の中を泳ぐ魚たちが 輝いて見えた。

鏡花ちゃん

お魚、

賢治くん

ちっちゃいですね!

中也

水族館なんて何年ぶりだろうなぁ

国木田さん

毎年修学旅行の
き添いで来ているだろうが

そう、中原は 毎年生徒たちの修学旅行の際に 体調不良を起こした時のために 毎年付き添いで着いてきているのだ

中也

あれは仕事だろ?プライベートでなきゃ
楽しめねえよ

乱歩さん

そういう今も、
修学旅行みたいなものだけどね

江戸川はグミを 口に頬張りながらそう言った

中也

それとこれは別だ

太宰くん

見て見てせんせー!
知らない魚がいるの、!

中也

おーどれだー?

太宰は随分と水族館を 楽しんでいるようだ。 心做しかお花が見える。

乱歩さん

、、あ、お菓子無くなっちゃった

乱歩さん

お土産屋さん行ってくる

中也

それお土産って言わねだろ、、

鏡花ちゃん

、私も行きたい

乱歩さん

いいよ〜

江戸川と泉の2人は、 お土産コーナーに向かった

賢治くん

あの、国木田先生!僕あっちに
行きたんですけど、いいですか?

国木田さん

む、

中也

いいぞいいぞ〜こっちは任せとけ

国木田さん

すまん

そうして宮沢と国木田は、 先に奥の深海魚コーナーへと 向かっていった。

中也

ジー

中原は魚、、ではなく 太宰を見つめていた。 今太宰を守れるのは 自分しか居ないからだ

中也

太宰、俺らも別のところ行ってみるか?

太宰くん

ううん、まだ

中也

、、そうか

太宰くん

、あっ、ごめんなさい、、
駄目なら、大丈夫

太宰は慌てて訂正する

中也

いやいいんだ、太宰の為に来たんだからな、
太宰の好きなようにすればいいナデナデ

そう言って中原は太宰の頭を撫でる。

太宰くん

、ほ、ほんと、、?

中也

おうニッ

その時、電話の着信音が 鳴り始めた

太宰くん

ビクッ

中也

あー、すまん太宰、俺だ

中也

ちょっと移動するぞ

太宰くん

うん、

中也

トコトコ

中也

もしもし

森さん

"やあ中也くん、水族館の方はどうだい?"

電話の着信音の正体は、 学校の化学教師の 森先生だった

中也

太宰も他の奴らも、
みんな楽しそうです

森さん

"それは良かったよ"

中原は携帯電話を片手に、 太宰と移動していた

太宰くん

トコトコ

太宰くん

ジー

太宰は中原の電話の内容が 気になるようで、じっと中原を 見つめていた

中也

〜〜〜〜〜〜、〜〜、

森さん

"〜〜?〜〜〜〜〜"

太宰くん

、、あっ

太宰はうっかり バッグの腕を通す部分に 付けていたストラップを 落としてしまった。

太宰くん

バッ(おださくっ、!)

太宰くん

ギュゥ

太宰は大事そうにストラップを 拾った

太宰くん

、、クルッ

太宰くん

、、あれ、、?

太宰くん

せんせ、、?

ストラップを拾い再び中原を 追おうとしたが 中原の姿が見当たらない

太宰くん

せんせ、?せんせっ、、?!

あまりに突然の事に、 混乱していた

太宰くん

せん、っせッヒュゥーッ

息も荒い、クラスの いじめ事件の時と同じだ

太宰くん

せ、ッヒュッ、んせッギュゥ

太宰はストラップを両手で握りながら 不安そうに中原を呼び続ける

段々中原呼ぶ気力もなってきた 太宰は、人混みの中しゃがんでしまう

太宰くん

ヒュッヒュゥーッゲホッ

太宰くん

、、バタッ…

酸欠により、太宰はその場で 静かに気を失った。

、、、、、

治くんは保健室登校らしいです

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コメント

17

ユーザー

文才力神すぎませんか?表現の仕方が凄い……

ユーザー

太宰さぁぁぁぁん!!!!私が迎えに行ってあげるぅぅぅぅぅぅ!!!!⤴︎ ⤴︎←変態です。

ユーザー

だざいさーーーーーーん!!中原先生早く!! 続き楽しみにしてます( *´꒳`* )

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